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ロイクラトンも終わって
また早いもので、11月も下旬になってしまいました。
前回、ブログを書いてからもう一か月以上も放置していたことになります。

この一か月間の間のハイライトと言うべきは、ロイクラトンでした。
今年のロイクラトンは、10月31日でしたが、会社の仕事として請け負ったスコータイ・ロイクラトンのツアーはそれより一週間早い10月23日からのものでした。
しかし、この仕事、自分でもがっかりするほどの失策の連続でした。

10月23日、ケチの付き始めは、バンコクから飛んでくる飛行機の遅れから始まりました。
スタッフも大人数の扱いに慣れておらず、スタッフが団子になってボーっとしてたり、おしゃべりしてたり。
スコータイでのイベントも、予定されていたプログラム通りには進行していないし、観光局に用意してもらうことになっていたクーポン券も人数分そろってなかった。
こちらの問題もあったけど、イベント主催者の対応にも随分と泣かされた。

ロイクラトンイベント
[遺跡のライトアップはされてて、にぎやかだけど、メインとなる見どころがない]

そして、その翌週、ロイクラトンの本番にもまたまたツアーを引率。
今回のイベントは間際になって、どんでん返しの連続で、バタバタしたのだけれど、当初、「今年は中止」と発表されていたライトアンドサウンド・ショーが急遽開催されることになった。
しかも、無料で入場できるとの発表。

先週はイベントに目玉がないと感じていたけれど、ライトアンドサウンド・ショーが開催されれば、それだけでスコータイまで出かけていく価値がある。
でも、気になるのは「無料」で開催されることだ。
無料で誰でも見られるが、見られる人数は限られているわけで、主催者に確認したら「開演の30分前には来た方が良い」という。
当然だろう。
で、その前々日に見に行かれた知人によれば、「19:30からのショーだけど、1時間前にはもう行列ができていた」という。

当日、これは2時間前には並ぶべきかもしれないと考えて、まだ西日で暑い最中に行列に並び始める。
既に行列の先頭から100メートルほど離れているだろうか、会場には800人収容できると言っていたから、この程度ならある程度良い席を確保できそうだと思った。
しかし、食べ物の屋台の前に並んでいるのは、辛かった。
火を使うので、日差し以外にも熱風を浴びることになる。

ライトアンドサウンドショーの行列
[ライトアンドサウンドショーの行列]

長いこと並び、18:45頃になって開場になったらしい。
既に私たちの後ろには長蛇の列ができている。
会場内にどんどんと人が入って行くのが見える。
しかし、列はちっとも動かない。
19:00になっても、列は20メートルと前に進まない。
20メートル進んだと言っても、列自体が前に進んだのではなく、途中で痺れを切らして列から離脱した人が出たからに他ならない。

19:15、入場が打ち切られた様子。
ちょっと入口の状況を見に行って見たら、愕然とした。
入口周辺には行列なんかは全然形成されていない。
ただの人だかりが幾重にも囲んでいるだけ。
しかも、誘導整理するスタッフもいない。
イベントのスタッフは、入り口を入った中に立っているだけ。

中にいるスタッフに声をかけて聞いてみると、「もう満員になったから、入場できないけど、今日は特別に21:30からもう1回上演するつもりだ」とのこと。
冗談じゃない。
またさらに2時間も待つなんて、しかも、こんな状況では2時間後だってまた入場できる確約はない。

それにしても、私はタイ人がほとほと分からなくなった。
列に並ばずに、割り込みと言うか、入り込む人がいるのは理解できる。
そして、タイの人たちは、割り込まれても「マイペンライ」で気にしてなさそうな人も多いのは知っている。
注意したりして、モメ事を何より嫌う性格の人たちだから。
でも、理解できないのは、2時間以上も並んでいて、入れないとわかっても、やっぱり「マイペンライ」の精神。
さらに、この期に及んでもまだじっと並んでいる人たち。

私は、マイペンライ精神をまだ会得していないので、悪あがきに終始しました。
そして、遺跡の壁によじ登って、チラリとだけでも見てやることにしました。
座ってなんかは見れませんし、立ちっぱなしも辛いのですが、少しは見れました。

ライトアンドサウンドショー

11月13日と14日にシラチャで旅行説明会が開催されるので、ついでにバンコクでも仕事をこなそうと11日からピサヌロークを離れる。

シラチャへの土産としてピンク色のソムオーを仕入れていく。
ピサヌローク駅の北側に来ている小型トラックの荷台で売っているもので、驚くくらい値段が高い。
一粒が120バーツという。
私がときどき食べるソムオーは白いものだけれども、一粒10バーツから20バーツ。
それでも、十分美味しい。
それが120バーツになるとどんなもんなんだろうか?
品種はタプティムサヤームというそうだ。

