4月14日~18日で3ヶ月ぶりの一時帰国。
帰国の足はいつもと同じ中華航空の台北経由。
しかし、今回はいつもよりも台北での乗り継ぎ時間が長い。
台北から成田への便が、一便遅くて、成田の到着は夜9時前になってしまう。
[だんだんネコも年取ってきたので、留守番が心配になってきた]
しかし、今回の一時帰国に際して、妻より「台湾経由なら竹炭花生を買ってきてほしい」と言われていたので、乗り継ぎ時間を利用して買えるだろうと考えた。
しかも、空港内の免税店だと、たぶん市内のスーパーよりも割高だろうから、乗り継ぎ時間を利用して台湾へ入国し、空港ターミナル地下にあるコンビニエンスストアで買えるのではないかと目論んだ。
[湿気取りならわかるけど、まさか竹炭がお菓子になるとは知らなかった]
竹炭花生とは私も知らなかったので、ネットで調べたところ、ピーナッツを竹の炭でコーティングをした豆菓子で、色は真っ黒。
台湾土産としても一般的なものらしい。
毎度マンネリ続きのため、進歩がなく、新しいもの、流行モノに関しての知識が欠乏しているので、安直にネットで得られる情報がすべてである。
バンコクから台北まで、機内の映画で「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を見た。
西田敏行さんがいい演技をしている。
そして、末期老人と言う相当の老け役をこなしている。
私のイメージの中の西田さんは、40年前の「みごろ、たべごろ、笑いごろ」のキャンディーズ番組当時のカバ大将としての西田さんのイメージで、若い歌うコメディアンであったが、まったくの演技派俳優になっている。
この映画の内容も、1980年の悩み事相談を手紙で受けるというのも良かった。
しかし、「奇蹟」はもっと純粋な取扱をしてほしかった。
1980年の相談事に対して、「これから世の中がどうなっていくか」と言ったことを現代から返信してしまったらば、せっかくのストーリー展開が安っぽくなってしまったように感じた。
[ストーリーにケチをつけてるようだと映画は楽しめないな]
さて、竹炭花生だが、ターミナル地下のコンビニエンスストアにはなかった。
フードコートに隣接するコンビニで、スナック類やインスタント食品が充実していたけれど、土産としての商品は品揃えが薄いのかもしれない。
どうしたものか、、。
ターミナル内の免税店ならあるはずだけど、せっかく台湾へ入国したのに、また免税店へ戻りたくない。
乗り継ぎ便出発までまだ2時間以上あるので、もう少し悪あがきを試みてみる。
空港から一番近そうな街は「大園」と言うところらしく、空港の敷地を出てすぐらしい。
そこまでバスに乗って行ってみる。
[台湾の市内バスも超低床車が普及し始めているようだ。バンコクではまだないようだけど]
「大園農会」と言う街の中心部でバスを降りる。
街といっても、田舎町でメインストリートのすぐ裏は畑になっていたりする。
[大園は小さな町であった]
それでも「全聯福利中心」と言う中規模のスーパーがあり、早速に物色してみる。
スナックや豆菓子売り場の棚は、あんまり充実していないのか、竹炭花生は見当たらない。
[全聯福利中心大園店、コンビニより少し大きいくらいの規模]
続いてもう1軒見つけた「頂好」と言うやはり中規模のスーパーへ入ってみる。
品揃えは、先ほどと似たり寄ったりで、やはり探し物は見つからず。
[頂好大園店もコンビニより少し大きいくらいの規模]
ここまで時間とバス賃かけてきたのに、手ぶらで空港へ戻るのも悔しいので、代替の土産を探しだす。
選んだものは「竹炭」ならぬニンニク風味「蒜味花生」160グラム。
頂好のプライベートブランド商品で値段も手頃。
また、台湾土産の定番になっているパイナップルケーキもプライベートブランドで特価になっていたので、パイナップル味とブルーベリー味の二種類を二箱ずつ購入する。
[頂好の棚にも竹炭花生は置いてなかった 一般的ではないのだろうか]
空港へ戻るバス停がどこにあるのか良くわからなかったが、バイク修理屋の前へバスが停車して乗り降りしいてる人がいるのを見つけた。
その場所へ行ってみると、バス停の標識などは見当たらないが、学生風の青年がバスを待っている感じで立っている。
私もバイク修理屋の前でバスを待つ。
バス停の標識もないので、バスの時間表などもないから、いつバスが来るのかも良くわからない。
[バスを待つ間、飛行機の時間もあって、気がせいてしまう]
バイク修理屋の中を見回すと、台湾では排ガスのチェックが厳しくなっているように感じた。
政府として今後二輪車は電動化していく方針らしいし、すでにツーサイクルのバイクやスクーターなど見かけなくなった。
タイではまだ排ガス規制などないも同然のようだし、日本でも新車以外はバイクが排ガス規制で走れなくなったとは聞いたことがない。
もし日本で排ガス規制などあったら、愛車のラビットを走らせることもできなくなってしまうだろう。
成田行きの便出発1時間前には空港へ戻り、ラウンジで牛肉少なめで注文した牛肉麺と飲茶を少し食べ、搭乗口へ向かう。
さっきまで晴れていたのに、搭乗口の大きなガラス窓から外を見たら雨が降っていた。
[知らないうちに外は雨になっていた]
空港内の免税店では確かに竹炭花生は細々と売られていた。
しかし、小分けされたパッケージではなく、また値段も180元と予算オーバー。
頂好で買った土産は全部あわせて219元。
これにバス代(往復36元)や時間のロスまで考慮すると、安くついたかどうかは疑問だけれど、小さな旅ができて良かったと思っている。
なお、竹炭花生の代わりに買った蒜味花生は予想以上に好評であった。
それと、パイナップルケーキは今後の定番土産になりそうなくらい喜ばれた。