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近況報告 ランタンフェスティバルなど
2月20日 水曜日

近況報告だけしておきます。
先月、日本へ一時帰国して以来、ピサヌロークとバンコクの往復している毎日です。
別に毎日行ったり来たりしているわけではないけど、毎週のようには往復しています。
車での往復が中心なのは、ネコを連れているため。
短期間なら飛行機もありです。

ライオンエア
[ときどき飛行機で往復します]

それ以外にチェンマイへも二度ほど行きました。

ナコンピンコンド

チェンマイは随分と変わってしまって、昔のチェンマイが恋しくなってしまいます。
でも、ナコンピンコンドの前では、昔と同じようにタイ式のニンニクが効いたフライドチキンの露店が出ていました。
恰幅のいい女店主はおらず、その女店主にそっくりな娘さんが立ってました。
ナコンピンコンドでは、息子と同じ年だったノートのお母さんに会いました。
ノートは学校は出たけれど、就職先がなく、友人と道端でコーヒーを売っているそうです。

フライドチキン
[以前は昼には店じまいしてたけど、5時過ぎも営業するようになったようだ]

お気に入りのレモンツリーは相変わらず繁盛していましたが、お客さんは中国人観光客が半分以上を占めていました。
昔からの従業員は一人しか見当たりませんでした。

空芯菜天ぷらのヤム
[ここの空芯菜を天ぷらにしたヤムがお気に入り]

今週に入って、2月19日が元宵節。
日本で言うところの小正月で、旧正月明け最初の満月の日でした。
ピサヌロークの街中は古い華僑が多いので、同じ日がタイで仏教の祭日であるマカブチャー(万仏節)よりも元宵節の飾りつけの方が派手でした。
前夜祭ともいえる18日には、ピサヌロークの事務所があるガソリンスタンドのオーナーが、中国式に祭壇を作り、お供え物をして、盛大に爆竹を爆ぜました。
また、景気づけに太鼓や銅鑼も派手に打ち鳴らされて、随分とにぎやかでした。

中国楽団

爆竹
[盛大な爆竹 ガソリンスタンドは火気厳禁ではなかったっけ?]

夜になると、近所の中国廟前の通りは封鎖されて、通りいっぱいに円卓が並べられて、大宴会が開催されていました。
みんな華僑の人たちなんでしょうけれど、中国語は一切聞こえず、みんな大声でタイ語を話していました。
中国に彼らのルーツをたどるとしたら、何世代もさかのぼることになるのでしょう。

中国廟
[ハデハデな中国廟前の露天大夜総会]

路地では銀幕を張って野外映画が上映されていました。
30年以上昔、バンコクの中華街の路地でも野外映画を上映していたのを覚えています。
なんだか、懐かしい光景に出会いました。

野外映画
[上映されているのは中国映画らしいのですが、観客はほとんどいません]

19日、元宵節の当日です。
朝、エカトサロット橋を渡ってすぐの公園へ行ったら、たくさんのランタンが飾られていました。
中国風のランタンです。
どれも巨大で、龍や中国の仙人、天女といったハリボテが並んでいます。

ハリボテ
[公園内に並ぶ巨大な人形ランタン]

たくさん並んで、これらのコンテストもあるとのことなのですが、どのハリボテも顔がマンガ的です。
なんか、中国伝統とかとは別世界の顔が並んでいます。
そういえば、タイのお寺の仏像のお顔もマンガ的なお顔が多いようだし、タイでは威厳のある顔より、親しみやすい顔が人気なのでしょう。

龍のランタン
[この龍の顔はなんとなくタイのナーガに似ています]

午後からはフェスティバルの山車行列が事務所の前のバロムタイロカナート通りを行進しました。
チェンマイのロイクラトンや花祭りなどでもそうでしたが、タイのお祭りでは、こうした山車によるパレードが付き物のようです。

ランタンフェスタィバルの山車パレード
[ランタンフェスタィバルの山車パレード]

私は巨大なハリボテのランタンが「ねぶた」のように引きずり回されるのかと思っていましたが、昼間ということもあり、ハリボテは目立たず、真っ赤なチャイナドレスを着た人たちの廟列と、トラックの荷台をハデハデに飾りつけ、コスプレのような衣装とメイクの女性が乗り込んものが続きます。
中国式の龍や獅子舞も出てきましたが、踊っているところは私は見ることができませんでした。

パレード
[なんとなく仮装行列のような感じ]

お決まりの美人山車
[パレードには美人を乗せた山車が定番]

