私設秘書のギフトさん、昨日仕事の進め方で私に色々と言われたものだから、今日はだいぶハッスルしているようである。ゴルフに関する調べものもかなりテキパキとこなすようになり、料金表の一覧までエクセルで完成させた。この調子で仕事を進められるようになれば、1ヶ月後にはある程度の貢献も期待できるかもしれない。
一方、社内にいる男性スタッフたちは、ようやく仕事を覚え始めたギフトさんに付きまとって、CDの歌詞カードを見せて、流行歌のフレーズを口ずさんでみたりして、やたら気を引こうとしてウロチョロして邪魔である。まったく、彼らはいったい何のためにK.K.トラベルに出社してきているのだろうか、、。
昼前にはゴルフ関連ツアーに関する見積もりを一本仕上げる。料金的にはもう少し踏み込みたかったが、ゴルフ場への送迎に使用する車代を押さえきれなかった。ゴルフをお客さまがプレーされている最中など、車は別の仕事をさせていても良くて、車代に1日チャーター料金を適用するのは、もったいない気がする。しかし、実際には当日のお客さまのご意向によってはゴルフ場との単純送迎だけなく、レストランなどへの送迎や、ゴルフ後の観光などでも車を使う可能性があり、ゴルフ中の数時間車を使わないからと言って、お金をケチるわけにも行かないだろう。むしろ、「車は終日使えますよ」と付加価値をアピールさせてもらうのが得策と思えた。
先日、インド航空が発券したタイ航空のチケットで日本へ往復されていらしたお客さまにお越しいただき、その搭乗報告を伺った。私はてっきり、TG671便で無事にチェンマイで降りられたものと思っていたが、成田でチェックインの際に、係員から次のように言われたそうである。「バンコク行きとチェンマイ行きとでは料金が異なるので、差額を支払うように」。そして、支払うことになった差額と言うのが、バンコク-チェンマイ間の国内線運賃そのままであったそうだ。なんとも矛盾している話に聞こえるが、タイ航空のポリシーだそうだから仕方ないのかもしれない。このTG671便は成田発チェンマイ経由バンコク行きのフライトでお客さまが持っているチケットは成田からバンコクまでである。チェンマイで途中降機してしまうと言うことは、残ったチェンマイ-バンコク間を権利放棄しただけとも考えられそうなのに、バンコク-チェンマイ間の運賃まで支払うとは、実際には乗りもしないチェンマイ-バンコク間の往復の切符代を支払ったようなものではないだろうか?
午後から、北タイ日本語教師会のセミナーに参加する。本日の演目はアユタヤの学校での教科書の改訂作業についてである。日本語を学ぶための教科書は各種あるが、高等教育機関で使われる教科書は一般的に「みんなの日本語」が多いようである。良くできいる教科書ではあるが、それを使って教えられている先生方には、それなりに不満もあるようである。つまり、学習をしようとする学生の置かれている環境にそぐわない。また、タイの学生が日本語を学ぶのは、学生それぞれにとっての目的があるはずである。現場で教えていれば、やはり実情に適したものがほしくなるものである。また、教える側も「教科書で教える」のではなく「教科書を教える」形になりやすいことの警告をうけた。ずばり私に当てはまることで、ズキリとくる。
最後に質疑応答で、教科書を完全にオリジナルで作成するのではなく、既存の教科書に修正を加えて、それを学校の教科書として学生に配布するのでは、著作権問題に触れるのではないかとの質問が出た。大変微妙な問題である。