5月8日から9日にかけて、ピサヌローク市内のインペリアルホテルに宿泊してきた。
以前はアマリン・ラグーン・ホテルと呼ばれていたホテルで、ピサヌロークのような内陸にあるのに、ラグーンとは変な名前を付けたものだと感じていた。
もともと知名度の高いホテルだったようだけど、私が初めてこのホテルのことを知ったのは、20年近く前、ラビットスクーターつながりで八王子に住むアチャオ氏がタイ旅行をしたときに、わざわざこのホテルに泊まるためにピサヌロークへ立ち寄られたと聞いた時だったと思う。
たしか秋篠宮殿下がご滞在になられたホテルであったらしい。
しかし、その時は町の中心部からも少し離れているし、特別豪華でもなさそうなので、大して気にも留めていなかった。
それからだいぶ時間も流れて、私がピサヌロークで仕事を始めてから、ピサヌロークで推薦できるホテルを調べていた時に、ホテルの内部を含めて見学させてもらった。
結論から言うと、ホテルのプールはリゾート感があってよかったけれど、ホテルの客室は古く、暗く、メンテナンスが今一つで、市内では同レベルとされるトップランドホテルと比べると、立地の面で大きく水をあけられている感じがした。
ここは大きなコンベンションホールなどがあり、客層は外国時観光客よりもタイ人のセミナー向けとの印象が強かった。
そんなインペリアルホテルだけれど、長引く新型コロナウイルスの影響で、大苦戦中らしく、大胆な値引き価格を提示し始めた。
一泊当たり700バーツを切る金額でネット販売している。
せっかくの機会なので、モノは試しとこの機会に体験宿泊してみることにした。
調べてみたら500バーツ台から予約できるようであったけれど、せっかく宿泊するのならシャワーだけの部屋ではなく、バスタブのある部屋に泊まって、ゆっくり熱いお風呂に入ってみたいと、プレミア・デラックスというタイプの部屋を抑えた。
料金は様々な特典や割引を組み合わせて650バーツ。
朝食は付けていない。
宿泊当日、車に水着や自炊用の電気鍋、パンなどを積み込んで出発。
ここの滞在中のお目当ては、暑い風呂への入浴以外に、リゾート風のプールで泳ぐこと、そして小豆を煮ること。
ホテルと小豆を煮るのと、何ら関係がなさそうだけれど、下宿の部屋でコトコトと長時間煮ると、部屋に湿気と熱が充満してしまうので、換気もできて、エアコンも効くホテルで小豆を煮たいと思っていた。
天気は青空で、太陽光線がやたらと強い。
気温も35度を越えていそうな、真夏全開。
[ホテルの入り口前]
ホテルのゲート前は、ちょっと凹凸のある白い壁で、なんとなく南ヨーロッパの雰囲気がある。
この手の演出はリゾート系のインペリアルホテルに共通しているのかもしれない。
滞在への期待が膨らんでくる。
チェックインに際して、電気の節約のためか、ロビーの照明を落としていて、とても暗く、営業していないのではないかと思ったほどだ。
特に外があまりに眩かったので、目が慣れずに余計に暗く感じたのかもしれない。
レセプションには女性スタッフが1名いて、簡単にチェックインの手続きを済ませてくれた。
割り振られた部屋番号は215号室。
やっぱり節電のために、午後4時まで館内ではエアコンを停めているそうだが、室内の照明やエレベーターは動いているとのこと。
まだ時刻は2時半で、4時までしばらく時間があるけれど、その間はプールで泳いでいればいいだけのこと。
しかし、時間節約のため小豆の下茹でをしておこうと思ったら、電気鍋の電源ケーブルを持ってくるのを忘れてしまった。
また、ノートパソコンのアダプタープラグを電源に差し込もうとしたら、コンセントがアース対応の3P仕様になっていない。
つまり古いタイプのコンセントしかない。
このホテルは一昨年、インペリアルホテルになる際に、リノベーションをしたということで、床なども簡易フローリングになったりしていたけれど、コンセントや洗面台回り、風呂などはそのまま手つかずだったようなのがちょっと残念。
[旧式の電源コンセントしかない]