獅子舞
[中国獅子舞、大きな口をパクパクさせるだけで、踊ってません]

夜8時過ぎになって、ランタンが展示されている公園へ行ってみたら、周辺はすごい人で埋まっていました。
しかし、公園の周りは警察官が囲んで、中へ入れないようです。

入場制限
[会場前は黒山の人だかり]

観客が押し寄せてランタンが壊れるのを防ぐためかと思ったのですが、警官に「入れないのか」と聞いたところ、どうやら王族でもちょうど来ているようで、一般人の立ち入りは制限しているのだとか。
「もうすぐ解除になるよ」と言われて、しばらく待っていると、遠くで象牙色の大型高級車の車列がパトカーに前後を囲まれて、走り去っていきました。
それとともに、入場規制が解除され、人波がどっと動き始めました。

夜のランタンフェスティバル
[中国情緒とは少し違う気がしますけど、楽しそうではあります]

ランタンはやはり夜、ハリボテに灯をともすから良いのでしょう。
昼間とは、だいぶ印象が違います。
でも、マンガ的な部分は、よりいっそう強調されてしまうようです。

ランタンに灯が入りました
[ますますマンガ的です]

向かい合う龍

そして今日2月20日。
爆竹が残っているのでしょうか、まだどこかからときどき爆竹が爆ぜる音が聞こえてきたりします。
しかし、もう普段と変わらないようで、中国廟の前も閑散として静かです。

昼休みに散髪をしようと思っていました。
今年になってまだ一度も髪にハサミ(電動バリカン)を入れていないので、髪が長くなり、うっとうしい。
このところの日中の最高気温は35℃を大幅にオーバーしています。
ナーン川沿いに床屋があったことを思い出して、自転車をこぎました。
しかし、床屋の前には「30分ほどで戻る」と張り紙がされて、閉まっていました。
しからば、先に昼食を食べようと、床屋の少し先にある「パッタイ」と書かれた小さな食堂に入りました。
小さくて、かわいい店です。

小さなパッタイ屋
[注意しないと見過ごしてしまいそうな小さな店]

パッタイ・タマダー(パッタイ並)と注文し、出てきたパッタイはなかなか綺麗に盛り付けられています。
味も甘ったるかったり、やたらと脂ぎっているわけでもなく、おいしい。
これは、正解だったなと感じられるものでした。
ピサヌロークにいても、いつも昼食に入る店はほとんど決まっていて、ほとんど新規開拓などしたことがありません。
値段の安さとボリュームが信条。
それに、肉類はなければない方がいいという志向なので、食べ物もだいたい決まってきます。
でも、たまには知らない食堂に飛び込んでみるのも悪くなさそうです。

パッタイ30バーツ
[盛り付けもきれい、黒い皿もスマートです]

で、お会計すると、これがなんと30バーツ!
この内容で、この価格なら破格です。
なんか、これからしばしば通うことになりそうな予感。

パッタイ屋の店内
[店内は可愛らしい感じ]

パッタイを食べ終えて、床屋の前へ戻ると、張り紙はまだ張ったままでした。

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平成31年最初の一時帰国
1月9日 水曜日

また一時帰国ネタです。
数日前からピサヌロークよりネコとともにバンコクに戻っており、バンコクのアパートから空港へ向かう。
前回はアパート前のソイ入り口からラムカムヘン駅までのバイクタクシー代が50バーツ請求されたと憤慨したが、今回は40バーツで問題なかった。

このところタイバーツから日本円への換算率があまり良くない。
世界的な不況と言う噂も流れているけれど、為替のアップダウンは頻繁で、しばらく待てばまた良くなりそうな気もする。
それまでバーツから日本円への両替を見合わせておきたいのだけれど、財布の中に日本円の現金は1万円も入っていないため、当座の手持ちように3万円分だけ両替しておく。

バンコク空港の中華航空のラウンジが成田や台北よりも落ち着く感じがする。
台北は豪華っぽく作ってあるけど、食べ物とかがあんまりよくないと感じる。
それに人が多くてせわしない。

バンコクのラウンジ


成田はサービスもいいし、生ビール・サーバーもあって好きだけど、中国系の他の航空会社も共同利用している関係で、混雑したり、あわただしかったりすることがある。

そこへ行くと、バンコクはこじんまりとしているけど、総合点で悪くない。
飲茶も台北よりおいしい気がする。

ということで、お粥や飲茶、そしてサラダにサンドウィッチとおなかに詰め込み、搭乗ゲートへ。
今朝の飛行機もガーラガラ。

留守番ネコ
[台北空港の乗り継ぎで留守番しているネコの様子を確認、ヨシヨシ]


