仕事が間に合わない。本日はワタノーでの補講の日なので、いつもなら補講が始まる直前に家を出れば間に合うのだが、K.K.の仕事がこなしきれないため、早朝、補講の始まる前にK.K.に入ってデスクワークをしなくてはならない。疲れも溜まっていて身体が辛い。
補講は、スムースに進み、１１時からのクラスでは５課から１０課までの復習テストを実施する。１１時からのクラスは受講生のなかで、９時からのクラスのようにペースをリードしてくれる生徒がいないので、全体としてのレベルが余り上がらない。テストのほうも、できが今一つである。まぁ、それでも、生徒たちが通って来てくれているだけでも良しとしなくては。この１年近く補講を続けてきて感じたことは、この補講を受けたがる生徒はかなり多い。まるでワリモワレモと依頼してくる。はじめは「来るもの拒まず」で受けつけていたが、実際には申し込みだけして来ない者、１回しか来ない者、何回か通ってきて、突然ナニも言わずに来なくなる者と、こちらの期待を裏切られる結果もしばしばである。そして、色々と聞いて回ってみると、ほとんどの語学教室などは、授業料を前金で取っているようである。なるほど、こうすれば生徒たちも払った授業料を取り戻そうと、きちんと授業を受けるのかもしれない。
午後、来店客は多くはないが、メールでの航空券代金やホテルの問い合わせは増えている。K.K.トラベルのホームページ上に掲載していない部分でも、新しい航空運賃やルートが次々に発表されており、それらを本来アップしなくてはならないが、ちっとも作業をおこなう時間がない。一例で言うと、タイ航空や日本航空では、従来の価格を大幅に下回るような価格帯の航空券を投入し始めている。何れもバンコク発着で、バンコクの出発時間が朝早いために、チェンマイ在住者には便利とは言えないが、汽車やバスを使えば利用できないことはない。従来の価格帯よりも５千バーツ以上も安いので、利用価値は大である。
ホテルにしても新規で契約を次々に結び始めたので、チェンマイ以外でもチェンライなどのホテルを提供していける体制が整い始めている。これらを日本が夏休みを迎える直前になってもアップできないでいるのは大きなマイナス要因である。身体がいくつあっても足りない。
その身体が足りない私を更に悩ませる事件が夜になって発覚した。先日もこの日記で書いたのだが、ある在住西洋人のニューヨーク行きのエバー航空アップグレードの件、なんとか明日出発できることになっていた。この予約に関して、航空券自体をK.K.トラベルで販売するのではなく、エバー航空側で販売する形にしてのバーターによって確保したものである。もっとも、このあたりの駆け引きは私がおこなったのではなく、発券の担当者がおこなったもので、私は偉そうなことが言えないのだが、明日の出発を前に、航空券の予約状況を確認していたら大変な予約ミスを発見してしまった。なんと、チェンマイからバンコクへ向かう国内線の予約が明後日になってしまっている。しかも、少しでも航空運賃を安く押さえるために、予約の変更や払い戻しのできない切符で手配してある。経営者に相談し、この間違った日付の航空券は放棄して、新しく明日の予約を新規に追加予約をすることとした。しかし、その予約に関しても、明日は週明けの月曜日で、午前中の便を中心に満席である。まぁ、国内線はタイ航空だし、なんとか無理押しをして予約を確保し、メッセンジャーを明日の早朝空港へ走らせることになった。それにしても、どうしてこのようなミスをし、それを見逃しているのだろうか？毎度、予約や手配は最低３回は確認するように言っているのに、ほとんど実行されていない。このバタバタの為にK.K.トラベルを出たのは１０時近くになってしまった。
さらに、今晩は夜にアポイントがあり、パソコンのネットワーク設定やアプリケーションのインストールに在住日本人の方の自宅へうかがう。設定からインストール、簡単な説明までしたところで、１２時半を回ってしまった。それから更にロータス・ホテルへ向かい、明日(もう今日かぁ)チェックインするお客さんの予約確認して帰宅したのは１時過ぎになってしまった。明日は４時半起きである。あー辛い。