しかし、電気鍋の電源ケーブルがないと小豆を茹でられないので、急遽下宿に取りに戻ることにする。
また、3Pプラグからの変換プラグをレセプションで借りようとしたが、レセプションには変換プラグの予備が無いようであった。
やっぱり外国からのお客が少ない証拠なのだろうか。
ホテルの入り口から続く長いアプローチには両脇にいろいろな種類の木が植えられている。
椰子の木もあれば、ホウガンノキもある。
しかし、見慣れない緑色の実を付けた木もある。
実の大きさは野球のボールくらい。
地面に落ちた身にはアリがたかっているので、果肉は甘いのかもしれない。
拾い上げて、レセプションの女性に、この実の名前を尋ねるが知らないとのこと。
でも食べられない実なのだそうだ。
食べられるような実だったら、彼女も実の名前を知っていたかもしれない。
[名前のわからない緑色の実]
電源ケーブルを取りに帰ったりしているうちに、さっきまであんなに晴れていたのに、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。
雨でも降ってきそうな感じ。
急いで小豆の下茹でを済ませてしまう。
[リゾート風の大きなプール]
さて、簡単に小豆を下茹でして、灰汁を抜いたので、プールでひと泳ぎしてくることにする。
海を含めてプールでも、泳ぐなんてことはこの一年間全くしていなかったような気がする。
新型コロナウイルスで海に何か行ってられなかったし、ネコが死んでしまって、一人でどこかへ出枯れようと言う気にもならなくなってしまっていた。
ネコと一緒にバンコクに住んでいた時は、しばしばプラチュアップキリカンやサッタヒープへ海水浴に出かけたものだった。
それと頸椎の手術をするまでは、毎週土曜日の午前中は泰日スタジアムの50メートルプールで2キロ近く泳いでいたものだ。
プールサイドのデッキチェアに着替えや文庫本を置こうとするより早くプールの係員がデッキチェアのマットを仕舞い、パラソルをたたみ始めてしまった。
「デッキチェアを使いたいんだけど」と係員に声をかけたが、雨が降りだすからダメだと断られる。
着替えとかは、プール併設のバーカウンターにでも置くようにと指示される。
バーカウンターはプールサイドと同じ高さに設置されており、プールに入ったままバーで飲み物が飲めるという昔流行したスタイル。
バーの内側はもちろん水は入ってこないが、水面より1メートル以上低くなって、バーテンダーが立ってサーブできるような仕組みになっている。
もっとも、全然お客がいないのでバーは空っぽ。
[バーカウンターの内側からプールを眺める]
プールで泳ぎ始めてしばらくするとポツリ、ポツリと雨が降りだしてきた。
それでも、たいした降りではない。
平泳ぎにクロールでしばらくプール内を行ったり来たりしていたが、しばらく泳いでいなかったので、呼吸が上手く着いてこない。
端から端までたいした距離でもないのに、泳ぐと息が弾んでしまう。
また、右肩が痺れる。
しばらく泳いで、プールサイドで休憩しようかとも思ったが、デッキチェアのマットはないし、小雨も降っているので、そのまま水面に仰向けになって浮かんでみたりする。
電源ケーブルを忘れて下宿に取りに戻るようにロスタイムがなければ、青空の下でもっとリゾートを楽しめたのにと残念に思う。
プールで1時間ほど過ごしていたら、若い男性がプールに泳ぎに来た。
引き締まった体で、筋肉も逞しそうに見える。
そして力強く抜き手を掻きながらプールを泳ぐ。
狭いプールではないけれど、競技用のプールではないので、こちらが水面に仰向けになって浮かんでいたり、適当にフラフラと泳いでいると邪魔になりそうな気がしたので、そろそろプールから上がって、次のお楽しみ、入浴タイムに移ろうかと考え始める。
プールサイドのシャワーからは水がチョロチョロとしか出ない。
水圧が低いようだ。
適当に水を浴びて、着替えを取りにバーカウンターへの階段を降りようとしたとき、「えっ、なんで」って感じで、足を滑らせてしまった。
