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6月第一週を駆け回る
6月に入っても、近隣のホテルに宿泊体験をしている。
6月3-4日でスコータイ歴史公園近くのタイタイスコータイ・リゾートという宿泊施設に滞在。

タイタイスコータイ・リゾート
[タイタイスコータイ・リゾートのレセプションにて]

4日朝早くにスコータイ歴史公園での用事もあったのでスコータイに宿をとったのだけれど、どうせ泊まるならプールのあるところと考えていた。
最初はル・チャーム・リゾートというところを候補に考えて、ネットで料金を睨んでいた。
しかし、日付が近づいたところでプロモーションの割引率が数パーセント下がってしまった。
これはなんだか損をしたような気になった。
そこで他の宿泊施設を調べてみたら、数日前より宿泊料金が下がっている施設があった。
それがタイタイスコータイだった。
もともとはタイタイスコータイ・ゲストハウスだったはずだけれど、知らないうちにタイタイスコータイ・リゾートに名前が変わっていた。
もともと評判の良い宿泊施設で、宿泊料も600バーツほどと手ごろ。
小さいながらプールもあるし、それに朝食も付いている。

部屋
[男一人で泊まるには恥ずかしいような部屋]

この宿泊施設、スタッフの対応がとても良かったのが印象的。
挨拶もしっかりできているし、接客に手抜きがない。
このレベルの宿泊施設としてはタイでは珍しいくらいだと思う。
清掃とかメンテナンスもまずまずしっかりできている。
もちろん、「ここを、こうしておけばいいのにな」と感じる部分はあちこちにあったけれど、それでも全体の印象から満足度は高い。

ネコの置物
[パブリックスペースにはネコの置物がたくさん]

チェックインしてから夕方までプールで過ごす。
プールは大きくはない。
長方形のプールで、長辺が10メートル。
先客は中国語を話す親子連れが1組。

プール
[プールもきれい]

このプールで泳ぐと言っても、水遊びくらいしかできなさそうだけれど、それでも数をこなして往復すれば、しっかり泳いだことになるだろうと、ひたすらプールを泳いで往復する。
何往復したかは記憶していないけれど、翌朝はちゃんと数えてプールを50往復した。

ここのプールはちょっと塩素が効いているようで、しょっぱい感じがするのと、目に染みる。
ゴーグルを着用しているのだけれど、何往復かしているとゴーグル内に水が溜まってきて、目が痛くなる。
このゴーグル、随分前に買ったものだけれど、去年あたりに右と左を結ぶゴムの部分が切れてしまい、先日バイクの古チューブを加工して補修したのだけれど、補修が不完全だったようだ。

プール
[プールで泳いだ後、髪の毛がゴワゴワになった]

夕方日没前にプールから上がり、ご飯を買いに出る。
チェックイン前にヤムプラードックフーというナマズのヤムを買っておいたので、できればご飯だけがほしいので、市場まで買いに出た。
ご飯だけは10バーツ也。

ヤムプラードックフー
[ヤムプラードックフーは30バーツ也]

翌朝の朝食は、アメリカンブレックファストとタイ式の粥をいただく。
ブッフェを期待していたけれど、ブッフェ対応するには宿泊客が少なすぎるようだ。
私がテーブルに着いた時刻が8時半。
既に食べ終わっているテーブルが一つと、まだ食事中のテーブルが一つだけだったから、昨晩の宿泊客は何組もいなかったことになる。
スタッフに聞いたところ、最近の稼働率は2割程度らしい。
このリゾートの周囲でも、売りに出ている宿泊施設があった。
コロナが終わればまた活況を取り戻せるかもしれないけど、それまで維持できないんだろう。

朝食
[朝食会場]

スコータイからピサヌロークに戻り、日没までオフィス。
いったん帰宅してから、こんどは夜10時過ぎのバンコク行バスに乗る。
先月まで、バンコクへのバスは一日二本に減便され、しかも乗車前日まで切符の予約ができないというとても不便な状態になっていたけれど、今月から3便に増え、予約も一週間前からできるようになったので、利便性がだいぶ改善された。

ヤーンヨンツアー
[バスの発着時刻]

