■かれんだー■
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<<前月 2024年11月 次月>>
■直近記事 20 ■
■コメント■
■カテゴリー■
■アーカイブ■
■2001-2004年の記録■
■ぶろぐ主宰者■
■ぷろぐらむ拝借■
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■その他■
 
■あどみん■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
 

蘭英旅行 その5
9月11日 日曜日

朝7時前に起きだして朝食を買い出しに行く。
ユースホステルから1マイルほどのところにホークスヘッドの集落があり、そこにもCOOPがあることを確認していた。
しかも営業開始は7時からと早い。

宿の前庭から周囲を見回すと朝もやがかかっている。
静かな朝。
羊たちが緑の丘の上にいる。
夜の間も厩舎に入ることなく、羊たちは外で寝ているのだろうか?

朝もや
[やっぱりイギリスは夜明けが遅い]

集落への1マイル、朝食を買いに行くだけだからキャリーバッグは引きずる必要がない。
ショルダーバッグだけなので足取りも軽い。
昨日歩いてきた道をさらに北上するが、朝早いこともあって、車もほとんど走って来ない。
農家の人たちは早起きだといわれるけれど、このあたりでよく見かける農家は、まだみんな眠っているように静かなままで、ひと気を感じさせない。
もっとも専業農家と言うよりも、牧畜もするがペンションのような民泊もしていて、今のシーズンは観光客を泊める方がメインになっているのかもしれない。

朝の羊
[静かな朝]

今回の旅行に出る前から懸念していたことは、天気が良くないのではないかということ。
ネットの天気予報を見るとブリテン島の西側に低気圧があって、台風のように渦を巻いている図が示されていた。
オランダでは少し雨に降られたけれど、イギリスに渡った昨日からは雨はまだ降って来ない。
しかし、宿の人によると、今日は雨が降るらしい。
徒歩で移動をする身には雨は大敵。
特に今日はこれまでで一番長い距離を歩かなくてはならない。
ここからウィンダミアのユースホステルまで15kmの距離がある。
もし、雨がひどかったらば、ホークスヘッドの集落からウィンダミア行きのバスに乗るのも致し方ないかと考えていた。
でも、いまのところ朝もやの切れ目から見上げると、青空ものぞいている。

ホークスヘッドへの道
[こんな道をジョギングしても楽しそう]

ホークスヘッドの集落へは30分とかからず到着できた。
小さな学校があり、小さなレストランがあり、小さな土産物屋と宿屋がある。
でも、まだみんな起きだしてこないのか、集落の真ん中でも誰も歩いていない。
まぁ、日曜日の朝だからこんなものかもしれない。

ホークスヘッドの集落
[集落の中心部]

この集落も景観を守るための規制があるのか、建物はチューダー様式というのだろうか、白い壁に木の柱がアクセントになっている建物が並んでいる。派手な看板などもなく、どぎつい感じの観光地色は見られない。
それでも、観光客で集落の経済が回っているのだろうし、店のほとんどかが観光客相手の商売をしている。
土産物屋には大きなショーウィンドーがあって、ピーターラビット関連のグッズを売っている。

土産物屋
[ここへ来たら土産にほしくなるんだろな]

この集落の生協は、ウィンダミアの生協がスレート石組みの建物であったのに対して、白い壁の民屋風。
COOPの看板も小さく目立たず、たぶん狭い入り口扉の前に買い物カートが置かれていなければ、ここがスーパーだとは気が付かないだろう。
まだ眠っているようなホークスヘッドの集落の中で、生協の中では当然ながらレジに係が立って働いていた。
買い物客もやってくる。
昨晩ユースホステルのキッチンの様子を見ていたので、どんな調理器具があるかよく解った。
調味料を持たないので、やはり冷凍食品に頼るしかない。

ホークスヘッドの生協
[店の前に買い物カートがあるのでここがスーパーだとわかる]