そして、階段に背中と後頭部を打ち付けながら、バーカウンターの床まで落ちてしまった。
意識はしっかりしているけれど、なかなか立ち上がることができない、
しばらく床に臥せっていたけれど、こうしていても仕方ないので、痛みを堪えながら起き上がり、シャツと短パンを履いて、部屋へ引き上げることにした。
歩くと、一歩一歩の振動が響いて、背中から内臓にかけて痛む。
打っていないはずの胸も息をするたびに肋骨が痛む感じだ。
後頭部には巨大なたん瘤ができているのがわかる。
部屋に戻って、バスルームの大きな鏡に背中を写してみたら、背骨に沿って背中の皮が剥けている。
[短パンのゴムのあたりでメタボを感じさせる]
悪運強く、痛みはあるけれど、大事には至っていないようで、ホテル滞在の目的を遂行を優先させる。
下茹でをした小豆を本茹でする。
小豆1パック500グラムに対して、水を1.5リットル。
さらにココナッツ・シュガーを小豆の半量、250グラムぐらい入れて煮込み始める。
塩もほんのひとつまみほど放り込む。
全開小豆を茹でたのは1年以上前だった気がする。
あれは確かカンペーンペットとウタイタニ県の県境にあるドーク・ラック・リゾートだった気がする。
ここもネコとの思い出の残っている宿泊先だった。
[バスルームで小豆を茹でる]
小豆を茹でるのはちょっと時間のかかる作業なので、その間に入浴をしてしまうことにする。
宿泊客が少なそうなので、お湯の栓をひねってもなかなか熱い湯が出てこないだろうとは覚悟していた。
もったいないようだけど、お湯の栓を全開にして5分ぐらい放置する。
蛇口から出てくるお湯の温度は40℃くらいだろうか、熱くはないが、もう少しすればもっと熱い湯が出て、浴槽を満たしてくれるだろうと期待をして、バスタブに湯を貯め始める。
[赤っぽい色の湯]
しかし、湯が少しずつ貯まり始めて、残念だったのは、湯の色が赤っぽいこと。
サビだろうか、それとももともとこのあたりの水道水は赤い水なのだろうか、途中まで貯めたけれど、ちょっと気になるので、栓を抜いて流してしまい、改めてもう一度湯を貯めることにした。
2度目もまだ赤い色をしていたけれど、前回よりかは色が薄くなっている。
でも、湯の温度は上がっていない。
蛇口からの温度は40℃くらいで、バスタブに張った湯の温度は、温水プール並み。
タイの人たちは、お風呂に入る習慣がないし、熱いシャワーを浴びることがないから、タイ人向けの宿屋では、シャワーは小型の電気温水器によるものが一般的で、お湯は熱くない。
下宿の部屋のシャワーもおんなじだけど、下宿で西向きの我が部屋は、午後になると太陽光線に焼かれて壁が高熱となり、その熱が水道にも伝わって、水シャワーのはずがお湯になってしまうほどである。
しかし、ここでは水シャワーはちゃんと水であり、お湯シャワーはぬるま湯である。
待っていても仕方ないので、ぬるいお湯に浸かって入浴を済ませる。
背中や肘などは転倒した際に擦れて血がにじんでいる。
消毒でもしておきたいところだけれど、ホテルのレセプションに言うと、ちょっと大事になってしまいそうで気が引ける。
頭も打っているし、内臓とかも心配なので、明日あたり病院に行ってみようかとも思うが、今はホテルでの滞在を楽しむことが優先されるので、痛みは我慢することにしておく。
消毒に関しては、部屋の横がエレベーターとなっており、そのエレベーターの横に消毒用のアルコールが置かれていたことを思い出し、手のひらにアルコールジェルを受けて部屋に戻って患部に塗布する。
塗るときには、ピリリと痺れるけど、この痺れ方が消毒に効果ありそうだとも思う。
[肘の擦過傷]
入浴中に茹であがった小豆をプラスチックのパックに詰める。
茹で加減も甘さの具合も丁度よい。
ほんのりとココナツの香もする。
そして、夕食には先ほどまで小豆を茹でていた電気鍋でスパゲティーを茹でて食べる。
皿などを持参しなかったので、茹であがったスパゲティーは電気鍋を器代わりにして、豪快に食べる。
