この一か月ほど、書くべきネタはいっぱいあったのだけれど、書いている時間が生み出せなかった。
書くのがめんどくさいと感じて、後回しにしているうちに、次のネタ候補が出てきて、そしてまた放置してしまうことの繰り返し。
ちょうどいまバンコクへ向かうための飛行機をピサヌローク空港で待っているところなので、この時間を使って、近況報告手的に書き始めることにする。
10月末には台北で会社のミーティングがあって、現地に泊三日で行ってきた。現地に二泊であっても、ピサヌロークから向かうので、前後泊含めて4泊になってしまった。
ミーティングのことはさておきとして、プライベートてで夕食に会社の仲間とホテル近くの食堂へ出かけた。
鍋が食べたいという意見があり、石鍋の店に入る。
普通の寄せ鍋風の石鍋ではなく、エビをメインにした店で、大きなエビが大皿でドカンとテーブルに置かれる。
お値段もお一人様700元を超えるといういいお値段。
また、贅沢なことに、エビや肉や野菜は、花彫紹興酒で煮込むというもの。
海鮮類もホタテなどもあり、店構えは庶民的だけれど、食材はいい。
生ビールサーバーがあったが故障中でビールはないという。
他にお酒も置いていないとのこと。
しかし、鍋を煮込む花彫紹興酒のビンはふんだんにあり、この紹興酒を飲んでもイイかと聞いたら「OK」とのこと。
これは、ひょっとしてすごくお得かもしれない。
私は喜んで紹興酒をグビグビと飲んだ。
連れの二人は、この紹興酒を料理酒と思っているようで、私が飲むのを見て不思議そうな顔をしていた。
[台北のsuperでも、花彫は普通の紹興酒などよりずっと高い値段で売られてます]
台北でのミーテイング最終日は昼前に解散となり、夜の飛行機までまだ時間がある。
台北の街で時間つぶしするより、少し景色の良いところへ、それもバスの窓から眺めるくらいで楽をしたい。
陽明山を越えて北部海岸の金山までバスに乗ることにした。
コンビニで買った肉まんを一つかじりながら、国賓大飯店前より金山行きのバスに乗る。
景色を楽しもうと思ったが、快適なシートに座りこんだら眠くなって、居眠りをしてしまった。
気が付いたら陽明山当たり、本当は一番景色が良くなってくるあたりなんだけれど、外はあいにくの雨模様。
しかもガスで真っ白。
そんなわけでまた眠りに落ちて、昼寝目的でバスに乗って過ごした感じになった。
金山についたが、こちらもやはり雨模様。
傘はホテルに預けてきた荷物の中。
午後もだいぶ遅くなったけれど、まだ昼ご飯を食べていない。
どこかで簡単に食べたいと思ったけれど、金山の老街などを雨に濡れながら歩き回ったけれど、適当な食堂がない。
雨に濡れただけの金山になってしまった。
金山から淡水までバスにまた乗る。
このバスも北部海岸沿いに走るので景色がいいはず。
しかも、雨が降るということは、低気圧の中にいるわけだろう。
すると、波が粗くなって、海岸に打ち寄せる波から、波の華が見られるのではないかと期待したのだけれど、バスに乗り込んだらバンコクから急ぎのメール。
このメールに返事を書いているうちにバスは海岸線を離れてしまった。
まだ時間が余っているので、北投温泉の瀧之湯へ行く。
雨はようやく止んだようだ。
瀧之湯は繁盛していた。
以前同様に地元のご隠居さんたちがのんびりと入浴したり、床に寝そべったりしている。
日本人や韓国人も入れ替わりやってくる。
湯が熱いので、ご隠居さんたち以外は、ちょっと入っては、さっさと出て行ってしまう。
日本人男性二人組は、温泉談義をしていた。
西洋人も入浴している。
果敢にも熱い方の湯に挑戦している。
熱い方の湯は46℃である。
[リニューアルオープンしても、レトロな瀧乃湯]
路線バスを乗り継ぎながら桃園空港へ9時過ぎに到着。
バンコクに午前2時に到着して、ドンムアン空港へ向かい、そのまま早朝の飛行機でピサヌロークへ帰る。
疲れた。
11月2日からスコタイのロイクラトン祭り。
団体ツアーのお仕事で、大忙し。
イベントの主催者と言うか、歴史公園の担当者と言うか、直前まで情報を錯綜させてくれるので、たまったもんじゃない。
タイ人スタッフにそのことをぼやいたら、タイ人ならマイペンライですよと言う。
で、そのイベントだけれども、イベントのチケットは一番安い席で600バーツ。
今回仕込んだ席は1200バーツと結構なお値段です。
ショーはタイ人の大好きなライトアンドサウンドショーという光と音のショーで、私たちスタッフは会場に入れなかったけれど、外からでも光や音は十分に堪能できた。
ステージ上のショーは見られなかったけれど、ステージではスコタイ王朝の歴史を劇にして上演しているようだ。
解説がタイ語だけなので、中に入っているお客様たちは、ストーリーが理解できないのではないかと気になった。
それでもコムロイもたくさん上がるし、ゾウは出てくるし、最後には花火もたくさん打ち上げられたので、派手なショーだったことは確かなようだ。