その冷凍食品の中でも、なるべくコストパフォーマンスのよさそうなものを物色する。
いろいろな商品を長い時間かけて比較検討する。
カレーのようなものもある。
これは日本のカレーではなくインド風だろう。
カレーも食べたいが、ちょっと予算オーバー。
最後に見つけ出したのがポロネーズ風のソースがかかったペンネ。
つまりイタリアパスタの冷食。
これが特盛とも言うべき400グラム入り。
お値段3.50ポンド。
安いかどうかはよくわからないが、バンコクのスーパーで冷凍のパスタを買ったことはないが、たぶんこれより高いのではないかと思う。
さらに野菜不足にならないようにカット野菜の詰め合わせ、1.05ポンド。
併せて4.55ポンドを現金で支払う。
今回の旅行に際して、イギリスポンドは5,000バーツ分を両替して持ってきたが、節約が徹底していることと、現金払いができる機会が少ないので、なかなか減らない。

朝からポロネーズのパスタと言うのもこってりし過ぎだけれど、これを買ってしまった動機の裏にはコスパ以外に、昨晩のキッチンで捨てられていたスパゲティーのミートソースが恨めしかったこともあったと思う。
宿へ戻ってキッチンの電子レンジでチンする。
タイから持ってきていた緑茶のティーパックでお茶も入れる。
今回の旅行で、お茶など熱い飲み物をこれが最初となる。

朝からこってり飯
[ホステルへ戻って朝食]

ポロネーズのペンネは実にボリュームが満点以上だった。
ソースにはたっぷりとチーズが含まれているし、日本やタイでも冷食をほとんど食べたことがないので、比較するのは間違っていそうだけれど、パスタのボリュームと比較してソースの量が多い。
味も良い。
欲を言えばタイ料理でバカになっている私の舌にはチリパウダーを振りかけたいところだ。
30年前に母と湖水地方へ来た時、夕食にイタリアン飯屋に入った。
その時も料理は旨く、値段も手ごろだった。
イギリスではイタリア風の食べ物のコスパが良いのかもしれない。

ソースが余ったので、まだ手持ちで持っていたパンにソースを擦り付けて食べたが、これもやっぱりうまい。
ガチガチと硬いくらいのパンにソースか染み込んで、すこし柔らかくなっった感じが面白い。
でも、やっぱり朝から食べ過ぎてしまったようで、ちょっと苦しくなった。

10時半に宿をチェックアウトしてウィンダミアへ向かって歩き始める。
途中までは昨日歩いた道と重複する。
おんなじ景色の中を歩くのだけれど、午前と午後とでは太陽の向きも違うから、おんなじ道を歩いてもやっぱり感動がある。
いい景色だなと思って写真を撮ったりするが、あとで見てみると前日にも同じ場所で撮った写真があったりする。

エストウェイト
[静かにたたずむ湖]

違うのは光の加減だけではない。
ニアソーリーのヒルトップ農場には観光客の姿がたくさんあった。
みんなお目当てはポターの博物館。
私は入場料を払ってまで入ろうとは思っていないが、近くまで行ったら誘導係に「予約はしてあるか」と聞かれた。
ここは人気が高いので、内部見学するには事前に予約をしなければならないそうだ。
むかしに来たことがあるが、その時の記憶では、ポターがかつて住んでいた農家を改装したような民屋で、確かに内部は狭くて、観光客が押し寄せるには無理があったように思われる。

ベアトリクスポター博物館
[博物館となっているポターの家]

ヒルトップ農場
[観光客の姿がちらほらと]

ヒルトップを過ぎて、渡し船乗り場への丘を登り始めたところで、かわいらしい道路標識を見つけた。
赤く縁どられた三角の注意を促す標識の真ん中にウサギのシルエット。
たぶん、ウサギの飛び出し注意の標識なのだろう。
ウサギの構図は、後ろ足日本で立ち、前足は空を泳がせていて、ピーターラビットの絵本に出てくるウサギにそっくりである。
いや、当然意識してそっくりに描いたのだろう。
でも、絵本のウサギは確か空色のジャケットを着ていた記憶があるが、このシルエットにはジャケットは確認できなかった。

野兎の飛び出し注意
[かわいらしい交通標識]

牧場の真ん中に教会がある。
今日は日曜日だけど、中では礼拝が行われているのだろうか、それとも地元の人は観光客のお世話で忙しくて教会へはオフシーズンしかやって来れないのだろうか?
教会の周りにはあんまり車は止まっていなかったけれど、周りの牧草地にはたくさんの羊が散らばっていた。
この教会の前の牧草地も、30年前に歩いた記憶があり、その時のビデオも残っている。
カラーで撮影した8ミリのアナログビデオだったけれど、何年か前に再生してみたら、色は抜けて白黒ビデオのようになっていた。