<hr>

1月10日 木曜日

なんだかスッキリしない空模様。
昼前くらいには少し雪も舞っていたらしい。
つまり、とても寒い。
こんな寒い日には銭湯に限ると、今回も自転車で銭湯まで行く。

寺社建築の銭湯は東日本だけらしく、西日本の銭湯が四角くそっけないコンクリートの建物で、初めて見たときは少しカルチャーショックを覚えた。
その銭湯は山口県の下関だったように記憶している。

銭湯
[銭湯と言ったらやはり寺社建築のイメージ]


のんびりと銭湯を楽しんだらば、すっかり暮色が濃くなっていた。
昭和40年代の世界にタイムスリップした感じ。
これで豆腐屋がラッパを吹きながら自転車で通りかかりでもしたら涙が出てきてしまいそうだ。

黄昏
[豆腐屋など平成のご時世いるわけないか]

<hr>

1月11日 金曜日

妻と一緒に吉祥寺南病院へ行く。
膝の痛みを訴えて、いろんな病院へ行ってみたけれど、これといった解決には至らず、今日に至っているが、それでもこの病院の対応が一番良かったと言っている。
大きな病院ではなく、また待ち時間も長かったけれど、お医者さんもスタッフも感じが良かった。

昼食を吉祥寺駅ビル内にある「大戸屋」で食べる。
バンコクにもたくさんある店だけれど、バンコクよりも割安感がある。
大きな窓から、外を眺めたら、KNT吉祥寺支店があった。
20年ほど前に任務していた支店だ。
以前と比べて、なんだか活気が失せているような気もする。
ハーモニカ横丁なんかは今でもあるのだろうか。

風はあるが、天気は晴れており、午後からラビットスクーターに乗って近所を走ってみる。
いつ燃料詰まりでエンストするかわからないような不安定感はあるけれど、それ以外はちゃんと健気に走ってくれる。


赤ポスト
[赤くて丸いポストもラビットスクーターも現役です]


住宅街の中に、ネコ・カフェ発見。
それも、ちょっと奥まったところで、、どう見てもただの民家にしか見えないけど、、、興味はあるけど、知らない他人の家にはいるみたいで、入りにくい雰囲気。

ネコカフェ
[ふしぎなネコカフェ]


留守番ネコ
[私の枕を使って寝ている]

<hr>

1月12日 土曜日

柿の木
[どんよりとした空模様、カキの実は鳥たちのもの]


息子の優泰と蕎麦屋の「小ばやし」で待ち合わせる。
ここのかつ丼はとても懐かしい。
中学生のころは随分と出前でお世話になったものだ。
ドンブリの蓋を開けるとポワーンとなんともたまらない甘じょっばい香りが立ち上る。
ちょっと濃いめの味付けで、ボリュームもある。

店に入って食べるのは実は初めて。
土曜と言うのに、店内はほぼ満席。
相席でテーブルに就く。
老夫婦二人で切り盛りしていて、忙しそう。
カツ丼900円という金額は、40年前の倍くらいだろうか。

カツ丼の味も、漬物の味も昔と同じようだ。
ナメコの味噌汁もついてきたが、以前は「上カツ丼」でなければお椀物が付かなかった気もするが、記憶違いかな。
カツをふっくらと玉子でとじるのは、素人には難しい。
タイのなんちゃって日本料理屋では絶対出会えない。

小ばやしのかつ丼
[ここのかつ丼が世界一おいしいと信じてます]



食後にはコーヒーまでサービスしてもらった。

留守番ネコ
[こんどは場所を移動して、やはり寝てる]


1月13日 日曜日

バンコクへ戻る日。
朝から妻と言い争いをしてしまったまま空港へ向かう。
気が重い。

ビールと稲荷寿司
[気は重いけどビールはうまい、いなりもうまい]


こういう時は、いいことが起こらないもので、富士山が見える右舷側の席にはならず、左舷側の席。
それでも、チェックインカウンターの係からは「プレミアムエコノミーのお席でご用意してます」と言われるが、同じ席でも雪を頂いた富士山が眺められる席が良かった。
反対側の窓からは富士山が見えているだろうなと思うあたりで、伊豆半島が見えた。

バックスキンビール

[青い缶は台湾で作っているドイツ風ビールでバックスキンビールだそうな]