ソムオー

ピサヌロークのスタッフに聞いても、食べたことがないという。
ネットで調べてみるとバンコクのオートーコー市場で1000バーツで売られていたとか、高級デパートでは700バーツだったとかのブログがヒットする。
ますます好奇心が湧いてくる。
何日か通って、ちょっとだけ試食をさせてもらう。
タプティムサヤーム
[タプティムサヤーム これは100バーツ]

酸味も、ソムオー独特の苦みもなくて、上品な甘さと瑞々しさ。
確かに美味しい。
でも、なんか酸味や苦みと言ったソムオーらしさがないと、私の舌には物足りない感じ。
うーむ、もし自分で食べるんだったら、いつもの安いソムオーでイイかな。
でも、プレゼント用には、見た目もきれいだから、この高級品もありかもしれない。

ロイクラトンのツアー以来、体力が落ちている気がする。
身体がだるい。
それでも、休めないし、休日もない。
鍛えておかないと、なし崩しにダメになってしまいそうなので、夜明け前のジョギングだけは続ける。
このところ、乾季に入りジョギングのルートでカブトムシをよく見かける。
そして、なんと大きなカニも見つけた。
カニ
[道端で見かけたカニ]
大きなハサミを持った立派なカニが、舗装された道路を横歩きしている。
この辺りには、田んぼもあるから田んぼから這い出してきたのだろうか。
タイの人たちは、青パパイヤを使ったソムタムによくカニを入れる。
そのカニは淡水のカニだそうで、たぶんこんなカニを使っているんじゃないかと思う。
タイの人はソムタムが大好きだから、毎日たくさんのカニがすり鉢で青パパイヤと一緒に叩き潰され、唐辛子まみれになって食べられてるんだろう。
このカニもボヤボヤしているとソムタムになってしまうかもしれない。

11月7日、気分転換を兼ねて、出社前にナーン川沿いにあるナイトバザールで、朝だけ営業のベトナム朝食屋台へ立ち寄る。
格別に美味しいわけでもないけど、なんとなく異国情緒と言うか、雰囲気があって、気分転換にはもってこい。
カイカタと呼ばれる小さなアルミ製の両手鍋にソーセージや目玉焼き、そして甘辛く味付けされた豚ひき肉が入っている。
この豚ひき肉はミニバゲットにも挟んである。
ミニバケットと言っても焼き立てのフランスパンのようなパリパリ感はない。
なんとなく、コッペパンとフランスパンの中間みたいなパン。
ベトナム朝食
[ナーン川沿いのベトナム風朝食の屋台にて]
そして、アルミフィルタで落とすコーヒー。
練乳がたっぷり入っているので、コーヒーの香りもしないけど、なんとなくまだ行ったことのないベトナムで朝を迎えたような気分になれる。

11月8日、体力の限界を感じて、1日休みを取る。
休んで何をするか、朝から飲んでみたい。
朝酒
[ビール、タイ焼酎、ピーナッツ、しあわせ]
まずは、軽ーくビールを一本飲み乾して、飲みかけで少し残っていたタイの焼酎、ブラック・コックという銘柄も舐める。
つまみはピーナッツ。
先日ピンクのソムオーを売っている近くの乾物屋で1キロ、90バーツで買ったもの。
ソムオーを見ていたら、ピーナッツを炒る香ばしい香りがして、惹きつけられるように買ったものだけども、こうして食べてみるとやっぱり美味しい。
コンピニで10バーツくらいで売っている小袋のピーナッツと違って粒もそろって、断然美味しいし、それに安上がり。
目覚めの一杯を飲んで、今日は昼寝でもしようと思っていたのだけれど、酔いが回る前にメールやメッセージの着信が続く。それに対応しているうちに、お昼過ぎとなり、午後からはこの下宿部屋、壁が太陽光線に焼かれて室内がとても熱くなって、眠れたものではない。
窓辺
[部屋にただ一つの窓]
ベッドにも窓から強烈な太陽光線が差し込んでくる。
カーテンを閉めれば、熱気がこもるし、私のネコも日中ここで留守番しているときは、暑くて辛かったことだろう。
アルコールが少し回ってくると、ネコのことばかりが思い出される。

冷蔵庫の性能が悪くて、冷凍庫にやたらと霜が付く。
こんな暑い日の午後には冷蔵庫の霜取りでもすることにした。
冷蔵庫の電源を抜き、冷凍庫のモノを発泡スチロールの中に移し、小型扇風機で冷凍庫の中に風を送り込む。
冷蔵庫の霜
[冷蔵庫から落とした霜]
15分もすると、冷凍庫の壁面からよくもこんなにと思うほどの氷の板が剥がれ落ちてきた。
あんまり冷えない冷蔵庫なのに、どうしてこんなに分厚い氷の板を張り巡らせるのだろうか?
冷蔵庫から出てきた霜が凍った氷を洗面器に放り込み、そのまま室内に放置してみた。
これで少しは涼しくなるかと思ったけれど、この程度ではちっとも涼しくならなかった。

