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札幌旅行 (お祭り編)
6月9日 日曜日

6時前には起き出して、ラウンジへ向かう。
ラウンジよりも、この安楽椅子の方が快適そうだけれど、根が卑しいので、ラウンジで飲食にありつきたい。

こんな早い時間からラウンジには人がたくさんいて、みんな盛大に食べている。
ヌードルコーナーやブッフェラインなどは、さながら配給待ちか学食のようである。
台湾の人で朝からビールを飲んでいる人はいないようだけれど、ヤクルトを2本、3本と飲んでいる人はいる。
それと地瓜という焼き芋も人気。
私も台湾風の朝粥をいただき、湯麵をすすり、ビールを飲んでいるうちに札幌行きの搭乗案内となった。

朝粥
[白粥には炒った南京豆がほしいところだけどなかった]

札幌行きの飛行機は台湾から北海道へ向かう観光客、それも家族連れでいっぱいであった。
日本人などいるのかわからないが、機内アナウンスには日本語も入るし、担当してくれたキャビンアテンダントは「私の名前はカヤです」と名乗った。
カヤと言うのは、萱という姓らしい。
またまたシャンペンをいただき、モーニング・シャンペンだと喜んでしまう。

モーニングシャンパン
[客室乗務員から身分不相応なもの注文してると笑われてる気がする]

機内食は和風のメニューで、お弁当箱のようなものに入っている。
スズキにほうれん草を磨り潰したようなものがかかっていたりして、全体的に薄味。
醤油がほしいところだけど、醤油は付いてきてない。
ちょうど沖縄近くを飛んでいるのだろうか、気流の関係で飛行機が揺れた。
そして、味噌汁がこぼれた。
いそいで、お椀の蓋を閉じた。

和風の機内食
[台湾から日本への機内食でもしっかりした和風のメニューが出た]

デザートは果物とハーゲンダッツのアイスクリーム。
昨日もおんなじだった気がする。

昨日の続きで「人魚の眠る家」の続きを見る。
脳死少女は家庭内にさまざま感情的対立をもたらし、そして結局は脳死判定を受け、臓器を提供という結末。
脳死を人の死として認めるかどうか、少女を刺し殺したら、罪に問われるのかどうかなど、母親役の熱演があったが、クライマックスはここまでで、最後に母親も脳死を受け入れていくところの葛藤が今一つ軽かった気がする。
でも、全体としては、重たいテーマであるけど、見ごたえのある映画であった。

この座席はいろいろな機能があって、電動でシートがベッドのようにもなったりする。
とても快適なシートだけれど、食事も食べて、映画も見終えたら、あとは寝てしまうだけ。
寝てしまうと、せっかくのサービスも受けられなくなってしまいもったいない気もするけど、でもやっぱり寝てしまう。
掛け布団も軽くて、あたたかい。

午後2時前に新千歳空港到着。
何人かは日本人も乗っていたようで、日本人用の入国審査へ向かう人がいた。
入国審査は成田と違って、係官がバスポートにスタンプを押す。
スムースに入国審査を終えたけれど、結局荷物が出てくるのに少し待たされる。

札幌市内行きのバスは満席とのことで、バス停で2本もやり過ごす。
始発は国内線側らしく、その段階ですでに満席となり、国際線では「満席です、次のバスをお待ちください」と言われてしまう。
バス停の係員が見かねて、無線で連絡を入れて調整を依頼してくれて、3台目でようやくバスに乗れる。
もっとも、それでも補助席であった。
6月の北海道は観光客でいっぱいなのだろう。

満席のバスも札幌ドームに来たら乗客が半分くらい降りてしまった。
私も補助席から解放されて、通常のシートへ移る。
窓から外を見ると歩道も人がいっぱい。
そしてドームの方向に向かって歩いている。
何があるのだろうか?
よく見るとどうやらサザンオールスターズのコンサートか何かに迎え集団らしい。
年齢層も幅広い。
サザンなど若い人の音楽と思っていたが、それは私が中学生当時のことで、当時の若い人ももう初老の域に達しているはず。
新しいファンもいるだろうから、当然年齢層も広がるのだろう。

さらにバスが豊平川を渡って、市内中心部に入ると、こんどはまた変な集団がいるのが見えた。
新選組のような派手な服装と、顔も派手なメイク。
そろいのスタイルで100人くらい固まっていたり、歩道を走っていたり、コスプレ大会でもやっているのだろうか?

ゲストハウスに到着したのは午後4時過ぎ。
荷物を降ろして、札幌の街歩きに出かけることにする。
6月の北海道は日が長いので、3時間くらいは見学して来れるだろう。
一昨年から、これで3度目の札幌なので、どこか行ってみたいと言うほどのところもないけど、大通り公園は何度言ってもいいと思っているので、まずはテレビ塔へ向かう。

テレビ塔
[観光客の多い大通公園のテレビ塔]

大通り公園は、ビールやトウキビ、ソーセージ、ソフトクリームなどの出店でいっぱいである。
観光客が多いから、こうした店も多いのだろう。
そして、またここにも異様なコスチュームの集団があちらこちらにたむろっている。
やがて、その異様な集団の正体が判明した。
彼らは「よさこいソーラン」に来ていたのである。
私はもう3度目の札幌だし、何の計画も、下調べもしてこなかったけれど、今日はよさこいソーラン祭りの最終日ということらしい。

異様な集団
[大通公園のあちこちに異様な集団がたむろっている]

大通り公園にも特設ステージが作られ、入場券は完売とも書かれている。
それでも、私は背が高いので、仕切り越しにステージを横から眺めることができた。
実はよさこいソーランなど今まで良く知らなかったのである。
そんな祭りが札幌であるなど知らなかったし、よさこい節は高知県の専売特許と思っていた。
それがまるで阿波踊りのように何万人もが参加する踊りの祭りというので、驚いてしまった。

公園には中継用の大きなスクリーン
[公園内に設置された中継用の巨大スクリーン]

大通り公園周辺の道も交通規制が敷かれて、派手で勇壮なパフォーマンスが披露されていた。
勇壮ではあるが、踊り手の多くは女性である。
大学生のチームも、地域のチームも、よくもこれだけ練習したものだと思うほどである。
このノリは私にはとても付いていけないとも思うが、見ていると熱いものが感じられてくる。

学生たちのグループ

[学生の団体も、道内各地の青年団有志みたいな団体も演じている]

熱いものが感じられても、日没とともに北国はまだ寒いようで、薄いシャツだけではちょっと寒すぎる。
こんなに気温が下がるとは思っていなかった。

日没後も続く
[パフォーマンスは日没後も続き、見学者の服装は冬物になっている]

よさこいソーランをファイナルまで見たい気持ちもあったけれど、簡単に夕食を済ませて宿に戻ることにする。
夕食は狸小路の「みよしの」でカレーと餃子がセットになったみよしのセット510円。
安上がりな夕食である。
ゲストハウスでチーズでウイスキーをチビチビやって寝てしまう。

***続く***


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