機内で映画を見る。
舘ひろし主演の「終わった人」。
これが結構よかった。
「卒婚」というのがテーマらしく、初めて聞く言葉だけど、しっくりくる。
ただし、我が家と違って、我が家の場合、別居しても、金銭的補充はすべて私からの一方通行。
妻の自立と言うのは、あくまでも経済的自立ということにはなっていない。
朝の言い争いの根底にあるのが、月末に引っ越して一人暮らしすることにしたという内容から発したもので、
いまだって息子も出て行って、一人暮らしなのだけど、新しい家と言うところ違うらしい。
それも私に相談ではなく、妻の姉妹たちと相談して決めて、お金もかかることなので、こちらは全く面白くなかった。
そんななかで、この映画のストーリー。
悪くなかった。
でも、別に私も贅沢したいつもりもないし、質素でも食べられれば良いだけのネコとの暮らしに満足しているのだから、あんまり妻の行動に物言いをつけるべきではなかったと少し反省する。

日没
[台北着陸前に旋回して夕日が見えた]


台北の乗り継ぎではまた市場で「台湾うどん」を買い込む。
空港と南崁の間のバス賃はバス会社によって違うことを発見する。
往路は国光バスで36元、復路は桃園バスで25元。
金額の差だけあって、国光バスは観光バスのように豪華で、桃園バスは普通の通勤バス。
そしてフィリピンからの出稼ぎ労働者らしい若者でいっぱいだった。

台北からバンコクまでは、希望した8Dという、自分で決め込んでいる指定席がふさがっていて取れず、10Bという席になってしまった。
そして、バンコク到着が深夜2時過ぎという便にもかかわらず、満席。
こんなに混んだ飛行機に乗るのは久しぶりである。
窮屈なエコノミー席ではあるけど、飛行中のほとんどを寝て過ごした。

バンコクの入国審査には30分以上の時間がかかり、タクシーに乗り込んだら午前3時を回っていた。


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平成30年最後の一時帰国
12月12日 水曜日

このブログ、一か月に一度か、二度くらいしか更新していないのに、一時帰国をすると、そのネタが必ず登場している。
つまり、一時帰国のネタばかりと言うことになる。
しかも、その一時帰国は毎度同じ中華航空で、利用する便もほぼ一定している。
座る座席もだいたい8D。

そしてまた今回も一時帰国ネタ。
バンコクの仕事があって、週末からネコと一緒にバンコクに出てきていた。
ピサヌロークのゲストハウスで留守番をさせておいても良かったのだが、日本から戻ってもまたバンコクで数日仕事が残っており、10日ほどピサヌロークを留守にしてしまう。
ちょっと10日は長すぎるので、ネコはバンコクで5日間の留守番。

ココナツロール
[最近土産として指示されるのがこのココナツロール、いかにもタイ土産らしいパッケージだからかな]

朝、6時にアパートを出るが12月と言うこともあって、まだ夜が明けてなく、大通りまでの道がくらい。
いつもなら、ソイの入り口にたむろしているバイクタクシーが寄ってくるのだけれど、待機しているバイクタクシーがいないようで、こちらからコンビニ近くの乗り場まで向かわなくてはならなかった。
そのバイクタクシー、いつものようにラムカムヘーン駅まで乗せてもらい、40バーツを支払ったところ、「10バーツ足りないぞ」と呼び止められてしまった。
こういうことはしばしばあるけれど、あんまりいい気分もしない。
だからタイではタクシーやトゥクトゥクやバイクタクシーに乗りたくない。

朝の中華航空は、今回もまたガラガラ。
映画で「のみとり侍」というのがあった。
案内を見ると殿様の逆鱗に触れて、ネコのノミ取りになるよう命じられた侍の話とある。
これは江戸時代のネコの話だろうと喜んでチャンネルを合わせた。
映画が始まる。
時代劇ではあるけれど、コメディー風のつくりのようだ。
まぁ、コメディーでも構わない。
主人公の侍を演じるのは阿部寛。
しかし、ネコがなかなか出てこない。
たまにスクリーンの端に脇役として映っているだけ。

台中花博のマスコット

[台中で開催の花博のマスコット、ネコではなくヤマネコらしい]

私がネコの映画と勘違いしたのが間違っていたようで、基本的にはネコとは関係のないストーリーであった。
ネコのノミ取りとは、江戸時代の男娼のことであったようだ。

台北で乗り継ぎ、すっかり日が暮れた成田空港に着陸。
どれほど寒いだろうかと心配していたが、それほど寒さを感じなかった。

インスタ写真焼き付け機
[台北空港で見つけたインスタ写真の無料プリントサービス、インスタなんてやってないけど、写真はプリントしたい]