11月11日と12日の2日間はバンコクで勤務する。
バンコクでもミーティングやら書類の作成やらでバタバタとする。
でも、バンコクのアパートは、ピサヌロークと比べて居心地が良い。
部屋の扉を開けた時、ムッとするようなこともないし、風が通り抜けるので涼しい。
それと基本的に東向きの部屋なので、西日は当たらず、日の出の景色が楽しめる。
バンコクの朝焼け
[バンコクの朝焼け]
13日からはシラチャだけれど、シラチャの子供たちにプレゼントをしようとカブトムシを連れてきた。
バンコクもそうだろうけど、シラチャでもカブトムシを見たことのない子供たちがたくさんいるらしい。
なんでも、先日シラチャへカブトムシを一匹70バーツくらいで売りに来た業者があって、随分とたくさん売れたそうだ。
カブトムシ
[ピサヌロークにはたくさんいるカブトムシ]
シラチャではスタッフと夕食を共にした。
台湾小吃という食堂で食べたのだけれど、ずいぶんとたくさん食べた。
水餃子や小籠包、炒め物など、食べるだけでなく話もした。
日本語でこうして食事をしながら会話をするのは、随分と久しぶりな感じがする。
紹興酒もちょっと高かったけれど奮発した。
店の名前は台湾小吃だけれど、大陸の紹興酒しか置いてなかった。
タイには台湾の紹興酒を輸入している業者がないのだろうか?
シラチャで泊った宿も悪くなかった。
シラチャレジデンスと言った大通りから少し奥に入ったコンドミニアムで、部屋はきれいで大きく、広いバスルームにはバスタブまで付いてる。
もっとも、お風呂に浸かるのを楽しみにしてたけど、夜は紹興酒に酔って、バタンキューだったし、朝起きてお湯を張ったけど、あまり熱いお湯は出てこなかった。
で、カブトムシだけれども、カブトムシたちは、夜中の間に脱走していなくなっていた。
きっとシラチャの支店内のどこかに隠れているはずだろうけど、ちょっと探したくらいでは見つけられるものではない。
子供たちへのプレゼント、残念ながら中止と相成りました。

11月15日にピサヌロークへ戻った。
正直なところバテバテ。
夕食を作る気力もないので、下宿近くのペピロークというナーン川に浮かぶ食堂に入った。
ここはピサヌロークに来た当初によくネコを連れて食べに来たところ。
ここのソムタムのセットがお気に入り。
ソムタム
しかし、今日はほぼ満席の大盛況。
なんとか隅の方にテーブルを用意してもらう。
ネコの写真をテーブルに飾って、ビールを飲む。
ここはこのところ連日大盛況。
値段はピサヌロークとしては安くない部類なのに、以前と比べてすごく繁盛している。

翌朝、目が覚めたらもう夜が明けていた。
夜明けのジョギングをさぼってしまった。
シラチャでも走らなかったので、これで4日連続でのさぼり。

そして、その翌朝もまた、走れなかった。
走れなかっただけでなく、職場でも体調が思わしくなくて、午後から病院へ行くことにした。
「風邪の引き初めでしょう」ということで、やたらとたくさんの薬をもらう。
保険会社に伝票を回すからだろうか、いつも絶対に飲みきらないくらいの薬を処方される。
そして、飲みきらない薬が冷蔵庫にいっぱい入ったままになっている。
飲むのはタイレノールとノド飴くらい。

11月18日にはようやく体調も回復して、夜明けのジョギングを再開する。
走り始めてしばらくすると東の空がオレンジ色に染まり始めてくる。
夜明け
[ナーン川の向こう側から朝がやってくる]
ピサヌロークにいるとよく方向が分からなくなる。どっちが東で、北はどっちかなどあやふやになってしまう。
たぶんナーン川が市内を蛇行して流れているからだろう。
川の流れる方向が、南向きだったり、西向きだったり、はたまた北向きだったりするので、川が北から南へ流れていると思い込んでいる私は、東西南北が分からなくなってしまう。

ジョギングのあとは僧侶へのタンブン。
托鉢
[托鉢僧]

