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8月回想
8月仕事でもプライベートでもタイの中を飛び回ていた。
まずは7月下旬のことから。
早朝のジョギングがいまだに継続で来ているのは、もともと運動嫌いの私だけどジョギングコースの中でネコたちに遭えるからと言うのは以前にも書いたはずだけど、そのネコたちの顔ぶれも変わってくる。
飼い猫として飼われているネコは変わらないけれど、特定の飼い主のいないネコは、いつの間にか姿を見せなくなって、そのうちにまた別のネコが現れてくる。
そんな中でも気になっていたのは、お腹に大きな瘤を持ったネコで、いつも私が走ってくるのを待ち構えていて、駆け寄ってきたのだけれど、6月の末に1週間ほど留守にしていたら、その後姿を見せなくなってしまっていた。
そんなネコだけど、1か月後の7月末にまた以前と同じ場所に姿を見せた。
ネコも私を見て喜んだが、私もうれしかった。
でも、またそれきり姿を見せなくなっている。

コブのあるネコ
[このネコのお腹に大きなコブがある]

※その後、8月21日にもまたネコは現れた。
私からキャットフードを少しもらって食べたが、途中で「もういいや」って感じで、居なくなってしまった。
以前は言い方は悪いがちょっと食い意地が張っている感じだったけれど、いまは誰かパトロンでも見つけたのだろうか。

7月末にスコータイへ行ってきた。
スコータイ遺跡ではライトアップが行われていた。
赤や青い明かりを当てて、幻想的な情景を演出しており、一見の価値があると思えるのだけど、今年のロイクラトンでのスコータイ・ナイトの情報を得られずにいる。

ライトアップ
[スコータイでも以前は毎週末にライトアップをしていたけど、今回のライトアップは7月限定]

スコータイはロイクラトンの発祥地とされ、ここで行われるスコータイ・ナイトというイベントは時代絵巻風のステージショーが呼び物で、毎年たくさんの観客を集めている。
タイではコロナもほぼ終息したことになって、海外からの観光客も受け入れはじめ、国内の移動制限も撤廃されたので、今年は盛大なイベントが開催されるものと期待としているのだけれど、そのショーに関する発表が依然として行われていない。
スコータイ・ナイトそのものは10月末から10日間で開催されると発表されているのに、メインイベントのショーの情報がさっぱり聞こえてこない。

ワットマハタート
[ワットマハタート]

スコータイへ行き、夜はピサヌロークで泊まった。
いつもリタイ・ゲストハウスに泊まっているのだけれど、今回は前日になってリタイ・ゲストハウスから電話が入り、従業員にコロナ感染者が発生したので宿泊を受け入れられなくなったと言ってきた。
タイではこのところ毎日二千人くらいの新規感染者と発表されているけれど、私の周りでも随分とコロナ感染者が出ている。
こんなに身近で次々と‐コロナ感染で自主隔離する人がいるのに、新規感染者が毎日二千人くらいと言うのは、どうも数字が合わないように思う。
その夜、夕食にはナーン川沿いのSab Barという屋外飲み屋へ入った。
空飛ぶ空芯菜の食堂が閉店してしまって以来、ピサヌロークでの夕食で気に入ったところがなくなり、だいたい駅前市場で出来合いの総菜を買って夕食にすることが多かったのだけれど、これも味気なくて、今更ながら空飛ぶ空芯菜食堂が恋しくなってくる。
そんな空飛ぶ空芯菜食堂と同じナーン河沿いのテラスで見つけたのがSab Bar。
ピサヌロークなど田舎によくある飾り気もセンスも感じさせない、安っぽい飲み屋なのだけど、ここは安っぽいだけではなく、実際にとても安くて気に入った。
何てったて、小皿の料理がだいたいどれも一品20バーツ、ビールも60バーツ。
味に関しては、旨いと感動することはできないけれど、値段だけはこのご時世にあって、確実に「安い」と感動できる。
私はやっぱり安いということに絶対的な価値観を持てるようだ。

Sub Bar
[川沿いと言うのも気に入っている]

8月11日から三回目のガンタンへ旅行してきた。
またまた16時間かけて汽車に乗っていってきた。
ガンタンがこのところ気に入っている。
ちょっと遠いというのはあるけれど、汽車賃は安いので、長時間の汽車旅が苦にならない私にとっては、ガンタンは数日の連休をこさえて行きたくなる場所になっている。
今まで2回のガンタン滞在では、ガンタンでは一泊しかしてこなかったけれど、今回は2泊で、いつもの倍もガンタンでの滞在時間がある。
そのガンタンでの滞在中は、朝夕に森林温泉へ行くことしか目的がない。
なので、もうこのブログに書くようなことも何もないのだけれど、食事だけは毎度同じものを食べているわけではないので、前回まで食べてきていないものを食べることになる。
そんな中で、警察署横の路地で茣蓙を敷いてムーガタを食べさせている食堂がある。
ここには、前回も来て、ムーガタではなく丼に入ったタイスキを食べたのだけれど、その時のタイスキが美味しかったこともあるけれど、それ以上に路上の茣蓙の上に胡坐をかいて飯を食い、酒を飲む雰囲気がとっても気に入った。
今回はムーガタ鍋を食べたのだけれど、豚肉を注文せず、鶏肉とドーリーと呼ばれるナマズの切り身でムーガタにした。
ここはバンコクなどによくある食べ放題式のムーガタと違って食べたいもの一つずつ注文し、お勘定に付くので、品質は悪くない、

路上のムーガタ屋
[満席の好況]

