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トップランドホテル体験宿泊
5月21日 (金)
ピサヌローク市内のトップランドホテルに泊まる。
このホテルには以前にも仕事で宿泊したことがあるし、ブッフェのレストランなどはプライベートで何度も利用してきている。
ほんとうは、この日からしばらく休暇を取っており、先月コロナ感染拡大で断念したタオ島行きを再度計画していた。
前回までの例から考えて、だいたい一か月もすれば、コロナ感染も落ち着いてくるだろうと思っていたのだけれど、今回の第三波はちょっとシツコイようで、なかなか感染者数が減らない。
ピサヌロークなど地方は抑え込みができていて、どんどんと規制も解除されているけれど、バンコク周辺があんまり改善されていない。
タイの世の中はバンコク中心に回っているので、地方が平穏でもバンコクに問題があれば、移動自粛などなかなか解除してもらえない。

Topland Hotel
[トップランドホテル]

そんなわけで、せっかくの休暇も遊びに出られないので、近場のトップランドホテルへ避暑に出かけることにした。
午後3時前にホテルへチェックイン。
今回もオンラインサイトのAgodaで予約して、700バーツ程度の料金。
朝食は含まれていない。
ここでの滞在中は、プールで泳ぐこと、お風呂に入ること、気持ちの良い空調で涼むことが目的。

このホテルではお手頃価格のブッフェが気に入っていたのだけれど、ブッフェは先月くらいから提供していないことは知っているので、また電気鍋や食材を持ち込んでの自炊を計画。

しかし、当てが外れたのはプール。
なんとプールの営業を中止しているとのこと。
ここのプールも建物の4階にありながら、椰子の木が茂り、人口の岩の間から滝のように水が流れ落ちてくるようなリゾート感のあるプール。
実はまだ泳いだことがなかったので、是非泳いでみたいと思っていたので、とても残念。

ホテルのプール
[椰子の木に囲まれたトロピカルなプール]

プールへの扉は南京錠でロックされたチェーンが巻き付けられていた。
プール自体は、水も流れており、このロックさえ解除してくれたら泳げそうなのだけれど、これは経費節減目的ではなく、スタッフの人員不足が原因なのではないかと思える。

施錠されたプール
[施錠された扉の向こうではハトがプールで遊んでいる]

先日宿泊したインペリアルホテルでは、プールは利用できたけれど、ホテル内のエアコンは午後4時まで停止していた。
このトップランドは日中でもエアコンが止まることはなく、部屋の中は快適。
部屋は16階建ての建物の11階の部屋となっている。
部屋の窓からは、ピサヌロークの街の北側が見える。
こちら側にはワットヤイが眼下に見えて、また周辺に高い建物がないので見晴らしがよい。
バンコクと違って、ピサヌロークでは10階以上の建物がほとんどない。
私の下宿の部屋も3階だし、オフィスも2階、つまり普段から部屋の窓から眺望を得られる機会と言うのがほとんどない。
それに、大きな窓があるのも嬉しい。

11階の部屋
[11階の部屋でも眺望が効く]

古いホテルで、家具調度品もどっしりとはしているけれど、年季が入ってちょっとお疲れ気味。
それでも、掃除はしっかりしているようだったけれど、便器の横にゴキブリが一匹死んでいた。
たぶん、部屋の中に強力な殺虫剤を撒いた後、そのままにしていたのだろう。

ゴキブリの死骸
[便器の横でゴキブリが死んでいた]

部屋からの眺めや快適なエアコンで涼めるだけではなく、バスルームではふんだんに熱いお湯が出るのも嬉しい。
これもインペリアルホテルでは、経費節減目的なのかボイラーの火を入れてないようで、ぬるい湯がチョロチョロとしか出てこなかった。
この点でもトップランドに軍配が上がる。
さっそく、おおきなバスタブにたっぷりとお湯を張って入浴。
お湯の色も茶色くない。
バスタブも大きい。
プールが使えないので、午後の時間はたっぷりお風呂で過ごそうと、風呂につかりながら文庫本を読む。
そのうちに手の指先も汗をかき始め、文庫本のページがじっとりと湿っぽくなってくる。