時刻はもう6時半。
すっかり夜が明けて、明るくなっている。

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10月も半分過ぎて
10月18日 日曜日

10月に入り、ツアーに同行することが多くなった。
先月はあちこち出張続きで、休みが取れずハードな毎日だった。
そして、今月もハード。
ツアーは主に週末に集中するので、週末は休めない。
平日はオフィス勤務をしているし、テレミーティングなどの資料を作るのも時間がかかる。
会って話せば簡単なことも、パワポを用意したり、ビデオを編集したり、世の中テレワークとか騒いでいるけど、効率悪い。
そんなわけで、もうずっと長いこと休みが取れていない。
この週末はバンコクで旅行の説明会を開催するので、バンコクに出てきている。
そして、明日からはまたピサヌロークで勤務。
特にこんどの週末はイベントのツアーがあるので、その準備も忙しい。

シーテープ遺跡
[月初にペッチャブーン県南部のシーテープ遺跡へ行った]

寝る時間も十分に取れないのに、考え事が多すぎて、よく眠れない。
睡眠不足で、またまた血圧も上がり気味。
いつも使っている血圧計の液晶表示が故障してしまって、表示されているはずの血圧数値が読み取れなくなってしまっているので、実際に血圧がどんな具合かわかっていなかったのだけれど、滞在許可更新のための健康チェックで血圧をクリニックで測ったら、下の数値が98を指していた。
ストレスなのかなぁ。
もともとストレスが溜まりやすい体質なのは自覚している。

このところ雨がよく降るようになった。
そろそろ雨期も終わりに近く、雨期の終わりの大雨や長雨は毎年のことである。
そして、朝のジョギングで道端にカブトムシを見かけることが多くなった。
すでに車に轢かれて潰されているものが多いが、ひっくり返って起き上がれずにもがいているものがいたら拾い上げて草むらへ放してやっている。
オスよりもメスの方が多くみられる。
そして、まだ小さいカブトムシばかり。
オスでも、発育不良なのか、角がチビてて、メスみたいに見えるものがいる。

カブトムシ
[ヒメカブトムシというもともと小さなカブトムシ]

ピサヌロークの下宿には、現在4匹のネコがいる。
先日までは犬も2匹いたが、相次いで死んでしまった。
4匹のうち、ボス格はウォッカというオスネコ。
1年前は私のネコのところへ甘い声出して、すり寄ってきていたネコである。
私のネコが死んでしまった後も、私の部屋へエサをもらいにやってくる。
このネコが数日前に、車にはねられて大けがをしてしまったようだ。
足を骨折したらしく、下宿のオーナーは治療費に2,500バーツもかかったとぼやいていた。

下宿のネコたち
[下宿の4匹中の3匹]

また、もう一匹若ネコがいる。
やはりオスで、名前があるはずだけれども、聞き漏らしているのか、忘れたのか、私はその名前を知らない。
去年だったか、下宿にケガをしているところを拾われた子猫で、車に轢かれたのか、尻尾がダメになっていた。
獣医のところで、尻尾を半分に切り詰められたが、今は元気にしている。
今年の1月の終わりだったかに、そろそろサカリがついたのか、私の部屋にもぐりこんで来て、私のネコに求愛したようなのだが、どうやら喧嘩になってしまったようだ。
そのころ私のネコは体力が落ちていたのか、うちのネコは大きくて、力も強いはずだったのに、若ネコに随分と毛をむしられてしまっていたようだ。

あとの2匹はまだ子猫である。
そのうちの一匹は、何か月か前、私の車のエンジンルームに潜んでいたところを救出したネコで、その後下宿で飼われて、今はもうすっかり我が物顔で、もう一匹の子猫と下宿内を遊びまわっている。

下宿は簡易宿泊所というかゲストハウスなので、人の出入りが激しい。
以前は外国人の旅行者も時々来ていたけれど、いまはタイ人ばっかり。
何か月も宿泊客がなかったけれど、最近はようやく満室になることもあるようだ。
そんな中に、先月くらいから西洋人女性二人が長期滞在を始めている。
近所の幼稚園だかなんかで英語を教えているらしい。
挨拶くらいしかしたことがないので、どんな人なのかはよくわからない。
毎朝8時前に日本の中古自転車で職場へ向かっているようだ。

ナムナーン国立公園
[雨の中、山の中を歩いたらヒルにたくさん吸い付かれてしまった]

Yahoo会員資格喪失のメールが何度か届いた。
長期間利用実績がないから、会員資格を抹消するということらしい。
こちらは会員登録したこと自体忘れているので、会員のパスワードなんて覚えていない。
今後とも利用するつもりはないし、毎日のようにうんざりするほど広告メールがYahoo会員宛で届くので、さっさと抹消してほしいと思っていたところだった。
しかし、とっくに抹消されているはずなのに、Yahooからの広告メールは依然と変わらず、送りつけられてくる。
配信停止するには、会員ページへのログインが必要と広告メールに書かれている。

