5月23日から30日まで、一週間もインペリアル・ピサヌロークに滞在した。
それもちょっと身分不相応ながら、スイートルーム。
二週間前に体験宿泊としてデラックスルームに一泊したのだけれど、そのときの宿泊料が700バーツほどだったのに対して、今回はスイートルームに7泊して3,300バーツほどなので、一泊当たりでは、今回の方がお得。
それに、一週間も宿泊するのだから、リビングのある部屋の方が良さそうに思った。
前回の滞在では、このホテルのプールはとても気に入ったのだけれど、期待していたお風呂がダメだった。
お風呂では熱いお湯が出ない。
タイではよくあることだけど、期待していたから落胆度も大きい。
今回スイートルームに部屋を取ったところで、お湯が出ないことに変わりはないだろうと、お風呂については期待しないでおくことにする。
スイートルームと言っても、このホテルの場合は特別に豪華な造りになっているわけではない。
通常のコネクティングルームの一部屋からベッドをなくして、簡単なソファーセットを置いたくらい。
もともと二部屋分の広さがあるわけだから、広いことは広い。
殺風景とも感じられる。
部屋は2階にあり、部屋の窓からの眺めは、向かいにある宴会場の建物の裏が正面に見えたりして、あまり眺めが良いとは言えない。
[リビング、広いことは広い]
一週間の滞在をする気になったのは、もともとはタオ島へ4月の後半に行こうと計画していたのが、タイのコロナ第三波で中止しなくてはならなくなり、一か月後には第三波も終息しているだろうと期待して5月に計画延期していた。
しかし、第三波は結局終息せず、タオ島行きが絶望となったので、せめてリゾートっぽいプールのあるインペリアルホテルに滞在しようとなったわけ。
[この景色だけならリゾートと同じ]
しかし、一週間もまるまる休みを取っていたわけではないので、出社日もあるけれど、ピサヌローク市内なのでホテルからでも通勤圏内。
下宿からホテルへは一週間分の生活用品の搬入もあるので車で行ったけれど、滞在中は車より自転車の方が便利そうなので、車を下宿に戻し、自転車を持ち込んだ。
これで自転車通勤や市場への買い出しも楽々となる。
[ベッドの寝心地は良かった]
自転車にして良かったことのひとつは、駐輪場の警備員がホテル敷地内を徘徊するネコを餌付けしており、そのおかげでネコを見つけることができたこと。
前回の滞在時も、夜中にネコが喧嘩をする声を聴いていたし、オフィスのスタッフがここのプールへ泳ぎに来た時に、ネコを見たと写真を送ってきたいたので、是非ともここのネコに会いたいと思っていた。
チェックインする際に係へネコの質問をしたけれど、係員はあんまり関心がないようで、「ホテルのネコではないけれど、この周辺に何匹もいついている」との答えしか得られなかったが、駐輪場の警備員のおかげでネコたちに会うことができた。
[ホテル周辺のネコ]
今回の滞在も、電気鍋を持ち込んで自炊生活を計画。
滞在が長いので炊飯器も調味料一式も持ち込んでいる。
それと手打ちうどんを作ろうと小麦粉と麺棒代用の塩ビパイプも持参。
手打ちうどんは先日から何度かトライしてきたが、いずれも腰が弱くて、今ひとつだったので、今回はリバイバルを目指している。
胡麻味噌うどんを作って食べようと、一週間前トップランドホテルに滞在した時に白ごまを炒ってある。
[ちゃんとスリコギも持参]
食材も持ち込みたいと思っていたけれど、部屋の冷蔵庫はとても小さくて、冷蔵保存をしなくてはならないものはダメみたいだ。
食材はその都度自転車に乗って市場へ買い出しに行くことにする。
市場はワットアランイクの通り沿いにローカルなのがある。
スーパーもビッグCというのが歩いて10分少々、国道を超えた向こう側にあるけれど、バンコクと比べると品ぞろえが悪い。
そして、ローカルな市場と比べると生鮮食品が高い。