持参して冷蔵庫で冷やしておいたビールも飲む。
[夕食のスパゲティ]
熱い湯には浸かれなかったけれど、ぬるくても一応は久々の入浴をすることができ、ビールがうまい。
部屋の中は冷房が効いているのだけれど、ゆっぱりビールを飲むときは、たっぷり汗をかき、それをさっばに流したところで飲みたいものだけれど、汗もかかず、冷房だけ効いた状態なのが雰囲気的に残念。
食後、やっぱり熱い風呂に入りたいので、お湯を熱くしてもらうようレセプションへ回ってみたけれど、誰もいなかった。
レセプション前のレストランも電気が消えたまま。
ロビーのわきの棚にはカップ麺なども並べているが、スタッフはいない。
[人気のないロビーラウンジ]
しばらくすると退勤しようとしているメイドさんが通りかかったので、声をかけてお湯のことを依頼する。
メイドさんはエンジニアを行かせるから部屋で待つようにと言って、またもと来た奥の方へ消えていった。
言われた通り、部屋で少し待っていたら、ドアがノックされてエンジニアがやって来た。
もっと熱い湯を出してほしいと伝えたところ、ボイラーのガスを調節するので、1時間ほど時間がかかるという。
その間、部屋でこれも持ち込んだウイスキーをチビチビやる。
マカランというスコッチで、何年か前に飛行機の中の免税販売で買っておいたもの。
いつか飲もうと思って置いておいたが、なかなかいつかにふさわしそうな日が巡ってくることなく、このまま飲まずじまいになってしまいそうなので、封を切ることにした。
[マカランウイスキー、熟成が進んで、とてもまろやかで深みのある味]
始めは椅子に座ってチビチビやっていたのだけれど、座った姿勢だと背中の痛みが絶えられにくなってきて、ベッドにひっくり返って、チビチビを続ける。
先日借りた「キャパになりたかったカメラマン」という文庫を読む。
平易な文章で読みやすいけれど、ベトナム戦争中の従軍中の思い出が中心なのだけれど、深みのないストーリーなので、読み進んでいくと少し退屈してくる。
取材クルーの仲間内の話ばかりで、戦場となったベトナムについてや、被写体としてとらえる兵士や難民が被写体以上の対象としては描かれていないのが深みを感じさせない原因と思われる。
さて、時間も1時間以上が経過したので、お湯の状態を確認してみる。
お湯の蛇口を全開にして、しばらく待つと、さっきよりもだいぶ熱いお湯が出てくる感じだ。
さっそくバスタブにお湯を張ってみる。
もともと、風呂は熱いのが好きなので、合格点とは言えないけれど、ちょっとぬるめで、のんびり入っているにはちょうどよさそうな湯加減にはなっている、
こうして、風呂に入ったり、風呂から出で、エアコンの効いた部屋のベッドで伸びたりするのがしたかったのだ。
もっと、熱くなってほしいけれど、650バーツとゲストハウスの宿泊料なみの料金で、あんまり贅沢を言うべきではないだろう。
本当は、湯上りにもう一本ビールを飲みたいところだったけれど、ビールは一本しか持ち込んでいないので、こちらも我慢。
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[夜中にだいぶ雨が降ったようで、窓からの景色がしっとりしている]
翌朝、ホテルの隣には大きな市立公園がある。
普段から朝のジョギングを心がけているので、今朝は隣の市立公園内を走ってみることにする。
背中の痛みは一晩でだいぶ収まり、曲げたり、力を入れたりしなければ、どうってことないほどまでに回復している。
のんびりとジョギングするくらいなら、大丈夫そうだ。
この市立公園の名前を知らない。
調べれば、地図にもしっかり出ているし、名前など簡単に探せるのだけれど、どうもいくつもの名前があるようで、どれが本当の名前なのかよくわからない。
正面の国道沿いの入り口には国王在位60周年記念なんとか公園と書いてあるし、GoogleMapでさえ、同じ公園内でクリックする場所によって違い名前を表示したりする。