メールでちょっと嬉しいメールもあった。
3月から9月に延期をしたヨーロッパ旅行。
結局は9月もコロナで行けず、そのまま中止となってしまい、航空券などは払い戻しをしたのだけれど、オランダからイギリスへ渡るフェリーだけは、「払い戻し不可」のチケットだったので、涙を呑んで諦めた。
コロナの特例で、日付の変更はできるようだったけれど、変更可能な日付は年内だけに限られていたようだし、しかも当初購入した時と比べて、運賃が大幅に高くなっており、変更にはその差額負担が求められるという。
もったいないけど、変更の権利を放棄してそのまま放置した。
それから1か月たって、一年間有効のキャッシュ・バウチャーがメールで届いた。
次回の予約の時に、このバウチャーを使って予約できるという。
1年後にヨーロッパ旅行ができるという保証も見込みもまるで立たないけれど、諦めていたチケット代が半分くらい戻ってきたような気もして、うれしかった。

10月15日は母の命日。
10月には毎年一時帰国して墓参りをしていたのだけれど、今年はかなわず。
代理として息子に先月のお彼岸過ぎに墓参りに行ってもらった。
そして、ネコの墓にも線香をあげてもらった。


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駆け回った一週間
2020年9月

今は9月も下旬の26日になってしまった。
今月は一度もブログを書けていない。
仕事が多い時も当然忙しいけど、仕事がうまく回っていないときは、空回りに巻き込まれて忙しい。

その空回りの中でも、特に中旬にチェンマイ、バンコク、チェンライと飛び回ったのは、体力的にもずいぶんきつかった。
飛び回った理由も、仕事の関係。
もう、去年からタイ北部の支店を見るように言われていたけれど、なんだかんだと理由を付けてピサヌロークに引きこもっていた。
ピサヌロークだって、人員補充がないまま私一人で回しているようなもので、これで他の支店を見るなんてことは、とてもではないができない。

しかし、この3か月で社内での人員整理・削減が進んで、もとどこもスタッフが半分以下になってしまった。
いつまでも逃げ回っていると、最終責任を押し付けられそうなので、なんとか苦境を乗り切るために腰を上げなくてはいけないのかと諦めることにした。

それでも、バンコクの人たちから見たら、チェンマイもチェンライも、飛行機で飛べば1時間ほどで到着できてしまうという感覚で、ましてこれら2都市と地理的に近いピサヌロークなら、どこでもすぐ行けるだろうというイメージらしい。
でも、ピサヌロークからは飛行機だって飛んでないし、鉄道やバスでは移動だけで1日仕事。
車だって、山道を延々と走らなくてはならない。
正直なところ、タイの交通機関はバンコクを中心に放射線状でしか発達していないので、地理的に近くても、実際にはとても遠いのである。

9月11日、午前4時にチェンマイ行きの急行に乗る。
当然まだ真っ暗な時刻。
寝台車で寝ていきたいくらいだけど、ここは経費節減でオンボロの座席車。
しかも、大昔の木造客車。

木造客車
[昭和30年代がここにはある]

先月も鈍行でチェンマイへ往復してきたけど、チェンマイまではバンコクへ向かうより、山の中を走るので景色が良い。
景色は良いけど、時間はかかる。
チェンマイまで8時間。
途中から、幼稚園の園児たちが乗り込んできて、クンターンという山の中の駅で降りていった。
遠足なんだろう。

クンターンへ遠足
[幼稚園の遠足]

チェンマイに到着して、駅前の客引きを無視して、駅前通りに出てソンテオに乗る。
先客2名、タイ人女性。
私と同じ急行で到着した模様。
ソンテオなので相乗りタクシー。
私の目的地はカドスアンケーオ、そこまで40バーツで行くという。
いまやソンテオの料金は最低30バーツからだそうだから、街の東から乗って、西までで40バーツというのは、ほぼ妥当な金額と思う。

しかし、先客の女性二人は、旧市街のお堀端手前で下車した。
下車する際に、ドライバーに60バーツを払ったら「ひとり60バーツだから、ふたりで120バーツ」と言われていた。
私より200メートル手前で乗ってるはずなのに、旧市街の手前で下車して120バーツは高すぎる。
私なら乗らないか、降りるときに抗議するだろう。
西洋人観光客も絶対に120バーツなど払わないと思う。
しかし、2人は、文句ひとつ言わずに、120バーツを払って下車していった。

カドスアンケーオで下車し、レモンツリーでランチにする。
豚ひき肉をイカ詰めてカレー煮にしたチューチープラームックヤッサイ。
これ好物であるが、先月来た時は食べてなかった。
ビールがほしくなるところだけど、午後からはチェンマイの支店での仕事が待っているので自重する。