そして、ここガンタンは飲茶が名物の土地ということでなのか、メニューの中に蝦餃(ハカオ)と呼ばれるエビ蒸餃子まである。
これもムーガタ鍋に放り込んで、食べてしまう。

この路上のムーガタ屋が気に入った理由として、近くに酒屋がありビールなどはそこで買ってきて持ち込みOKなこと。
その酒屋がコンビニなどよりちょっと安い。
ピールなど温泉帰りなので、軽く飲み干してしまい、もう少しアルコール度の高いものを求めて再び酒屋を物色したら米焼酎ラオカオでムエタイボクサーのシルエットをラベルにしたボトルがあったので、それを購入。
労働者の酒であるラオカオはラベルの印刷も安っぽいものが多く、このラベルも安っぽいがムエタイと言うのが気に入った。
いかにもガツンときそうな感じがする。

ムエタイ焼酎
[ラオカオのラベルはどれも安っぽい]

今回ガンタンでは都合4回ほど温泉へ入ってきた。
いつ来ても自然の中で大きな露天風呂と言うのは気分がイイ。
そして、このあたりはタイ南部と言うこともあり、モスリムの人も多い。
ガンタンの街は華僑も多数派、温泉周辺の農家は皆タイ人。
そんな民族も宗教も越えて、この露天温泉では、それがあたり前みたいにして入浴している。
これは感動もの。
ニュースなどで報道される宗教や民族の対立も、そもそもなんで対立してるんだろうと思われる光景がこの大きな露天温泉では見られる。
一緒に温泉に入り、世間話をして、まったく平和そのもの。
世界各国が動じている軍事費を、世界各地に露天風呂を作ることに転用すれば、世の中丸く収まるのではないだろうかと思われてくる。
紛争が絶えなてタイ最南部からでも始めてほしいものだ。
モスリムの女性が頭にベールを巻いたままで、温泉の中を泳ぐ姿を見たとき、そんなことを考えていた。

本当の混浴
[これが本当の混浴かな]

ガンタンも三回も訪問していれば、いろいろと見なけりゃ良かったと思われるような事柄まで見えてきてしまう。
その最たるものが当地名物の飲茶。
最初に来たときは蒸籠一つが15バーツってこともあり、安くて最高なんて喜んでいたが、その後20パーツに値上がり。
そんなに安いとは感じなくなっていた。
しかし、今回は値段とは別の次元。
朝の温泉から戻りそろそろ店じまいを始めている飲茶屋で朝食を食べよう手した際、当地の飲茶は自分が食べたい蒸籠を指さして、それぞれ蒸かしてもらうシステムなのだけれど、私が好きな蝦餃(ハカウ)がなくなっていた。
売り切れかと思い店員さんに聞いたところ、「ある」という。
やれ嬉しやと思ったのもつかの間、店員さん冷凍庫から私も毎度御用達のスーパーマクロのプライベートブランドaroのロゴが入ったビニール袋から冷凍の蝦餃を2個取り出して蒸籠に入れて蒸し始めた。
それで一気にガンタン愛は冷め始めてしまった。

冷凍飲茶とは
[冷凍と知ってしまった]

これまでご当地名物だと思ってウヒウヒ言いながら食べてきた飲茶が、手作りとかではないばかりか、タイのどこにでもある量販店のプライベートブランドの冷食だったとは、、なんとも情けない。
そのことに気づかなかった私の味覚も輪をかけて情けない。

8月13日、ガンタンからオンライン・ライブの中継放送を担当してそのまま汽車に乗ってバンコクへ戻る。
オンライン・ライブはまずまずの出来だったけれど、バンコクへ到着したその晩担当したオンライン・ライブは失敗だった。
チャオプラヤー川の夕景から始めて、ワットポーのライトアップをメインにするつもりだったのが、ワットポーでは閉館時間を理由に入場を拒否されてしまい、中途半端な映像しか送れなかった。
有料のプログラムなのに、こんなことでは視聴者に申し訳ないと反省しきり。

ワットポー
[夜のワットポー]

8月下旬にまたチェンライへ行く。
現地での足を考えて車で行くが、日中は支店で事務仕事をこなし、夕刻から夜中にドライブしていくのは、なかなか体に堪えた。
5日間ほど走り回ってバンコクへ戻ってきたらフラフラになってしまった。
その帰路、チェンライを出てすぐ、国道沿いの休憩所案内の看板に温泉マークを見つけた。
なんだろうかとその休憩所へ立ち寄ってみたら、本物の温泉があった。
足湯もあり、そして入浴できる温泉小屋まであった。
せっかくなので温泉で入浴していくことにした。

この先休憩所
[温泉付き休憩所あり]

まだ新しい施設らしく、きれい。
そして、利用料と言うものは規定がなく、お気持ち次第を箱に入れるシステム。
この中の大半は20バーツ札で、ピンク色した100バーツ札もちらほら見える。
湯温は高く、源泉だけだと熱すぎるので、水で埋めながら浴槽を満たしていく。
お湯は無色透明の単純泉のようで、やさしいお湯。
この施設、チェンライからの上り線にあるのが玉にきず。
チェンマイを出て運転始めたばかりで、温泉だと、これから先のロングドライブで湯疲れしそう。
下り線にあれば、長距離の疲れを癒すのに最適と思われる。
だが、ここは公共施設。
運営しているのも公務員だからなのか、タイの公務員の勤務時間に準じて、閉館時間は16:00となっている。
これもまた中途半端な時間。
温泉浸かって星空眺めるくらいの情緒が欲しい。

浴室
[タイでよくある丸い浴槽]

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| 日常 | 12:16 AM | comments (0) | trackback (0) |

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