増便はされたけど、乗客の数はあまり多くない。
二階建ての大型バスなのに、お客は10人くらいしか乗っていない。
運賃はバンコクまで300バーツ程度なので、これでは燃料代にもならないだろう。
しかし、乗車する立場からすると、隣の席も占有できて、好都合ではある。

バスの座席
[ソーシャルディスタンス]

バンコクのバスターミナルには午前4時前に到着。
降りたとたんにタクシーなのかバイタクなのかわからないけど、たくさんの客引きに取り囲まれる。
以前ならこの時間帯で上玉を容易に獲得できていただろうけど、今はバンコクに到着するバスが極端に減ってしまい、需給バランスが崩れて、お客の奪い合いとなっているようだ。

争奪戦
[なんだかインドを思い出した]

そんな光景を尻目に、市内バス乗り場へ向かう。
まだアパート方面へ向かう517番バスは運行していないだろうけど、フォーチュン交差点方向の136番なら24時間運行のはず、そこからタクシーに乗っても50バーツくらいと考えた。
出発ターミナルでトイレを借りて、市内バスの乗り場に到着したらちょうど136番が来ていて、幸先良し。
フォーチュン交差点手前の中国大使館前バス停で下車。
時刻は4時半になっている。
ここからタクシーに乗っても良いけど、この時刻ならアパート方向への137番バスの始発が来る時刻と考えたら、これも正解。
バス停で待つこと10分ほどでバスはやってきてくれたので、まだ薄暗い5時にはアパートへたどり着けた。

バンコクに来たところで、これと言って用事もないので、昼くらいまでベッドでひと眠りしようと思ったが、なかなか眠りつけない。
別に気分が高揚するようなことなどないし、夜行バスで疲れて眠たいはずなのに、どうにも眠れない。

眠りもしないで、ベッドに転がっているのも時間の無駄なので、バンコクでやっておくべき唯一ともいえる事を済ませることにした。
バンコクのオフィスへ書類を届けに行くこと。
オフィスまではバイクで往復。
行きがけに、ガソリンがほとんどないことに気が付き、オフィスとは反対方向になるがラムイントラ通りのガソリンスタンドに立ち寄る。
私の記憶では、アパートからオフィスへの道筋にあったガソリンスタンドは、みんな閉店していると思っていた。

届け物をして、アパートへ戻って朝食。
もう、あとは何もやることはない。
アパートの家賃を管理人に払わなくてはならないけど、管理人は昼頃まで出勤してこないだろう。
ということで、やっぱりベッドの上で転がっているしかないが、眠れはしないのに、身体がやたらに怠い。
いつも思うことだけれど、もう夜行バスなんかに乗って移動する歳ではないのだろう。

午後になって、管理人が来たのでアパート代を支払う。
アパート代は、部屋代とは別に光熱費や駐車場代も請求を受けている。
1か月に何日も滞在しないので、1日あたりにしたらホテルに泊まる方がずっと安くなるくらい。
なんども、バンコクのアパートを解約しようかと考えるが、解約すると、冷蔵庫や洗濯機、家具類をどうすべきか悩む。
ピサヌロークの下宿には狭くて入らないから、また部屋を探さなくてはならない。
それを考えると、面倒くさくなり、ついついそのままとなってしまう。
駐車場の契約だけでも解約すべきかとも思うが、車で来た時に止める場所がないのも不便に感じて、これもそのままになっている。

あぁ、そうだ。
もう何年もタイに住み続けるわけでもないから、いっそのことバンコクの家財道具もそろそろ処分するなど終活を開始する時期なのかもしれない。
なるべく、身軽になっておかなくては。

と、そんなことを考えるでもなく、部屋に閉じこもっていたら、ドアがノックされて管理人がやってきた。
「ソファーは要るのか」
と聞かれる。
ソファーとは、部屋のドアの横、エレベーターの正面に置きっぱなしにしているソファーのこと。
巨大なソファーで部屋のドアを通れず、そのまま置きっぱなしにしているのだけれど、それが邪魔だというのかと思ったが、そうではなかった。
「ソファーをほしいと言っている人が、タローは使うのか」
という。