レモンツリーのプラームックヤッサイ
[レモンツリーでランチ]

支店はニンマンヘイミン通りにあるけれど、この界隈は近年中国人観光客ににぎわっていた。
店の看板はタイ語や英語よりも中国語が目立ち、コンビニのキャンペーンまで中国語になっている始末。
しかし、新型コロナで外国からの観光客が途絶えて、営業していない店が多い。
コンビニは営業継続しているけれど、中国語の幟や張り紙がやたらとむなしく見える。
中国人観光客でにぎわっていたはずのカフェには、タイ人観光客が入って自撮り写真に夢中になっている。

5時過ぎまで支店で打ち合わせなどをしてチェンマイ駅へ戻る。
チェンマイはたった半日の滞在だったけれど、夕方6時のバンコク行き寝台特急に乗りたい。
そして、バンコクで週末を過ごしたいと思っている。
以前は、夜9時くらいまでバンコク行きの夜行列車があったものだが、いまは6時が最終になっている。
6時までに駅に向かうとなると、チェンマイ市内の渋滞が酷いということで、支店で車を出してもらう。
それでも駅に着いたのは出発の5分前。
ギリギリであった。

駅頭で車内で食べるための中華まんじゅうやカノムチープというシュウマイ、そしてトウモロコシを買い込んで、ホームへ急いだ。

サラパオ、カオポート、カノムチープ
[今夜の夕食]

この寝台特急は、数年前に中国から輸入した新型である。
とても長い編成になっているが、乗客はあまり多くないようだ。
後ろの方は、誰も乗っていない車両が続いている。
もともとチェンマイとバンコクを結ぶ夜行列車は、西洋人観光客に人気が高くて、いつも満席だったけれど、外国人が来なくなって、乗客も減ったのだろう。
それに運賃もちょっと高い。
バンコクまで2等で1,041バーツ。
たぶん格安航空会社のキャンペーン料金よりずっと高い。
こんなに利用者が少ないなら、短い編成にすればよいものを、この新型はエアコン用の電源車を付けた固定編成で、車両の切り離しを自由にできないのだろう。
以前の寝台車は、各車両にディーゼル発電機を載せてエアコンの電源も賄っていたので、列車を長くしたり、短くしたりも簡単だった。

私の指定された車両は、少ない利用者をまとめたのか、3割くらいの乗車率はあった。
新しい車両なので、キレイで、スマートな印象を受ける。
しかし、シートはクッションがあまり効いておらず硬い。
それと、背もたれも垂直で、あんまり座り心地は良くないようだ。
窓際には折り畳み式のテーブルがある。
さっそく、テーブルに先ほど買った食材を並べて夕食とする。

新型寝台車の座席
[新しいのでまだキレイ]

タイの列車に乗ると、食べ物などが入った籠を持って、車内を行き交う物売りが多いのだけれど、この列車には禁止されているのか、物売りは皆無。
しかも、長距離列車には食堂車が連結されていて、ボーイやウエイトレスが各席を回って料理の注文を受け、席まで届けてくれるサービスがあるが、だれも回ってこない。
回ってきたのは、検札係だけで、小さなペットボトル入りの飲料水も配られた。
食堂車も連結されているようなのだけれど、果たして営業しているのかも疑わしい。
車内清掃をする掃除府は乗り込んでいて、ときどきゴミ集めに来るが、もともとほとんど乗客が乗ってないので、ヒマを持て余しているようだ。

夜8時には寝台係がベッドを作りに来る。
通路を隔てて2段ベッドが並ぶ。
旧型の寝台車は通路に2段ベッドの上へ登るハシゴや荷物棚が並んで、通路が雑然とした印象だったけれど、新型の通路は出っ張っているものが何もなくて、すっきりしている。
そして、ベッドの枕元には読書灯があり、ちゃんと灯りがともる。
まだ故障していない。
そして、AC電源もある。
じゃまなのは、折り畳み式のテーブル。
窓際に折りたたんでもでっぱりはある。
ベッドに読書灯と電源
[マットの幅は、ベッドより狭い]

翌朝、ほぼ定刻にバンコクに到着。
眠ったような、よく眠れなかったような、なんだかフワフワした感じが残っている。
バンコクのアパートに着いたら、寝直しをしたい感じだ。
新型寝台車の外観
[バンコクに到着]