丘の上の教会
[30年前、ここを歩いていた]

12時ちょうどにウィンダミア湖畔、フェリー乗り場に到達。
空に雲は多めだけれど、いまのところまだ雨は降りだしそうにない。フェリーは対岸に渡っており、しばらく荷物を下ろして休憩。

荷物
[町中ならいざ知らず、こんなところでこんな荷物の旅行者なんて私以外にいなかった]

対岸に渡ってからは、舗装していない小道だけれど、トレイルを少し歩いてみたり、墓地の中を抜けたりしてみる。
そしてウィンダミア湖の遊覧船乗り場へ出てくる。
ここらへんはニアソーリーなどとは違って、ずばり観光地らしい派手派手さがある。
群れ集まってくる観光客や駐車場に入ろうとする車。
次々に発着する湖上遊覧の観光船。
遊歩道は鮮やかな花の鉢植えが飾られているが、花の色が少し毒々しいくらいに感じられる。
ここは箱根の芦ノ湖みたいな感じだろうか。

遊覧船乗り場前
[奥にオールドイングランドホテル、昔はこんなに派手派手ではなかった]

今晩の宿、ウィンダミア・ユースホステルは、名前こそウィンダミアとなっているが、所在地はウィンダミア駅の北西5キロほどのトラウトベックというところにあり、だいぶ静かなところらしい。
ウィンダミアの繁華街を通っていくこともできるが、私は最短ルートとなる湖に近いルートを選んだ。
オールドイングランドホテルの裏側へ回り込み、路地裏のようなところを少し歩いて、二級国道か県道かと言った感じの2車線道路に出る。
昨日からずっと車線もないような細い道をのんびり歩いてきたけれど、この道は車の交通量も多く、乗用車だけではなく、大型バスやトラックもひっきりなしに行きかっている。

別荘の庭先
[イギリスはガーデニングの国だと思う]

歩き始めは別荘地のような感じであったけれど、だんだんと木立の中へと入っていき、湖畔からはなれて坂道が多くなる。
道幅は広くなったが、歩道の方はお粗末で、片側にしかなかったり、歩道の路面がガタガタだったりしてキャリーバッグを引くのに苦労する。

こちら側は景観条例が厳しくないのか、観光客向けの大きな看板が目立つようになる。
蒸気船博物館とか、ベアトリクスポターランド(?)とか、、、
走り抜けていく車にアピールするための看板だからサイズも大きい。
やっぱり、私のように歩いて旅を楽しむ者には、湖の対岸のような環境の方が快適だ。
坂道を登り切ったところにビューポイントと書かれたところがあり、駐車場があってたくさんの車が止まっている。
丘の上に登ってきたわけだし、ここから湖などを眺められるようになっているのだけれど、木立の奥に湖があり、さらにその奥に山並みが見えるといった景色だった。
たぶん、それなりにきれいな景色なのだろうけれど、昨日から今朝にかけて、あまりにもきれいな景観の中を歩いてきたので、この程度のビューポイントでは退屈してしまう。

ビューポイント
[この程度の景観では面白くなくなっている]

午後2時少し前、トラウトベックへの入り口に差し掛かる。
そこにはガソリンスタンドに併設された小さなスーパーがあった。
スーパーの名前はSPA。
そこに立ち寄って、今晩の夕食の食材などを物色してみる。
買ったものは3品。
KO-LEEというブランドの即席ヌードル、カレーフレーバー
5個パックで1.50ポンド
1個当たりで0.30ボンド、15バーツほどなので許容範囲。
しかし、見たことのないブランドなので、製造国をパッケージに探したら、"Produced in Asia"と実に大雑把なことが書かれている。
そして、これもカレー風味だけれど冷凍のチキンカレー。
値段は2.09ポンド。
SHARWOODSというイギリスにあるインド食品メーカーのもの。
これはライス付と言うのが目に留まった。
そろそろ小麦粉製品以外のものを食べたくなっている。
あとはニンジン。
ピーターラビットの絵本でピーターが畑でいたずらをして引き抜いたニンジンの絵があるが、その絵に出てくるような細くて貧弱なニンジンが袋詰めにされて売られていた。
値段は0.49ポンドとお手頃価格。