なので、面倒ただから市立公園とだけ記憶しておくことにする。
奥行きのある大きな公園で、手前と奥に2つの大きな池があり、その池を取り囲むようにジョギングコースやサイクリングコースが作られ、コース沿いには何か所ものトイレがある。
日曜日の朝ということもあるのか、たくさんの人たちがジョギングをしている。
広場で運動をしている人もいるけれど、若い人の姿はほとんど見かけない。
ほとんどが中年以上。
このあたりでは、若い人たちはあんまり健康に関心がないのだろうか。
バンコクとピサヌロークを比べると、若い人たちの容姿がまるで違うことにすぐ気が付く
バンコクの人たちは、着ているものが洗練されているだけではなく、スタイルのいい人が多い。
一方、ピサヌロークは、これがおんなじタイ人かと疑ってしまうほどだ。
田舎なので、着ているものが野暮ったいのは、当然としても、スタイルが違う。
ちょっと病的な肥満タイプが多い。
バンコクの人たちは日本人と変わらないか、むしろ日本人よりスタイルの良い人が多いくらいなのに、ピサヌロークは、まるでミクロネシアやポリネシアの島民かと思えるような、肥満形。
ここで運動している人には、そんな体形の人は見られないから、きっとピサヌロークでは若い人たちの食生活と運動不足が、体形に影響を与えているのではないかと思われる。
下宿の姉妹たちも、その典型。
そういえば、ピサヌロークの洋服屋にはオーバーサイズ専門の店がたくさんあるが、こんな店などバンコクでは見たことがない。
[公園の池のある島には大きな遊行仏が立っているのが見える]
公園を2周ほどしてホテルへ戻る。
ホテルのレストランではどんな朝食が提供されているのだろうか、朝食代は150バーツのセットメニューと言っていたから、料金的にもそんなに高くなく、内容が良ければホテルの朝食を食べようかと思っていたのだけれど、朝食時間帯と言うのに、レストランは昨晩同様に真っ暗のままで、朝食のメニューなども掲示されていなかった。
[朝のレストラン]
運動をしてたっぷり汗をかいたので、朝風呂を楽しもうと思ったのだけれど、昨晩熱くしてもらったお湯は再びゆるくなってしまっていた。
簡単にシャワーを浴びて、持ち込んだ食パンに昨日作った小豆を煮詰めて餡子にしたものを載せて食べる。
甘さ控えめのアンパンみたいで美味しい。
ピサヌロークでもアンパンはコンビニなどで普通に売っていて、手軽に食べられるのだけれど、アンパンに限らず、どのパンもパン生地に砂糖が大量に入っていて、やたらと甘い。
私はパン生地の甘いパンはあんまり好きではない。
プールは午前10時から使えるということなので、チェックアウトをする前にもうひと泳ぎだけしておく。
昼前にチェックアウトを済ませて、行きつけのピサヌウェート病院に立ち寄って診察を受ける。
この病院、保険も効くし、オフィスにも近いので気軽に利用できるのが良いのだけれど、バンコクの病院と比べると、やっぱり田舎の病院と言うか、いま一つな感じは否めない。
診察に当たる医師も、面倒くさそうに問診だけで、皮が剥けて血がにじんでいる患部の治療をするわけでもなく、「痛いよう
だから痛み止めを出しておきましょう」と言った程度で、こちらが後頭部を打ったと言っても、関心を示さない。
会計の窓口ではスタッフの子供がマスクも付けずに遊んでいる。
しかし、診療費はバンコクの病院と変わらないくらい高額の請求となっている。
「痛みは数日間続くでしょうね」と言っていたけれど、薬は2週間分も処方されていた。
[治療費3,756バーツ也]
次からはちょっと遠いけどピサヌローク市内のバンコク病院に行ってみるかな。
インペリアルホテル、長期滞在の破格料金もあるようなので、日取りの調整付けて1週間くらいホテル生活してみるのも悪くなさそうに思えるな。
大量に茹でた小豆の一部は、その後餡子にして、大福もちを作り下宿の婆さんに進呈した。
食感や味覚的にも大福もちならタイ人でも食べやすそうな気がした。
でも、田舎のタイ人にはもっと甘ったるい味の方が良かったかも。