[風呂場がキッチン]
ホテル周辺には食堂があまりないようだし、コンビニもない。
ホテルのレストランはもともと値段が高いから、食事場所としての選択肢にも入っていないけれど、現在は営業もしていない。
ホテルのレストランは営業していないけれど、ホテルの売り口前に模擬店を並べて、朝と夕方に近所の人向けに総菜などを売っている。
ホテルのスタッフから「日本料理もあるわよ」と勧められたけれど、日本風のモノは焼うどん風のヤキソバだけだった。
朝食にはカイカタと呼ばれるベトナム風のハムエッグなどがあった。
値段はそれほど高いわけでもないけど、安いと感じる価格ではなく、結局滞在中一度も利用することはなかった。
[カイカタもテイクアウトじゃただのハムエッグ]
滞在中はとにかくよく泳いだ。
椰子の木が囲むリゾート風のプールだけれど、日中は日差しが強すぎるためか、ほとんどだれも泳いでいない。
私は午前中にオフィスに顔を出していて、昼前に戻ってからは夕方までプールに入り浸っている。
1人でプールにいても別に面白いわけではないけれど、このプール端から端までの長さが約25メートルあるようなので、ひたすらプールを往復する。
往路の25メートルはクロールで、帰りの25メートルは平泳ぎと言った感じで、15往復したらプールサイドに揚がって、文庫本を読むというのを繰り返す。
だいたい、一日に50~75往復位したので2.5キロから3.75キロくらい泳いだことになるはず。
夕方まで勤務した日は、プールの利用が19時までなので、1キロくらいしか泳ぐ時間が取れなかった。
[昼過ぎはプールを独占できる]
このプール、夕方になると来場者が増えてくる。
どんな客層かと言うと大体次のようなタイプに分類できる。
・小さな子供連れ(片親が西洋人のケースも多い)
・若い女性のグループ(男性は写真係として参加していることもある)
どちらのタイプも、あんまり泳ぐこと自体を目的とはしていないようだ。
子供たちの水着はウェットスーツタイプが中心で、若い女性は露出度の高い水着が中心。
[夕方からは子供プール状態]
プールの営業時間は朝10時からなのがもったいない。
朝早く泳いでから出社したいくらいなんだけど、、、。
プールの代わりに、ホテルの隣にある市民公園で毎朝ジョギングをした。
ここのジョギングコースは走りやすい。
ふたつある池の周りを二周するのが日課となった。
ジョギングで書いた汗は、寝室側にあるシャワーで流す。
バスルームは寝室側とリビング側にそれぞれあり、寝室側にはバスタブがない。
そのかわりレインシャワーがあるので、シャワーだけの時には寝室側のシャワーが気持ち良い。
[レインシャワーとハンドシャワー両方ある]
このホテルのお風呂は熱いお湯が出ないのが不満なのだけれど、それでもお風呂はしたい。
ぬるいお湯では面白くないので、部屋に備え付けの電気ポットでお湯を沸かして、それをバスタブへ。
さらに持参の電気鍋でもお湯を沸かす。
バスタブのお湯が適温になるまでには、この作業を何度も繰り返さなくてはならない。
そして、長湯をしているとすぐ湯温が下がってしまうのが残念なところ。
[熱いお湯が出なかったことが残念]
ちなみに、滞在中は節電のため毎日昼前から午後三時過ぎまでエアコンが止まります。
部屋の窓も開かないし、扇風機もありませんが、この部屋には巨大な冷風機が置かれていました。
いちどスイッチを入れた事があるのですが、ものすごい音とともに、少しは冷たいかなと思うような風が吹き出しました。
しかし、風だけではなく、大量の水滴も撒き散らし、床に水たまりができてしまう程でした。
[巨大な冷風機]
一週間のホテル暮らし。
優雅ではなかったけど、それなりに満足。
背中を日焼けして、そろそろ皮が剥け始めるころ、下宿の部屋でポロポロ始まったら大変だ。
[荷物まとめて退室]