橋の下で作品制作中
[橋の下に男性一人と犬一匹]

ガソリンスタンドのすぐ先に小川が流れていて、橋が架かっている。
その橋から下を眺めてみたら、河原で石を積み重ねている男性がいる。
犬を連れてきていて、一人で黙々と河原の石を積み重ねている。
それもとても芸術的かつバランスをとりながらアクロバット的に石が積み上げられている。

黙々と石を積み上げる
[黙々と石を積み上げる]

イギリスには変わった趣味の人が多いというけれど、この人の趣味は、ひとりでコツコツと石を積み重ねることなのだろう。
大勢の人の注目を集めたいという欲望もなく、ただ無心に石を積んでいるのだけれど、しかし、たぶん心の中のどこかには誰かに見つけてもらいたいという気持ちもあるのだろう。
だから、こんな橋のすぐ下で黙々と石を積んでいるのだと思う。
しかし、橋を歩いて渡る人など、いったい1日に何人いるというのだろうか。

作品
[彼は毎週ここで石を積み上げているのだろうか]

車が行きかう通りから、トラウトベックへの細い道に入ったら、ふたたび静かで、美しい世界に戻ることができた。
ここから約1マイルほど奥に入ったところに今夜の宿があることになっている。
そこまではずっと緩やかな坂道になっている。
景観はソーリー村周辺と似ているが、道の右手側は少し谷になっており、左手側は開けた牧場で、やはり羊がいる。
車の往来は少なく、歩いていて気持ちが良い。

宿への道
[トラウトベックへ続く道]

2時半過ぎにユースホステルの入り口が見えてくる。
歩き始めて4時間ほどで15kmの道のりを歩き切ったことになる。
朝食を食べ過ぎたので、今時間になってもまだ空腹を覚えない。

ユースの入り口
[やっと到着]

ユースホステルの建物は、こちらもしっかりした建物で、なんとなく田舎の図書館のような建物であった。
チェックインをしようと思ったが、なにやら今日はこのホステルでイベントが開催され、庭ではパーティーのようなものが行われていた。

ホステルの建物
[なかなか堂々たる建物]

私もクッキーとブラウニーのおすそ分けにあずかった。
そのため部屋の準備が遅れていて、部屋に入れるのは夕方になるという。
別にこんな時間から部屋に入っていても仕方がないので、キャリーバッグだけを預けて、周辺の散策をしてみることにした。

クッキーやケーキ
[サロンにはお菓子が並んでいた]

散策で向かった先は、今まで歩いてきた道の先にあるトラウトベックの集落。
そこまでずっと丘陵地に細い道が続いており、歩きやすい。
歩いていて目についたのは、木々の小枝に赤い実を付けたものが多いということ。
桑の実のようなものもあれば、ナンテンのような実もある。
どれが食べられ、どれが食べられないのかよくわからないが、このあたりはもう秋なのだろう。
赤いといえば、赤いシャクナゲのような花も咲いている。
濃い緑の葉に、赤い花や実で、なんだかクリスマスみたいでもある。
日本なら彼岸花が咲いていそうな雰囲気。

赤い実1
[桑の実に似ている]

赤い実2
[なんだかおいしそう]

赤い花1
[赤いシャクナゲ?]

赤い花2
[イヤリングのような、踊っているような赤い花はフクシアと言うそうだ]

このトラウトベックへ続く小道も、両側がスレート石を積み重ねた塀になっている
塀だけではなく、朽ちかけた古民家のような家があり、それもやはりスレート石を積み重ねて作られていた

スレートの古い建物
[倉庫にでもしているのか、古い建物があった]

トラウトベックの集落は、今朝買い物に出かけたホークスヘッドと比べてもずっと小さな集落で、商店のようなものもほとんどなかった。
民泊をさせるペンションなどは何軒かあったが、観光客相手に土産物を売ったり、食事をさせるような店は見当たらなかった。

トラウトベック
[トラウトベックは谷に面した斜面に集まる小さな村]

散策自体は気分よく歩いてきたけれど、今夜の飲み物も調達しておきたかったので、商店がないトラウトベックの集落に留まる意味合いがなかった。
集落を徘徊するといっても、家並は100メートルも歩けば尽きてしまう。
いったん引き返し、そのまま昼に立ち寄ったガソリンスタンドのスーパーまで戻ってみることにした。
こんどはずっと下り坂。
上りと下りではまた見えてくるものも少し違っていて、林の中になぜかモアイ像が立っているのを見つけた。
歩いている途中、ときどき小雨がぱらついたりする。

モアイ像
[どうしてこんなところでモアイ像?]