このソファー、もともとほとんどバンコクにいないので、腰かけることはめったにない。
しかし、以前はネコがよくこのソファーでコウバコ組んでいたものだったし、私がこのソファーに座っていると、ネコもその近くにいて幸せそうにしていたので、思い出がある。
そこで、
「ときどき、座るよ」
と答えてしまったけれど、あとで考えれば、終活を進展させるチャンスだったかもしれない。
次回、バンコクへ来たらば、こちらから管理人に声をかけてみようかと思う。

翌6月6日、朝目を覚ましてジョギングに出る。
アパート前のソイを走るのだけれど、大通りの出口手前で巨大なニシキヘビを発見。
ニシキヘビは側溝の蓋にある穴に頭を突っ込んだ状態で、抜け出せなくなっていた。
ちょうど地下鉄駅の工事現場で、警備員が説明してくれたところによると、夜中2時くらいにヘビは頭を突っ込んでしまったらしい。
そして、すでにレスキューを呼んだけれど、まだ到着していないとのこと。

ニシキヘビ
[こんなところに頭を突っ込んで、、]

ジョギングを終えてから再び見に行くと、レスキューは到着したものの、まだ救出できずにいた。
この側溝の蓋を外さなければならないのだろうけど、蓋を外すための道具がないらしい。
ヘビもこんなところに、頭を突っ込んでいたら、ずいぶんと苦しいのだろう。
それにしても、アパート周辺は2年後には地下鉄も開通する予定と言うのに、まったくワイルドな環境が残っているものだ。

レスキュー隊
[レスキューもお手上げ]

「キャパニなれなかったカメラマン」の上下巻と「インパール従軍記」の合計3冊の本をIさんから借りっぱなしにしており、すでに読み終わっていたので、それを返却ついでに昼食を一緒にしようということになった。
バンコクではコロナ規制が厳しくて、テーブルに一人ずつしか着けないように聞いていたけれど、実際には人数制限などないらしい。
食事をしたのはサムヤーンにある北京餐館。
Iさんは辛い料理が食べられないし、私はスクンビット周辺で日本人に会いたくないことから、私の希望で中華小吃となった。
以前は何度も食べに来た店だったけれど、もう何年も利用していなかった。
サムヤーンの周辺も随分と再開発が進んで、以前とはずいぶんと雰囲気が変わってしまったけれど、この店は10年前から変わっていないみたいだ。
メニューの値段は少し上がっているようだけど。

サムヤーン
[対照的な風景]

餃子や小籠包、酢豚に炒醤面などを注文。
店の主人は酢豚を注文したら日本語で「ナスね」という。
何のことだろう、酢豚にナスのバージョンなんかがあるのだろうか。
主人にメニューで確認させたら、ナスの炒め煮を指さした。
どうも勘違いされてたようで、あらためて糖醋里脊(すぶた)を注文する。

中華の甘い点心から適当に注文したらば、リンゴを使った大学芋が出てきた。
リンゴなのでイモではないから大学リンゴということになるのかもしれないが、これはかなりの分量があった。
飴が歯にくっ付くので、歯の詰め物や被せものが取れてしまわないか心配になるほどだった。

北京餐館
[二人でたらふく食べて600バーツ]

食べすぎて、ピサヌロークへの帰りの夜行バスに乗る前に、夕食を食べる気にならなくなった。
その帰りのバスはバンコク発が夜8時半。
バスターミナルまで1時間半もあれば着くだろうと読んで、7時にアパートを出発する。
しかし、この読みは外れた。
まず、ViaBusというアプリでバスの運行状況をチェックするも、ターミナルまで直通する517番のバスは既に運行終了しているらしい。
然らばと、フォーチュン交差点前まで出て、136番に乗ろうと思ったが、これもなかなか来なくて、痺れを切らして地下鉄に乗り、カンペーンペット通りへ。
ここまで来たらばバスターミナル行きのバスなどいくらでもあると思ったけれど、やっぱりなかなか来なくて、もう時間的に危険になったのでタクシーに乗り込んでしまった。
乗り換えばかりしたので、アパートからバスターミナルまででちょっとお金を使ってしまった。

ピサヌロークへのバスも、ガラガラの状態。
こうして夜行バスの移動ばかりで睡眠不足だと、週明けからが思いやられるけど、このところ仕事らしい仕事がないので、また1週間ダラダラと過ごしてしまいそうだ。

バスの車内
[空席が目立つ]

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| 日常 | 02:53 PM | comments (0) | trackback (0) |

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