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毎週のウドンタニ通い
今年になって初めてブログを書き始めている。
今日はもう2月13日で、1月はとうとうブログに穴を開けてしまった。

初日の出
[元旦からツアーで、カオコーにて初日の出を拝む]

昨年からずっと忙しくしており、書いている時間もほとんどなかっただけではなく、
書くということに対する気力がなくなっていた。
忙しかったのは確かで、仕事は休みも取らずに飛び回っていた。
週末はずっとツアーが入っていたし、年末年始や大きな団体も抱えていた。
1月になってからも、週末は毎週ウドニタニへ行っていた。
金曜の夜の夜行列車で出かけて、月曜の朝に戻ってくる。

プーロムローのサクラ
[昨年末から気を揉んでいたサクラ、素晴らしい花見になった]

ブログで書こうと思えば、いろんなことがたくさんあったので、いくらでも書けたはずだった。
昨日は、2月12日土曜日、連続していた週末のツアーも途切れて、何か月ぶりかで休みが取れた。
この日は部屋の掃除をした。
もう長いこと掃除をしてきておらず、床にはビニール袋が散乱し、ほこりも溜まっている。
去年10月にピサヌロークから撤退してきたときの荷物も段ボール箱に入ったまま、床に置かれている。
掃除をしようと腰を上げるまでに、何から手を付けていいのかわからず、しばし呆然としてしまう。

まずは散らかっているビニール袋の回収から初めて、床のほうき掛け。
アパートの近くにセメント工場があるからか、埃だけではなく、砂埃のようなものも多い。
ほんとうは床を雑巾がけでもしたいところだけれど、それはまた次回としてしまう。
クリスマスツリーも飾りっぱなしだったものを仕舞い込む。
ツリーの飾りで雪に見立てた綿はすっかり黒ずんで、東京の道端に残った雪のようになっている。

下駄箱の中にはたくさんの靴が入っている。
また履く機会もあるのではないかと思って、履き古した革靴などを放り込んであったのだけれど、
これらも処分してしまうことにする。
私は捨てるということが苦手で、ついつい貯め込んでしまう。
いつかまた使う機会があるのではないかなどと考えているだけではなく、
捨てるという行為に、心がとても痛んでしまう。
生き物でも、モノでもおんなじ。

今回処分したものに、タオルケットもある。
タオルケットをシーツ代わりにして、寝ているのだけれど、もうビリビリに破れてしまっている。
洗濯機で洗うと、さらに破れてきてしまうので、もう長いこと洗濯もしていない。
埃の原因にもなっているけれど、やっぱり捨てられずに敷き続けていた。
これにはネコとの思い出もあるということも原因している。
そのタオルケットもきれいに折りたたんで処分することにした。

毎週末、ウドンタニへ行っていたけれど、ウドンタニでの定宿はV1ルームと言うところで、
ここのオーナーはネコ好きで、黒いメス猫を飼っている。
この黒いネコが、私のネコによく似ている。
私のネコよりも一回り小さいのだけれど、
背中の毛の一部に白いものが混ざっているのもおんなじ。
もともとは白い毛などなかったのだけれど、薬疹により白くなったのだそうだ。
そんな経緯も私のネコと同じ。
このネコ、昨年は車とぶつかって、獣医通いをしていたそうで、そのときの薬が白い毛の原因となったそうだ。
ネコはその事故以来、少し性格的に警戒心が強くなってしまったそうで、
私が近付くと、スーッと逃げるようになってしまった。
しかし、毎週通っているうちに、膝の上でもじっとしていてくれるようになってきた。

V1ルームのネコ
[このネコにあえるだけで、この宿に泊まる価値がある]

ウドンタニ以外にもチェンライへ出張した。
チェンライもウドンタニも食堂の値段が高いようだ。
50バーツ以下で食べられるものがほとんどない。
タームサンと呼ばれる簡易食堂でも、汁かけ飯でも、クイティアオの屋台までも、みんな最低で50バーツ。
バンコクでの食堂の水準がどんなものなのか、わかっていないので一概には言えないけれど、
少なくてもピサヌロークで同種のものを食べるのと比べると5割以上高く感じる。
これはピサヌロークの食べ物の価格水準が安いだけということなのかもしれない。
ピサヌロークはそれでいて、価格だけではなく、味の面でも上を行っている。

ブンカーンの夜明け
[このところブーンカーンが異常な人気]