[会場の外で、漏れてくる音や光を楽しみました]
そして、その翌週、同じショーのチケットが余っていたので、スタッフを連れて観客として見に行ってみる。
やっぱり、会場の中で見る方が迫力がある。
満足度も上がるが、光と音の演出は大掛かりだったのに対して、演者たちの演技の方は、どうも今一つ。
セリフが一切ないというのも、そう感じさせた原因かもしれないが、ショーの後の説明では、キャストはみな地元の学生さんたちだそうだ。
どおりで素人臭いわけだ。
ショーの後はステージへ回って観客たちにもコムロイを上げさせてくれる。
これは、なかなか良い趣向に思われた。
[ショーの終わりは観客もステージでコムロイ上げに興じます]
チェンマイに住んでいた時に乗っていたビートルそっくりの車を見かけた。
ピサヌロークを流れるナーン川に浮かぶう筏のクオッティオ屋の前である。
ちょうどその店でお昼を食べようと思っていたところだった。
色はライトグリーン、屋根には荷台、前のライトにはフードが付いている。
そっくり。
私がチェンマイで乗っていたのはボディーはライトグリーンだけれど、ドアは薄いブラウンのツートンカラー。
それでもシートは白の皮張りだし、よく似ている。
あのビートルはしょっちゅう故障してくれてたけど、楽しい車だった。
また機会があれば巡り合いたいと思っている。
[なつかしいビートル]
ランチと言えば、ピサヌロークの街はずれに、バミー・ヂャップガンというタイ・ラーメンの店がある。
ここのボリュームがすごい。
汁なしラーメンだけなのだが、牛丼で言ったら特盛に相当する。
そして、良く煮込んであるチャーシューもどっさりと乗っかっている。
私はこのヂャップガンに追加でルークチンまで入れてもらった。
さすがにボリュームがすごすぎて、その日は晩御飯を食べることができなかった。
タイのヌードル共通なのだが、ここでもバミーは少し茹で過ぎ。
タイの人は、腰の強いヌードルはお好みではないのだろうか?
[ボリュームがすごいバミーヂャップガン、バンコク中華街の有名店と同系かは未確認]
11月11日はロイクラトンの本番。
ピサヌロークの街でもロイクラトンの祭りが行われる。
オフィスの前の通りでは、田舎祭りの定番となる山車のパレードが続いた。
山車にはお定まりの化粧で決めた美人さんが乗り込んでいるが、山車の前で踊っている女性たちはおばさんから、おばあさんたち。
一応は民族衣装っぽく揃えているが、今一つ花がない。
[田舎祭り恒例の山車が繰り出すパレード]
7月からほぼ毎朝近所をジョギングしている。
スタートはだいたい午前6時なので、今自分はまだ朝日が昇ってくる前。
そして、このところ明け方は気温が20度近くまで下がって、涼しく気持ちよい。
また、このところジョギングルートでカブトムシを良く見かける。
舗装された道路にひっくり返って、起き上がれずにもがいている。
そのままにしておくと、やがて車に踏みつぶされてしまうだろうから、見つけるたびに拾い上げて道端の草むらへ放してやる。
だいたい6キロくらいのルートを走るのだけれど、その間に何匹ものカブトムシに出会う。
しかし、半分以上は既に車に轢かれて潰れている。
生きているものは、オスよりメスが多い。
オスは角があって、角をテコにして起き上がれるのか、それとも単にオスよりメスの方が行動力があって、こうして間違って道に出てきてしまうのかわからない。
タイのカブトムシは、日本のカブトムシと比べると二回りくらい小さい。
オスの角も短くて、貧弱。
それでも、つまみあげるとシューシューと音を立てて威嚇してくる。
子供のころは、カブトムシが大好きで、商店街でカブトムシを買ってきては、飼育を試みたものだ。
2週間くらいしか生きてなかったような気がするが、カブトムシは、多摩地区であってももうその辺にいる虫ではなかった。
一方、クワガタはまだまだ雑木林で捕まえることができた。
タイでは、カブトムシはたくさんいるようだけれども、まだクワガタを見たことがない。
[朝の道端ではカブトムシをよく見かけます]
ロイクラトンも終わり、本格的な乾季になってきたようだ。
青空が広がって清々しく感じられるようになった。
もっとも、日中は真夏並みの暑さだけれど、地元の人と話をしていても、気温の話が多くなってきた。
涼しいということが、みんなとても嬉しいようだ。
[乾季らしい青空が広がっています]
最近、わが黒猫のところに、通ってくる雄ネコがいます。
下宿先の飼い猫で、ウォッカというキジトラ。
最初のころは、うちのネコはウォッカを警戒して、フーフーと威嚇していたのだけれど、どれほど威嚇されてもウォッカは懲りることなく、地道に甘い声を出しながら、近くをウロウロとしています。
そのうちに、うちのネコもウォッカへの警戒を少し緩めて、部屋の中にいても、ほとんど無視するようになりました。
それでも、ある程度まで近づくと、また威嚇します。
[卑屈なくらいなウォッカ]