2月18日 水曜日    天気は晴れ 

 小屋がけ食堂の娘さんに関して、K.K.トラベルの経営者と話をする。基本的には私の忙しさを理解しているようで、私の秘書兼業務サポートと言う形で受け入れることを了解してもらえた。が、ちっとも判ってくれていないのは、その人件費を誰が支払うかと言うことである。机とイスはK.K.トラベル側が提供するが、私の業務を手伝うのであるから、人件費は私が負担することが条件となった。なんとなく、本末転倒のような気もするが、今の忙しさはお金を払ってでもアシスタントがほしいところである。それと航空予約端末の研修会にもK.K.トラベルとして派遣してくれると言う。このチャンスに彼女が職を身に付けてくれれば、まぁそれでもイイかもしれない。彼女の業務実績如何で、彼女の存在がK.K.トラベルにとって必要なものと認識されたらば、経営者も会社のスタッフとし正式に雇用して、給料を払ってくれるかもしれない。

 一方、この機会を捕らえて、最近のスタッフたちのモラル低下を訴えた。コンピューターゲームに関してこのところ弊害が大きくなってきて、もう看過していられなくなっている。ゲームをしているうちにパソコンがフリーズしてしまう。データを管理しているホストでゲームをされていると、クライアントである私のパソコンもデータ参照ができなくなったりプリントができなくなったりする。スタッフの悪いところはフリーズとゲームオーバーを勘違いしているのか、フリーズしたままのパソコンをそのままにして、また別の遊びをはじめたり、外出してしまうことである。また、航空予約端末専用のパソコンでもゲームをするようになり、こちらも予約業務に弊害が出始めている。そのことを強く経営者に訴えて、「社内ゲーム禁止令」を再度発してもらう。その甲斐あってか、午後からは社内のパソコンでゲームをするスタッフがいなくなったが、その代わり退屈を持て余したスタッフは、客用ソファーで昼寝をはじめた。

 K.K.トラベル用のホームページにチェンマイ周辺観光ツアーのページを加える。このところおかげさまで航空券の予約は順調である。やはりホームページの効果は多少あるようだ。しかし、正直なところ、航空券は販売高こそ上がるものの、結局は1枚売って200バーツほどの収益のため、高額商品で神経を使う割に利益が伸びない。国内線航空券などは、1枚売って40バーツほどであるから、通信費もカバーできないことがある。
 私も40才になって、歳をとったからか、昔話が多くなってしまうが、日本で現役の頃に、しばしば先輩社員から、「飛行機や汽車の切符を売って満足するな」と注意をされたものである。日本でもこの手の切符は売上の5パーセント未満しか収益が無く、日本の高い(?)人件費では、たとえどれほど売っても、収益に貢献できない。そして、「それは旅行会社のセールスマンがするべき仕事ではない」と、旅行会社の「セールスマンなら、切符を売ったらその先を手配するよう提案しろ」と言い聞かされた。つまり、帰省や日帰りの出張でもなければ、飛行機でどこかへ飛ばれたお客さまは必ずどこかに宿泊されるはずである。その宿を手配しろと言うのである。また、観光旅行なら旅行情報を提供し、旅行会社としてお手伝いできることが無いか聞き出せと。
 今振り返って見てK.K.トラベルでも飛行機や汽車の切符を売っているが、忙しいことを理由にそれだけで終わっていないかを考えてみると、プロとしての仕事ができていないような気がする。観光のページを加えたことで、切符以外の商品もホームページ上に載せられたことになればよいのだが。

 午後にアマリ・リンカムホテルの日本人とタイ人スタッフの方にご来店いただく。本来はセールスにいらしたのだろうが、どうも話題がずれて最近のロングステイ情報が中心になってしまった。アマリ・リンカムホテルにはチェンマイには珍しく日本人スタッフがいらっしゃるので、ロングステイの下見で宿泊されたお客さまからしばしば質問攻めになるそうである。アマリ・リンカムは旧市街を挟んで繁華街のナイトバザールとは反対側に位置する。最近女性に人気の雑貨店めぐりをするにも、とても便利な立地である。ロングステイ向きのコンドミニアムも周辺にいくつもある。日本人にはチェンマイでの宿泊が繁華街のナイトバザールに人気があるが、たぶん、昔から日本人団体客を扱っている旅行会社が重点的にチェンマイ・プラザホテルへ送客し宣伝してきたからである。が、時代もバンコク・チェンマイ団体ツアーの時代は終わり、旅行者の方それぞれが目的を持った旅行をされるようになってきたので、そうした方にはアマリ・リンカムホテルはお勧めできると思う。なお、別に私の個人ページで宣伝するうに言われた訳ではありません。
 アマリホテルグループ HP http://www.amari.com 
 K.K.トラベルでの紹介ページ http://chiangmaikk.com/japanese/hotel/rincome.htm

 夜、サイモン・キャバレーへお客さまをお迎えに行く。午後に入場券をお求めいただいた熟年のご夫妻であったが、私はホテルから歩いて15分くらいですよと、地図を書いて説明した。しかし、考えてみると、確かに歩いて行けない距離ではない。でも、このサイモン・キャバレー周辺は昼は何と言うことも無い土地なのだが、夜になると少々側が悪くなる。この熟年夫婦が歩かれてチェンマイでの印象を悪くされては一大事と、ファースト・ショーが終わる9時に合わせて、ビートルでサイモンまで出迎えに伺うことにした。今後販売するときは、オプションの送迎つきプランをお薦めしていくことにしよう。その後、小屋がけ食堂に回って娘さんには来週から出社してもらう予定で、金曜日に面接を兼ねてK.K.トラベルに来てもらいたいことを説明した。

朝食

ご飯と炒り玉子、韓国海苔。

昼食

卵焼きのせご飯。

夕食

カレーライス。

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