大きなバスタブ
[湯量も多いのでバスタブに湯を張るのも容易]

十分満足したところで、風呂から上がってみるとメールがたくさん溜まっている。
私は休暇を取っているが、他のスタッフは仕事をしているので、メールが届くのは当然。
しかも、私は休暇を理由に本日行われたテレミーティングも欠席している。
テレミーティングだから、ホテルの部屋からでも参加できないわけではなかったけれど、内容が気乗りしないものだったこともあり、欠席通知を出しておいた。
が、届いたメールを見ると、ミーティングはどうも後味の悪い結果になっていたようで、スタッフのイライラが伝わってくるような内容だった。
メールでは埒があかず、結局スタッフと電話で話すことになったのだけれど、こちらは湯上りで、服も着ないまま。
簡単に電話で済ませるつもりが、長電話となってしまった。
延々と1時間以上も電話していたために、身体がすっかり冷えてしまった。
そして、窓の外はすっかり夕景色となっている。

夕景
[ワットヤイの仏塔がライトアップされている]

ホテルの2階にあるブッフェレストランは営業していないけれど、その代わりホテルの正面で模擬店を並べて、ブッフェで提供していたような料理を販売している。
Street Foodと名付けているのだけれど、値段から言うとStreet Foodと大差ないくらいの手ごろな価格になっているけれど、Street Food = 屋台料理と言うイメージからすると、なんかもったいない気もする。
高級食材などを使っているわけでもないけど、一応はホテルのレストランの提供している料理なのに、どうしてこんなネーミングにしたのだろうか。
お客さんがたくさん買いに来て、大繁盛とまでは行かないようだけれど、飲食部門のスタッフは総出で参加しているのようだ。

ストリートフード
[ホテル前でテイクアウトの料理を販売]

ホテルから外へ出て、ワットヤイへ行ってみる。
寺院東側のアタロット仏と中央のクメール風仏塔には照明が当たりライトアップされて、夜空に浮かび上がっている。
チンナラート仏は礼拝堂の扉が閉じられており、見学できない。
ここも以前は夜9時くらいまで拝観できていたと思うけれど、いまはライトアップされてもまるで参拝者を見かけない。
いや、それもそのはずで、どうもこのお寺の門は、7時には閉門してしまうようで、お寺の回廊を一周して、そろそろホテルへ戻ろうとしたらば、どこの門も閉められてしまっており、境内から外へ出るのに、駐車場側を大回りして歩かなければならなかった。

アタロット仏
[アタロット仏と仏塔のライトアップ]

<hr>

5月22日 (土)
夜明けとともに起き出す。
外はまだ暗い。
朝のジョギングに出かけようと思ったのだけれど、靴下を持ってくるのを忘れてしまっていた。
靴下なしでジョギングしたら、足にマメができそうだし、靴のサイズが合わず走りにくそう。
仕方ないので、ジョギングではなく散歩に出ることにした。

夜明け
[部屋からみた夜明けのピサヌローク]

ワットヤイ横の市場の前では、オレンジ色の袈裟を着た僧侶が托鉢していた。
市場の正面には托鉢用の食べ物セットや切り花などが売られており、そこでセットを買って喜捨をしている市民が並んでいる。
この僧侶たちは、すでに周辺をぐるりと回った帰りなのだろうか?
それとも、この市場の前で、喜捨に訪れる市民を待っているだけなのだろうか?
私がときどき買い物に行く南市場では、朝市の時間に托鉢僧が、定位置について喜捨を受けている。
ワットヤイ前からナーン川沿い川上方向へ歩く。
ピサヌローク名物クイティアオ・ホイカーの店もまだ店開きしていない。
クイティアオなどは朝食に丁度良さそうなので、朝早くから営業していても良さそうだけど、ここに並んでいるホイカーの店は、主に観光客向けだから、お昼前後しか営業しないみたいだ。