9月15日、定期健康診断を受ける。
ここ何年か毎年サミティベート病院で健診を受けていたけれど、今年はラマ9病院。
ラマ9病院もバンコクのアパートから比較的近いので便利。
何か月も前から、塩分の摂取を控え、炭水化物も控え、生野菜をバリバリたべるなどの高血圧対策をしてきて、5月ころには血圧もとても良い数字になっていたので、今年の検診ではもう血圧に関してお小言を言われなくて済むだろうと安心していた。
それが、先月くらいから、たぶんストレスによるものか、再び血圧が上昇し始めて、以前と同じレベルにまで戻ってしまった。
健診当日の朝もジョギングをし、シャワーもして、なるべくストレスになるような仕事のことを考えないようにして臨んだのだけれど、血圧計は94/140をデジタル表示した。
しかし、問診時の医師からは別に「血圧を下げる薬を飲むように」とか言われることもなく、「ちょっと男性としては体重が少なすぎますね」と言われただけであった。
身長は185cmで、体重は62kg。
他にコレステロールの数値などもあまりよくないと指摘された。
詳細な結果は2週間後に郵送されてくるそうだ。

ラマ9病院の食事補助券
[健診を受けたラマ9病院でもらった食事券、100バーツで食べれるものはなかった]

9月16日、昼までバンコクで仕事をして、夕方の飛行機でチェンライへ飛ぶ。
飛行機に乗るのは半年ぶりくらいかもしれない。
チェンライまで飛行機にしたのは、キャンペーンか何かで破格の金額で予約ができたから。
たったの280バーツ。

チェンライへの飛行機内
[飛行機の搭乗率は7割くらい]

チェンライでは時計塔から1キロほど歩いたところにある小さなホテルに泊まることにした。
かわいらしいホテルであったが、部屋の中はなんだか女の子の部屋みたいな飾りつけで、男一人ではなんだか落ち着かない。

フエンチャンティップホテル
[女の子向きの部屋]

夜はチェンライの時計塔の前で待ち合わせて、知人と食事をすることにした。
9年ぶりの再会ということになる。
チェンライの町も、前回来たのはいつのことだろうか?
まだチェンマイに住んでいたころだろうと思われるので、15年以上は過ぎている。
なんだか、そのあいだにずいぶんと装飾が派手な街になったように感じる。
時計塔も、ゴテゴテと飾りが付き、ライトアップされている。
その時計塔の上をツバメが集団飛行をしている。
ライトアップの光で照らされながら夜空を滑空する姿は、サーチライトに映しだされた敵戦闘機集団のようにも見える。

時計塔
[以前はこんなに派手な時計塔ではなかったと思う]

知人によると、外国人観光客が来なくなって、チェンライの店も大半が閉めてしまったとのことである。
なので、食事ができるところも限られているのだそうだ。
そんな中で、知人はイタリアンの店とか、いくつか営業している店を探しておいてくれたのだけれど、私たちはウィアンインホテルの近くにあるお粥屋に入って、ビールを飲みながら、これまでのことや、今のこと、仕事のことなどのよもやま話を2時間以上もしていた。


チェンライも新型コロナウイルスでとんでもなく不景気になっていることは、知人の話からもよくわかった。
もともと不景気なピサヌロークに籠っていると、世の中の変化から取り残されてしまいそうだ。

翌朝は、チェンライ支店でのお仕事。
実はチェンライ支店へ行くのは恥ずかしながら初めてであった。
支店の近くには昔家族で泊まったことがある韓国人経営のゲストハウスが残っていた。
しかし、ここも利用者が来なくなったということで、ゲストハウスの営業はしていないらしい。
見た感じでは、併設の韓国料理屋は営業を続けているように見える。

韓国ゲストハウス
[ここのオーナーは健在なのだろうか]

チェンライ支店で仕事は、打ち合わせと現状確認と今後の対策などで、このご時世、ほぼ売上ゼロになってている支店経営をどうやって軌道に乗せるか、負担が大きい。
血圧を押し上げているストレスは、ピサヌロークだけでも大きな原因となっているのに、チェンマイとチェンライまで加わったら、ほんとうに降圧剤を飲まなければ、危険な状態になってしまいそうだ。
特にチェンライは支店開設以来、ほとんど販売実績がない。
財務表すらないので、一つずつ確認して、この一年間の売上が、支店の前に掲示している看板に対するち「看板税」にも満たないことまで判明し、愕然とする。

昼までに仕事を切り上げて、バスターミナルへ向かう。
チェンライからはピサヌロークを経由して、タイ東北部へ向かう長距離バスが昼過ぎから夕方にかけて出発することを知っている。
しかし、バスターミナルへ行ったところ、以前ここからすべてのバスが発着していたけれど、現在は新しいバスターミナルができて県外へ行くバスはそこから発着しているとのこと。
歩いていくのは無理なくらい遠い場所らしい。

