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札幌旅行 (帰国編)
6月12日 水曜日

北海道の滞在もアッという間に過ぎてしまいました。
しかし、花粉アレルギーで、鼻水は止まらないし、目も痒いので、そろそろ限界かもしれない。

二段ベッドから起きだして、朝食のパンを3枚。
そのままサロンでメールのチェック。
それがちょっと時間がかかって、他の滞在者たちがどんどんチェックアウトして出ていき、ゲストハウスに残っているのは私だけになってしまったようだ。

木彫りのゾウ
[ゲストハウスの玄関に木彫りのゾウ、タイ土産だろうか]

私も、タイへ戻る準備に取り掛かる。
と言っても、もともと荷物もほとんどないのだけれど、ピサヌロークのスタッフたちに何か土産を買って行ってやらなくてはならない。
とりあえず狸小路のドン・キホーテへ。

ここは観光客が多く利用しているからか、北海道の土産コーナーのようなものもある。
しかし、土産物として作られた商品だと割高になってしまうような気がしたので、そのまま地下の食料品売り場へ。
なるべく安く、そしてタイ人が喜びそうなものはないだろうかと陳列棚をぐるぐると回り、最終的にはチータラを買い物かごに放り込む。

チータラが喜ばれるかどうかはわからないけど、バンコクのタイ人スタッフはチータラが好きで、よく土産にねだられている。
きっと、同じタイ人だから、喜んでくれそうな気もするが、バンコクのような都会と違い、ピサヌロークのような田舎では、チータラなど食べたことないだろうし、それに田舎の連中は味が保守的で、食べ慣れないものを美味しいと感じられない傾向があるので、心配でもある。

ゲーストハウスにもどって、チータラをカバンに放り込み、11時過ぎには私もゲストハウスを後にする。
空港行の連絡バスは豊平川を渡った先のファミリーマート前からがイイよと教えられた。

その豊平川に架かる橋を渡っているところで、後ろから空港行のバスが私の横をかすめていった。
あぁ、乗りそびれた。
バスは20分に1本らしいから、これで20分待ちかと思ったのだけれど、すでにファミリーマート前でバスを待っていた先客は、中国系のグルーブでやたらと荷物が多く、その荷物をトランクに詰めるのに手間取っているようだ。
小走りでバス停に向かい、大きく手を振って、なんとか動き始めたバスに乗せてもらうことができた。

空港までは1時間半くらい時間がかかった。
バスの運転手が車内アナウンスしたところでは、札幌市内中心部の車両混雑で、空港到着が予定より1時間くらい遅れたらしい。
私自身は、遅れの影響を受けなかったけれど、始発から乗り込んでた人は、飛行機の出発時間も迫ってハラハラとしたことだろう。

中華航空のチェックインを済ませて、ロイヤルというラウンジに入る。
ここは空港の各航空会社共用のラウンジで、韓国や中国、香港などへ向かう乗客と一緒になる。
しかし、日本人の姿はほとんど見られない。
ここのラウンジで嬉しいのはサッポロビールの生ビールサーバーがあることくらい。
他は、飲食系は今一つパッとしない。
食べものがほとんどない。
温かいものは、即席麺程度で、それもチキンラーメン風のがあるだけ。
具は一切なし。
後はおにぎりと柿の種、パンくらい。
お酒は男山もあれば北海道ワインのトカップというのもあった。
トカップは十勝地方のワインらしいのだけれど、100%が十勝のブドウではなく、輸入物もだいぶ含まれているようだ。

台北までの飛行機は7割くらいの搭乗率だった。
ほとんどが台湾の人のようで、日本人がいたかどうかはよくわからない。
私を担当してくれた女性客室乗務員は若い人ではなかった。
日本語が話せるのだけれど、その日本語はなんとなく学校で習ったような日本語とは違って、なんだか林森北路あたりの従業員が使う日本語に似ていた。

和風の機内食をいただく。
メインは牛肉の薄切りであった。
食事と一緒にお酒も頂く。
「浜福鶴備前雄町大吟醸」という銘柄であった。
最近はいろんな銘柄が、それもしゃれた感じで出ているけど、まったく疎いのでよくわからないが、飲み口の良いお酒でお代わりをした。

和風の機内食
[お醤油とかは付いてきません]

映画も見た。
「海よりもまだ深く」という是枝監督のもので、舞台は清瀬の旭ヶ丘団地。
ストーリーも、演出も面白かったけれど、どこの団地もそうだろうけれど、団地の住人が高齢者ばかりになっているのは、滝山団地とも共通していて、とても興味深かった。
これらの団地は、10年後にはどうなっていくのだろう。

青森県上空あたり
[陸奥湾でしょう、津軽半島上空で、奥が下北半島]

台北に到着。
台北は雨模様であった。
台湾入国のための書類は買い終えていたけれど、雨の中を空港から外へ出ていく気になれない。
乗継便まで5時間くらいあるけれど、そのまま空港内に留まることにする。

台北到着、外は雨
[外は雨なので、台湾入国はあきらめてミナル移動のシャトルに乗る]

折よくラウンジの仮眠室は一つ空いており、そこに潜り込んで昼寝をすることにした。
しかし、この小部屋、ベッドではなく、背もたれが深く倒れたシートで、足も延ばせるようになっているけど、フルフラットと言うわけではない。
それと毛布などもない。
エアコンは効いていて寒いくらい。
さらに、困ったことに出発案内のアナウンスは室内のスピーカーから始終流れてきて、音量調節もできないから、仮眠室と言っても、安眠できる環境ではない。

仮眠室
[雰囲気は悪くないけど、寝るには寒くてうるさい]

飛行機の出発2時間くらい前になって仮眠室から這い出して、ラウンジで牛肉麺をいただく。
機内食も牛肉だったのに、また牛肉を食べてしまった。
大好きなパイナップルもあるが、ここの果物のカットの仕方が、ちょっと雑だなと感じる。
台北のラウンジは、飲食物の見てくれはあんまり気を使っていないようだ。
どら焼きのようなものがあり、つまんでみたら、どら焼きとはちょっと異なりパンケーキに餡子をサンドしたようなものだった。

牛肉麺
[お肉は少なめと言ったのに、たっぷり入っている]

台北からバンコクへの機内は搭乗率が低く、私の隣には誰も来なかった。
機内食は、和風ながら軽食で簡単なものだった。
鮭の西京焼きとだし巻き卵、そしてご飯は鮭チャーハンを俵型にまとめたもの。
また、日本酒を所望したけれど、搭載してきてないとのことで、白ワインをいただいた。

軽食
[鮭チャーハンは箸では食べにくかった]

バンコクに到着し、優先入国のカードをもらっていたけれど、一般の入国審査場はあんまり混雑していなかったので、カードを追加また使うべき時もあると思ってキープし、一般用に並ぶ。
どうせ、空港では荷物が出てくるのが遅いから、入国審査を優先的に抜けたとしても、荷物のターンテーブルで待たされることには変わりない。
そして、実際一般用のレーンを通っても、ターンテーブルはまだ回り出していなかった。

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