托鉢僧
[ワットヤイ横の市場にて]

ヨーディアホテル、ドラゴンリバーアベニューホテルと続き、ここで対岸へ渡る新しい橋をかけていた。
もう橋の方は八部方完成しているようなのだけれど、ここに橋を架ける必要性をあんまり感じられない。
ワットヤイ近くには国道のナレースワン橋があるし、橋のたもとは住宅街で、道は細く、交通量も少ない。
対岸もナレースワン廟があるくらい。

このナーン川沿いはジョギングコースにもなっているようで、歩いているとジョギングをしている人とすれ違ったり、追い抜かれたりする。
土手に沿って、整備された遊歩道も続いている。
途中で、白い猫に出会う。

白い猫
[ナーン川沿いの散策中に出会ったネコ]

この遊歩道はずっと続いているのかと思ったけれど、ワット ポーティヤーンというお寺までで、その先には柵があり、門は閉まってて、進めなくなっている。
ワット ポーティヤーンも大きなお寺で、川側に突き出した部分には棺桶のように物がたくさん並び、その棺桶には何やら願い事のようなものを書き込んだカラフルなステッカーがたくさん貼りつけてある。
これらが一体どんないわれを持っているのか、知りたいとは思うけれど、説明などなさそうだ。
それにタイ語で説明があったとしても、まず読んで理解することはできないだろう。
ステッカーに書き込まれた「願い事のようなもの」さえ、実際にはなんて書いてあるのか読めないのだから。

棺桶に願い事?
[色鮮やかなステッカーが貼られた棺桶]

ワット ポーティヤーンでは、托鉢を終えて、集まった食べ物を分別して、僧侶たちが朝食の支度していた。

僧侶の朝食
[托鉢で集めた食べ物を盛り付けて朝食]

川沿いの道はこの寺で行き止まりになっていたので、この寺の境内を突っ切って、裏口から外に出ようと思った。
このお寺、600年の仏像があるとのことで、それらしき仏像を見かけたけれど、黒い仏像で、目だけが白いので、ちょっと異様な印象を受けた。

で、裏口の門は閉ざされていたのだけれど、その門に続く塀は、昔の城壁をそのまま利用したもののようで、比較的簡単によじ登ることができた。
この古い城壁を乗り越えて、外へ出ようとしたのだけれど、飛び降りる際に、右腕を木の枝にぶつけてしまった。
ちょっと皮膚が裂けて、血が出てきた。
このところケガが多い。

寺院の裏口は住宅地で、静かな環境。
ホテルからまっすぐ北に延びる道路へ向かって歩いていたら、こんどは茶色い猫に出会った。
胸のあたりの毛が刈り取られており、たぶん獣医さんのところで、何らかの治療でも受けたのだろうとは思われるが、首輪はしていない。
そして、ちょっと撫でてやったら、あとを付いてきて離れない。
飼いネコではないのだろうか?

2匹目のネコ
[胸のあたりの毛を刈り取ったのがわかる]

住宅地を抜けると、官庁の出先機関が広々とした庭を持って並んでいる。
学校もある。
そして、ホテル方向へまっすぐ続くエカトサロット通りへ出た。
まっすぐな道は、街に迷うこともないのだけれど、歩いていてあんまりおもしろくない。
距離にして2.5キロほど、車の修理屋、美容院、食堂、雑貨屋とどれもあんまり繁盛していなさそうだけど、店は続いている。

こいのぼり
[散策途中で鯉のぼりを発見 今は5月だけと、猛暑の最中]

約2時間ほどの散歩をして、ホテルにもどり、また風呂にたっぷりお湯を入れて入浴する。
トップランドホテルの滞在は、プールに入ることができなかったのは残念だったけれど、暑い風呂に入れたし、部屋からの眺めも良かったので、それなりに満足できるものであった。

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| 日常 | 09:14 AM | comments (0) | trackback (0) |

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