本日2度目の再訪となったSPAには、アルコール飲料のブースが充実していた。
ワインの貯蔵施設のように、しっかりと低温に温度管理された部屋があり、そこにたくさんの種類のアルコール飲料が並べられていた。
イギリスと言えばスコッチウイスキーの本場であるけれど、ウイスキーなどの洋酒は随分と値段が高い。
たぶん日本の酒屋よりも高いのではないだろうか。
ワインもたくさんあるがオランダほど安くはない。
結局、この中で一番安いアルコール飲料を探したらシードルに行きついた。
シードルなんて発泡果実酒なんて、ふだんは甘ったるくて飲もうとも思わないが、桃のシードルと言うのが、なんだかとても美味しそうに見えて、買うことにした。
値段は1.29ポンド。
この金額は缶ビールとほぼ同じくらい。

宿に戻ったら、午後5時で、もう部屋に入れるという。
2段ベッドが向かい合わせに並んだ4人部屋だけれど、貸し切りということになっている。
シャワーやトイレは共同。
まだ、外は明るいので、表に出てさっき買ったシードルを飲んでみる。
味の方だけど、これがすっきりしていて旨い。
なんとなくスパークリングワインのような芳醇さもある。
シードルって、いままでサワーみたいで敬遠していたけど、思っていたものよりずっと旨い。
アルコール度数もたいして高くないので、簡単に一本飲み干してしまった。

今夜の部屋
[明るく居住性の良い部屋だけど、私一人ではもったいない]

さて、今夜の夕食はニンジンとカレーライス。
キッチンは使いやすく、食塩だけは自由に使わせてもらえる調味料となっている。
あとは食材はじめ、みんな自分の名前を書いて置いてある。

キッチン
[こんな本格的なキッチンを自由に使える]

ニンジンは塩ゆでにすることにした。
炒めて食べようにも、油もない。
だから、塩ゆでしか作れない。
が、このシンプルな塩ゆでしたピーターラビットのニンジンがやたらと旨かった。
もともと甘みのあるニンジンらしく、それが塩で茹でることで強調され、ぶつ切りにしたサイズも手ごろで、スナックのように食べられる。
タイではこのような品種のニンジンは見たことがない。
それに安かったこともうれしい。

ピーターラビットのニンジン
[久々に調理されたものを口にした]

冷凍のカレーライスは、なるほどイギリスのインドカレーってのはこんな感じかと思われる味で、日本のカレーとは違うし、タイのカレーのような旨味もない。
辛さもタイのカレーとは比べ物にならないくらいマイルド。
しかし、香辛料はさまざまなものが入っているようで、さわやかさと、深みの両立した味がした。
難点は、この格安航空会社で有料販売している機内食のようなパックでは、1日中歩き回り、しかも昼食も食べていない胃袋には、物足りなかったようだ。
さっそく、追加でKO-LEEの即席ヌードル・カレーフレーバーを作る。
鍋釜が自由に使えるので、袋麺を茹でられて重宝する。
パッケージに書かれた調理方法は、
70グラムを300そそのお湯で3分間茹でたら、粉末調味料を投入。
あとはお好みで、野菜や玉子、肉を入れたら更においしいみたいなことが書かれている。
つまりスープヌードルのようなのだが、パッケージの写真は焼きそば風の汁なし麺。
私は、焼きそば風にお湯を切ってから粉末調味料を振りかけて食べることにした。
なお、ここのユースホステル内では、外部から持ち込んだアルコール飲料は飲んではいけないと決められているようだ。
飲みたければホステル内のバーで買って飲むようにとなっている。
バーのビール は、スーパーで売っているのと比べて、安くないので今晩はちょっと自重する。

万歩計
[今日も良く歩きました]

| https://chiangmaikk.com/blog/index.php?e=222 |
| | 04:46 PM | comments (0) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