10月31日 日曜日

 天気は回復した。気温も暖かい。チェンマイはどうなのだろう。昨日のように雨が降ると、チェンマイの天気が気になる。箱入り(カゴ入りだったか)娘だった小鳥のピョン子が行方不明になってから今日で4日目。ピョン子は雨に打たれていないだろうかと心配になる。そろそろチェンマイは乾季に入って雨の心配はなくなるが、寒期を迎え、気温が下がってくる。寒くないだろうか?
 ピョン子探しには、K.K.トラベルの後継者ジョン君一人では大変だろうし、私も日本でただ臥して待っているのも気が引ける。少しでも情報提供をいただけるとか、奮闘しているジョン君への理解を深めてもらう意味でも、ピョン子探しのページを一人でも多くの人に見てもらおうと、公開日記白紙化を再度撤回して、急遽仮公開をすることにした。と言っても、日記を書く習慣がなくなり、ずっと書いて来ていない。大慌てでこの2週間ほどの公開用の日記を書き始める。

 この努力の甲斐があってか、ジョン君からメールで、今朝近所でピョン子の目撃者があったと言う。まぁ、懸賞金を付けて探しているので、懸賞金目当てのいい加減な情報も予想されるのだが、情報源は2人からあり、しかも時刻や目撃された場所が近いらしい。まだ、この情報だけで、「ピョン子生存」を確信するわけにもいかないが、兆しは悪くないかもしれない。部屋に閉じこもって一気に公開日記2週間分を書き上げる。何を食べたとか、天気がどうだったかなど忘れてしまっていることも多いので、非常にラフなものだが、私の日本での生活も知っていただこう。明日にはもっと良い情報がジョン君から寄せられることを期待する。

 夕方からお母さんをラビット・スクーターの後ろに乗せてディスカウント・ストアへ向かう。昨日実家へ行って、すき焼き用の牛肉をもらったので、今晩はスキヤキを作る予定である。ところが、スキヤキと言うのは牛肉を使って、贅沢な鍋物との印象があるが、ディスカウント・ストアの食料品売り場を歩いてまたまた唖然とした。スキヤキ鍋に入れる具の中で、牛肉こそが目玉で、あとのネギだの白菜だのはつまらない付け合せだと思っていたが、なんとこれらの高いことか!長ネギは細いものが3本で250円、中くらいの白菜だって半分で280円もする。春菊も入れたかったが断念した。スキヤキよりも焼肉の方が安上がりかもしれない。そう思っていたら、肉売り場で「焼肉用味付け牛肉タイムサービス100グラム100円」で売っていたので、思わず衝動買いをしてしまった。

 今晩は鉄鍋に山盛りでスキヤキを作る。野菜が高いと嘆きながらも、肥満体の優泰に肉ばかりを食べさせるわけにいかないので、たっぷりの野菜と豆腐、シラタキの入ったスキヤキができた。スキヤキのタレ(汁か?)は市販の瓶詰めを使ったためか、やたらと甘い味のスキヤキとなってしまった。このひと鍋できっと3日間は食べ続けられるだろう。私は七味唐辛子を振りかけながらスキヤキを食べた。

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