ウドンタニの場合、食堂の絶対数も少ない気がする。
食堂もイサーン料理の店の比率が高いのは当然としても、
肉をあまり食べたくない私にはあんまり食べ物の選択肢がないのもちょっと困った。
道端の屋台も肉の串焼き、炙り焼きが多く、クイティアオのスープも豚の血が入って黒いものが主流のようだ。
もち米のカオニャオやソムタムは嫌いではないけれど、そればかりが続けて食べるわけにもいかない。
そんななか、ウドンタニの朝食で見つけたものに、ベトナム風のサンドウィッチがある。
コッペパンに似た形のフランスパンにベトナムソーセージなどが挟んである。
フランスパンと言っても、皮がパリパリに固いわけではなく、パリパリ感は少しはあるけれど、
タイ人好みにちょっとフニャリともしている。
ラオスあたりだと、ハーブ類をはじめとした野菜類もふんだんに挟み込んでくれるが、
ここのは野菜類は入っていない。
現代のタイ人は野菜嫌いが多いと思う。
一膳飯屋でも野菜を残す人が多い。
子供に野菜を食べる習慣をつけさせようとしている家庭もあんまりないのではないだろうか。
子供たちに野菜嫌いは顕著なようで、
レストランでツアー客の子供さんに何を食べさせるかで店の人に質問したことがある。
子供向けにはどんなメニューがあるかと、
そうしたら答えとして、フライドチキン(ガイトート)やコームーヤーンと呼ばれる豚の炙り肉を提示された。
タイの子供は肥満体が日本の子供より比率が高いようだ。

チムチュム鍋
[チムチュム]

ウドンタニで買ったものに、チムチュムのタレがある。
昨年ブリラムへ行ったときに食べたチムチュムがやたらに美味しかったので、同じイサーンだからとウドンタニでもチムチュムを食べたのだけれど、チムチュムとは名ばかりで、タレがタイスキ用だったり、タイの人たちがシーフードソースと呼んでいる唐辛子とニンニクのタレしか用意していなかったりする。
チムチュムのタレを用意している店もあったけれど、ブリラムで食べたものとは、まったく味が違う。
そこで市場へ行って、チムチュムのタレを買ってみた。
ペットボトル入りで90バーツと安くなかった。
このタレを使って先週初めて鍋を作った。
バンコク、クロントイ市場で野菜やハーブ類を買いそろえた。
野菜だけではなく、ルークチンプラーというツミレやトーフープラーというはんぺんのようなもの、冷凍庫に入っていたプラードーリーという大型のナマズの切り身なども鍋に入れて食べた。
旨かった。
ブリラムで食べた味には及ばなかったけれど、カーオクアと呼ばれる砕いた米を乾煎りしたものなどをタレに混ぜて食べると、いくらでも食べれてしまいそうだ。
本当は素焼きの鍋を七輪にかけて食べたいところだけど、アパートの部屋でそれは無理なので、電磁鍋だったが、あんまりに旨いので、ついつい食べ過ぎて、苦しくなってしまった。
なお、野菜嫌いの続きになるが、ウドンタニのあるチムチュム屋に入ったとき、隣のテーブルで同じく鍋を突いていた女性二人組、セットに含まれる野菜やハーブ類はすっかり残して、肉類だけを食べていた。
タイ女性も美容とかには異常なほど関心が高いようだけど、野菜嫌いそのままのようだ。

ウドンタニとの往復には夜行列車ばかりを使っていたわけではなく、昼の時間帯のバスも二度ほど利用した。

二等寝台
[週に二晩はこの寝台車を利用]

これはウドンタニでの仕事が早めに終わって、夜の汽車まで待つ時間がもったいなかったから。
飛行機なら快適なのはわかっているけれど、これはお金がもったいないのではなから選択肢に入っていない。
以前なら昼間の時間帯でもウドンタニからバンコクへ向かうツアーバスが頻繁に走っていたはずなのだけれど、
コロナの影響でそうなったのか、いまはバンコク行きのバスは夜行便しかないようだ。
唯一2等の急行バスが昼の時間もバンコク行きを走らせていたので、それを利用した。
運賃も385バーツと安かった。
しかし、ツアーバスなら7時間ほどの所要が、この2等急行バスは13時間もかかった。
お昼に乗ったバスが、バンコクに着いたら日付が変わっていた。
急行バスは、国道沿いのバスターミナルに立ち寄り、お客を拾いながら走ることも関係している。
ウドンタニを出発するときは半分くらいの乗車率だったものが、コンケーンあたりでは、ほぼ満席になってしまう。
ナコンラチャシマでたくさんの人が下車したけれど、しかしまた同じだけの人が乗り込んできて満席となる。
快適ではないけれど、不愉快でもない。
なんとなくバス旅らしい情緒があった。

急行バス
[ウドンタニからバンコクへの二等バス]

しかし、ウドンタニからバンコクへの国道そのものは、大型貨物車が多く、信号も多いし、自分で車を運転してこようと言う気にはならない。

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| 日常 | 12:46 PM | comments (0) | trackback (0) |

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