<hr>

12月13日 木曜日

午前中に墓参りを済ませ、午後からは大宮の先まで出かける。
昔お世話になった方で、いまでもバンコクへ来られた際には、食事をご馳走になったりしている。
しかし、年齢ももう80となり、最近はお医者さんからバンコク行きはおすすめされていないらしい。
その方から、パソコンの設定が上手くできないので見てほしいとの依頼をもらっていた。

大宮まで行くのに、武蔵野線に新秋津から乗ってみることにする。
武蔵野線など、長いこと乗ったことがない。
開業したばかりのころ、日本で初めての自動改札が設置されるような先進的な反面、1時間に一本程度しか電車が走っていなかった。
いまは、通勤電車が頻繁に走っているそうで、駅で電車の発着案内を見たら、「東京」行きなんてのがある。
それもぐるりと埼玉、千葉を回って走るようなので驚いてしまう。

パソコンの設定はものの10分ほどで完了してしまう。
それから出張先で集められたというコレクションの骨董品を見せてもらう。
奥さんが、今の家を売って、街中のマンションへ移りたがっているそうで、そうなると、スペースもないだろうから骨董品も処分しなくてはならないが、どのくらいで売れるだろうかと言う話になった。

夜は18年前に、2年ほど勤めていたベンチャー会社の仲間たちとあう。
その会社は私が仕事を放り出してチェンマイへ行ってしまった後、半年ほどで倒産してしまった。
それから毎年、「残党会」と称して飲み会をしている。
私もそうだけれど、まだ20代、30代だった仲間たちも、もういい歳である。
沖縄料理の店で、泡盛などを飲み、昔話と近況報告、そしてバカ話で楽しんだ。

<hr>

12月14日 金曜日

花小金井駅前の銀行へ行く。
天気は快晴なのだけれど、風が強い。
古い民家の庭先では、ネコたちが陽だまりで憩っていた。
タイのネコは陽だまりで憩うなんてことはまずない。

陽だまりの猫たち
[このお宅では夏にも写真を撮らせてもらったような気がする]

1週間ほど前に、妻がぎっくり腰になってしまったそうで、満足に動けなくなってしまっている。
そのため、私一人遊びまわっているのも気が引けるので、ほとんどの時間を家の中で過ごす
それでもラビットスクーターだけは、放置したままにしておけないので、バッテリーを充電してエンジンをかけ、近所を走ってみる。
エンジンはちゃんとスタートするが、やはり燃料タンク内のサビから燃料詰まりになりかける。

ラビットジュニア
[昭和42年型なのでもう50年を過ぎたことになるが、まだまだ現役]

夕方、近所のスーパーヤマザキで小さなショートケーキを買ってきて、一足早いけど、妻と二人でクリスマスを祝う。
スーパーのケーキなど美味しくないと昔から思っていたけれど、長いことタイに暮らしていると、こんなケーキを食べても、
「やっぱり」日本のケーキは美味しい」と思えてしまう。
安物のワインも飲む。
タイは安物のワインも高い。
日本は物価が高いけど、ビール以外のアルコール飲料だけは安いと思う。

クリスマス
[東京の家でクリスマス]

夕食にはカレーライスを食べて、夜10時には眠くなって寝てしまう。
やはり日本の12月は寒いようで、布団にもぐりこんでも寒いので、いままで電気を入れたことのない電気マットを使って寝る。
年取ったら、寒さに対して弱くなるのだろうか。

<hr>

12月15日 土曜日

バンコクへ持ち帰るための食材などの買い出しをドンキホーテで行う。
乾麺や調味料、麺つゆなど、、、今年の夏から税制が変わって、食品も免税扱いになるそうで、いままで免税など考えたこともなかったけれど、税額8パーセントも安くなるなら、その差は多少の手間を考えても受けるべき、今回初めて手続きをしてみる。
たぶん、都内の店ならば、店の人も免税扱いに慣れていて、テキパキと処理してしまうのだろうけれど、郊外の住宅地の店なので、店員さんも手続きがよくわからないで、あちこちへ電話をして確認している始末。
会計だけで、ずいぶんと時間がかかってしまった。

青空にカキの実
[鳥たちがカキの実を食べに集まってきます]