新しいバスターミナルまではソンテオが結んでいるそうなんだけれど、利用者が集まらないと出発しないという。
今すぐに行くのなら、60バーツだそうだ。
こちらは、あとはバスに乗るだけだし、バスの予約もしていないので、5分10分を急ぐこともない。
「相客が車で待つよ」と言ったのだが、実際には相客はなかなかやって来なかった。
新しいバスターミナルへ行く人は、どうしているのだろう。
地元の人は、だれかに送ってもらったりするから、乗り合いソンテオなんて利用しないのだろうか?
いいかげん、60バーツでもイイかなと思ったところで、相客が一人でて、運賃は30バーツとなる。

チェンライのバスターミナル
[新しいバスターミナル]

チェンライからピサヌローク方面へのバスを探したらば、ナコンチャイツアーという会社のバスで13:30発とちょうど良いものがあった。
しかし、窓口で切符を買おうとしたら、18:00までないという。
13:30発は運休だという。
他にもソンバットツアー社のバスで同じくらいの時間のバスが掲示されていたけれど、やっぱり運休だという。
でも、こちらは15:30発のバスなら走るというので、そのバスの切符を買う。

出発まで2時間以上。
街はずれのバスターミナルなので、近所を散策するようなところもないし、待合室にもエアコンが入っていない。
とりあえずは、まだ昼食を食べていなかったので、切符売り場の女性に美味しい食堂はないかと聞いて、紹介されたクイテイアオ屋に入る。
特別に美味しいということもないけど、まずいという店ではなかった。
店に入っている他の客たちは、肉を煮込んだようなスープのクイテイアオを食べていたけれど、私はクリアなスープで肉なしをたべた。

肉なしクイティアオ
[おすすめを受けたクイティアオ]

スーパークラスというのか、普通の一等バスよりも二割くらい運賃の高いバスであったけれど、二人掛けの座席が並ぶ普通のバスであった。
乗車率は三割程度と空席ばかり、なるほど運休するバスが多いのも道理だと思った。
全席指定ということになっていて、私も指定された席に座ったが、こんなに空席ばかりなのに、私の隣には如何にも田舎から出てきた農夫と言った感じの男性が座った。
どうして、こんなことになるのか理解できない。

以前、チェンマイに住んでいた時など、ソンバットツアーのバスはバンコクへの行き帰りによく利用していた。
車内でのサービスが良くて、乗り込むと茶菓子のサービスやドライブインでの食事のサービスがあったものだが、このバスは動き出しても飲料水しか配られない。
これは私にとってあんまり嬉しくないサービスだけど、エアコンだけはガンガンと効かせる。
乗っているお客が少ないから、車内はますます寒い。
なにもサービスをしてくれない女性のサービス係は、厚手のジャンパーを着こんでいる。

スーパークラスのバス
[タイのバスはとにかく寒い]

ピサヌロークまで450kmほどと思われるから、6時間半くらいで到着できるんじゃないかと思っていた。
しかも、このバスはタイ東北部、メコン川沿いのナコンパノムまで行く長距離便、ピサヌロークまでノンストップなのかなと思っていたのだけれど、なんと各駅停車。
ちょっとした町のバスターミナルをひとつひとつ立ち寄っていく。
しかし、トイレ休憩はない。
日が暮れて、そろそろ何か食べたいと思っても、ドライブインには立ち寄らない。
車内は寒いし、腹は減るし、みじめな気持ちになってくる。
他の乗客はもう眠り込んでいる。

ウータラディットを過ぎて、あと100kmほどでピサヌロークだと思ったところで、やっとドライブインに立ち寄った。
もうここまで来たらば、休憩などしないで早くピサヌロークへ向かってほしいと思ったくらいだけど、トイレに行けるのと、簡単な夜食を食べられるのはうれしかった。

ドライブインを出発して、しばらくしたらパンとクッキーが入った小箱が配られた。
なんで、今頃配るんだろう。
もっと早く配ってくれれば、ひもじい思いもしなかったのにと思う。

菓子パンの入った小箱
[はやく配ってほしかった]

ピサヌロークに到着したのは夜11時をとっくに過ぎてから。
やり残した仕事を今日中に処理するため、オフィスへ向かう。
ピサヌロークの新しいバスターミナルも町からとても遠いところにある。
バスターミナルからオフィスまではタクシーに乗る。
タクシーの運転手はあまりに客がなくて待ちくたびれたからか、車内で爆睡中だった。
窓を何度か叩いて、ようやく起き出した。

ちなみにピサヌロークでメーター・タクシーに乗るのは今回が初めて。
初乗りが40バーツ、市内までは80バーツほどだったので、以前に利用したことのあるバイクタクシーより安いようだ。

日付が変わる直前にオフィスへ入る。

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| 日常 | 01:59 PM | comments (0) | trackback (0) |
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