11月7日 日曜日 晴れ

 朝一番に優泰に鉄棒をさせに行く。昨日1日優泰は隣の一学年上のお兄さんと日が暮れるまで遊んでいたために、日課の鉄棒をやっていない。そのため、今日は朝と夕方の2回に鉄棒をさせることにしていた。
 もう鉄棒の練習をさせ始めて2週間くらいになるだろうか、はじめの頃よりかはだいぶ向上してきているが、まだまだ逆上がりには程遠い状態である。筋力がないこと、体重が重過ぎることの問題以外に、やたらと臆病であることも問題である。チャレンジ精神にかけるので、こちらとしては横で指導していてイライラしてしまう。

 昨日1日を棒に振ってしまったので、今日はその分ハッスルして企画提案書を書き上げてしまわなくては、、。
 午前中から2階にあるベランダに面した部屋に立てこもり、パソコンを打ちつづける。もっとも、朝から企画書作りを開始したわけではなく、午前中はこの半公開日記書き、メールの返事書きで終わってしまう。これらは本来の優先順位から言ったらば、高い順位ではないけれども、企画書を書き始める前のウォーミングアップには最適である。もっとも、ウォーミングアップだけでたっぷりと午前中の時間すべてを使いきってしまった。

 午後から本格的に提案書作りを始めるが、もしこの提案書がどこかの企業の新規事業として採用されれば、私の就職口が確保されることも意味するのだろう。それはそれでめでたい事だし、こちらも提案する以上は、それなりの内容のある提案書に仕上げたいと思っている。しかし、今まで書いてきたところ見直してみると、提案のし方に、なんとなく訴えるところに欠ける。「こうすれば、きっとこう言う展開が可能です」的な書き方で、他人に「よし、この企画をやらせてみよう」と言う気になりそうにない。きっと、企画を書いている自分自身が、「こんなの机上論で、実際に担当したら、滅茶苦茶大変だろうなぁ、、、」とおよび腰になっているからなのかもしれない。それと小鳥のピョン子騒ぎのこともあり、タイ人と日本人との間に立って働くのは、しばらく静養してからでないと、精神的に辛そうだなんて事も考えてしまう。が、それでは、提案書を作るようにと指示してくださり、とっくの昔にKツーリストを退職した身の私のことを考えてくださっているI元常務に申し訳ない。ここは、採用された後のことなど腹をくくって、採用されるべく強気の提案で、仕上げようと、全体の流れを自分自身の売り込みに集中するように書き直しを始めた。

 しかし、日本に帰ってから今日で3週間が過ぎたことになる。チェンマイを去ってからだともう時期1ヶ月だ。無収入の状態が続いており、現在作っている提案書だって、仮に採用されても、そこから利益が出るようになるのにはまだだいぶ時間もかかるだろう。やはり、ヤクザなことなどしないで、どこかの企業のサラリーマンにでも落ち着いてしまうべきなのだろうか?そう言えば、火曜日に履歴書を持っていった会社からは、その後「○日に面接に来るように」と言った知らせが来ない。どう言う扱いになっているのだろう。企画提案に集中することも作成時間中は大切だろうが、家庭を持つ身としては、二の矢、三の矢も用意しておく必要がありそうである。
 そんなことを考えていたら、夜眠れなくなってしまい、深夜にネットで就職関連サイトを開いて、募集を眺めてみる。国際金融系のカスタマーサポートの仕事の掲示があった。これも年齢枠から見ると、5才ほどはみ出しているが、応募してみることにして、メールを送ってみる。

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