夕方、銭湯へ行く。
土曜日なので混んでいるかと思ったけれど、たいしたことはなく、のんびりと入浴ができた。
もっとも、銭湯の湯は熱いので、湯船に5分と入っているとのぼせてしまう。
ここの銭湯には、ジャグジーのようにブクブクと底から泡の出る風呂、背中から水流が当たるジェットバス、打たせ湯などと一緒にエレキ風呂と言うのがあって、浴槽内に電極があり、低周波の電気が流れて、入るとビリビリとくる。
血行を良くしたりして、健康に良いらしいということで、去年までは我慢して、入ったりしてみた。
しかし、私にはこのビリビリを快感とは感じられず、できれば避けたいと思っていた。
別に、エレキ風呂に入らなくてはならないルールなどないのだけれど、支払った入浴料にはこのエレキ風呂代も含まれているはずだと思うと、入るのが義務のように思えてしまう。
しかし、今年の初めに頸椎の手術をし、首の関節に金属製のバネを埋め込んであるから、この金属製のバネに低周波の電気が流れるのはマズイと勝手に判断し、それを理由として、エレキ風呂入浴義務を回避することにしている。

夕食にはおでんを食べる。
おでん素材の中では、昔から「ちくわぶ」が好きである。
小麦粉を練っただけの、具の中では大きいだけで、貧相なのだけれど、これが好きなのである。
バンコクでもおでん種を売っていて、たまにおでんを作って食べるのだけれど、このちくわぶはバンコクのスーパーで売っていない。
久しぶりに、辛子を効かせてかぶりつくと、表面におでんスープが浸みこみ、中心部はうどんのような食感で、思わず「あぁ、これこれ」と思えてくる。

<hr>

12月16日 日曜日

タイへ戻る日となってしまった。
朝一番で自転車をこいで墓参りをし、9時過ぎから団地の階段掃除。
バケツで水をかけ、デッキブラシでゴシゴシ。
同じ階段を利用している世帯の人たちとの共同作業。
この団地ももうじき50年になり、昔から住んでいる人が大半。
子供のころの私を知っている人たちである。
つまり、高齢者ばかりで、私などはダントツで若い方になってしまう。
それでも皆さんまだまだお元気。
団地もこれからどうなるのかわからないけど、日本中あちこちでこのような団地の問題が発生しているらしい。

白い恋人
[ピサヌロークの学生たちから土産に欲しいと頼まれたのは白い恋人]

稲荷ずし大好き
[豪華な寿司もいいけど、成田で食べる稲荷寿司が好きだ。カップラーメンも]

帰りの飛行機では山田洋二監督の「家族はつらいよ」を見る。
役者はそろっているけど、やっぱり寅さんのような面白さはない。

そして機内食はチキンカレー。
昨日の昼も残り物のカレーを食べたので、3日連続のカレーとなった。
カレーは辛くなく、またお肉があまり食べたくない私に、カレーに入っているチキンが大きく、量も多いのが気になった。
日本にいる間に見たテレビで大豆などから作った人造肉を紹介しているものがあったが、早くもっと普及しないものかと思う。

雲に隠れた富士山
[このところ富士山が眺められないケースが続いている]

台北でのストップオーバーでいつものように南崁の町に向かう。
市場のおばさんのところで「台湾うどん」を買う。
「いま会社終わったのかい」と声をかけられる。
毎度台北のストップオーバーでうどん玉を買っているので、この近所に住んでいるものと勘違いされているようだ。
いちいち説明するのも面倒だし、細かな事情を伝えられるほどの中国語能力を持ち合わせていない。

バンコクまでの飛行機もガラガラであった。
おかげで、離陸してフルーツプレートの機内食を食べ終わって早々に、後方の席へ移り、4人掛けのひじ掛けを上げて横にならせてもらう。
これぞまさしくフルフラットである。
最近、中華航空を含めて各-航空会社がカウチと言って追加料金を取り、3人掛けのシートを占有させ、ベッドのように使わせるサービスを始めているが、こちらは4人掛けなので、足を伸ばして寝ることができる。
しかも、追加料金もかからない。

バンコクの空港のイミグレーションは混んでいなかったが、係官のやる気がないのか、携帯電話でのおしゃべりに夢中で、ほとんど手が動いていない。
午前3時近いこの時間に、いったい誰とそんなに楽しそうに話すことがあるのだろう。
おかげで、10人ほどの列は遅々として進まず、やっと抜けられたと思った時にはもターンテーブルで私の荷物が回っていた。

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