昨晩からK.K.トラベルのインターネットが使えない状態になっている。K.K.トラベルでは日常茶飯事のように発生するこれら通信手段の途絶の原因は、チェンマイのインフラの悪さにあるわけではない。最大の原因は経理の怠慢にある。タイではまだまだ銀行の自動引き落としと言うシステムができていないようで、経理担当者が毎度銀行へ足を運んで振り込み手続きをおこなう。そして経理はしばしばその振込みを忘れている。そして、しばらくすると、電話が不通になったり、インターネットがログインできなくなったりする。まぁ、電話が不通になるのは、我が家でも再三発生していて、これは電話料金の請求書が電話加入者である大家さんの所へ送付され、その大家さんが私たちのところへ送付忘れをするために発生するのであって、K.K.トラベルとは事情が異なる。
しかし、インターネットは私にとって必須の通信手段である。これがなくては仕事にらない。仕方なく自腹をはたいてコンビニに走ってプリペイド式のインターネット接続カードを買ってきた。が、設定が悪いのか、メールは受信できても送信ができない。きっと何かの設定ミスなのだろうが、設定方法がタイ語、OSもタイ語なのでお手上げである。早く仕事に関する返信メールを送りたかったが、結局送受信ができるようになったのは、夕方遅くになってからである。
なお、経理の怠慢だけでなく、スタッフたちも怠慢で、コピー用紙が切れて領収書の発行やFAXの受信に支障が出るのも日常茶飯事で、なくなってからでなければ買いに走らない。そして予備に買い置きをしておくと言う習慣もない。トラブルを未然に防ごうと言う感覚は日本人とは大きく異なり、トラブルが起きてから、はじめて動き出すのが一般的のようだ。もっとも、動き出せば良いほうで、トラブルが発生したら、「自分の責任じゃないよ」とばかりに、逃げてしまう人も多いのである。
メールの中には4月のゴルフツアーに関する見積もり依頼が2件入っていた。私設秘書のギフトさんに各ゴルフ場に関する調べごとを朝一番に依頼をした。ゴルフ場の空き具合、料金などである。私は調べを依頼したゴルフ場は全部で6件ほど、ものの30分もあれば調べ上げられると踏んでいたが、なかなか報告に来ない。何度も電話をしているようなのだが、どうしたのだろうか、、。そのうち、私も忙しくなり、午後3時過ぎまで日本人の来店客への応対で、昼食を食べる時間もなかった。ギフトさんは昼に出たまま、友達に会う約束があると5時くらいまで帰ってこなかった。そして、帰ってきてからゴルフ場の調べものの確認をしてみたら、まだ何にもできていない。「いったい今日1日かかって、なんで調べられないんだ」と質問すると、チェンライにあるゴルフ場に何度電話をかけても電話がつながらないので、電話がつながるのを待っていたと言う。ヤレヤレである。ならば、そこを飛ばして次のゴルフ場を調べれば良いものを、そこでつまづいたままであった。良く確認してみると電話番号の書き写し間違いでつながらなかったことが判明。こりゃ、タイの新人を育てるのはとんでもない作業であると再認識してしまった。給料を払うのは私だけど、給料を払うに値するくらいの働きを教えるのも私の責任なのだろう。