ワタノーの補講。ワタノーの近くにシェルのガソリン・スタンドがあり、洗車のサービスをしている。長距離のドライブやソンクランの水掛祭りでビートルは相当に汚れていたので、補講の間に洗車をしてもらおうと思って立ち寄る。スタンドの係りは「外回りの洗車だけなら49バーツだけど、車内やエンジンルームも掃除すると129バーツのキャンペーン中で、お得ですよ」と言う。なるほど、車内も汚れているし、エンジンルームも埃とオイル混じりで汚いので、そのキャンペーンとやらで1時までに清掃しておいてもらうように依頼した。
補講のほうだが、まったく暑いことには閉口してしまう。それと、生徒の出席率が悪いので、教科書を余り進められない。欠席した生徒がついてこれなくなってしまうことが考えられるし、せっかくの補講で脱落者を出したくない。今週もほとんどの時間を今までの復習に費やす。
1時に補講が終わって、ガソリンスタンドへビートルを引き上げに行ったが、なるほど外回りはだいぶきれいになっている。しかし、細かなところをみるとちゃんと洗車をしていない。車内も掃除機をかけただけのようで、シートや窓ガラスの内側の汚れが取れていない。「これでちゃんと掃除したの」と確認したが、これ以上の清掃は別料金だそうだ。なんだか、腑に落ちないなぁと感じながら、エンジンルームを開けて見ると、まるで清掃をしてくれている形跡が無い。「おゃー、全然やっていないじゃないかぁ」と係りにクレームをつけたのだが、「どのように掃除したらイイのかわからなかった」と無責任な答えが返ってきた。「じや、その分お金返してよ」と申し出たが、いったん受け取ったお金は返せないから、今から掃除するからとのことであった。でも、私も時間が押しており、「じゃまた明日の朝7時半には来るから」と言ってスタンドを後にした。明日に期待したいが、さてこの件が明日の朝の係りにきちんと引き継がれているだろうか、ちょっと心配である。
午後に大阪のOさんが久しぶりにやってくる。今回は8日間のチェンマイ滞在だそうで、はじめはバイクを借りようという話だったのだが、適当なバイク貸出し業者が見つからず、ならば価格的に安い小型四輪駆動車にしようと言うことになりレンタカー屋の駐車場で車を物色していたが、余りに暑く、結局エアコンの効きが良い乗用車を借りていただくことになった。当初のバイクと比べるとほぼ十倍に予算が膨らんでしまった。他に滞在中のショート・トリップのためにメーリムにあるジランと言うスパリゾートも予約させていただく。ワン・ベッドルーム・スイートが70u、ツー・ベッドルーム・スイートが140uとほぼ倍の広さがある。しかし、宿泊料金は倍までは行かず、u当たりの単価で見るとツーベッドが割安だと言う事になった。まぁ、実際に使用する寝室はひとつしかないので勿体無いじゃないかと感じるのは貧乏人の私だけで、Oさんによれば「まぁ、ひとつは昼寝に使えば、2つの寝室を利用できるからイイんですよ」と実に太っ腹。
夜、年末に優泰が世話になったランポーン寺の和尚さんのところへご挨拶に伺う。和尚さんは明後日からヨーロッパ、アメリカ、そして日本と世界を一周する旅行に出られるそうだ。全行程が2ヶ月半におよび、その間の宿泊は半分が仏教寺院、残りが信者さんや後援者のお宅だそうである。