社内のパソコンがまともに使えない影響を最小限に食い止めるために、私のパソコンをスタンド・アローンで機能させることにした。それに一番必要なのはプリンターである。自宅からプリンターを引っ張り出してきてK.K.トラベルのデスクに設置する。もともとK.K.トラベルからの払い下げ(タダでもらった)プリンターである。もらったのは良いが、自宅でパソコンをいじくる環境になく、その後パソコンの初期化などをしてきたために、プリンター用のドライバーがない。そのドライバーをダウンロードするのに酷く苦労してしまった。
プリンターはヒューレット・パッカード製である。ダウンロードをするために同社の日本語ホームページへアクセスし、対象機種を絞り込む。プリンターの型番は3325となっている。ホームページ上でたどり着いたのは3300/3400シリーズと言うものであった。そしてドライバーは3400シリーズについてのみダウンロードできるようになっていた。大丈夫かなぁと思いつつ、ダウンロードを開始。なんと20メガを越えるサイズである。劣悪低品位のダイヤルアップで、転送速度は1.7k/秒と言う驚異(脅威)のノロさである。３時間以上かかることになる。それほどの長時間、プロバイダーとつながっていられるだろうかと不安を感じつつ、ダウンロードを進行させた。
２時間後、約70%のダウンロードができたところで、プロバイダーのサーバーが停止していることが判明。日本では信じられないことだが、タイでは良くあるトラブルである。プロバイダーにはつながって、課金は継続しているのに、パケットのやり取りができなくなっている。そんな状態がしばらく続いて、ネットは切断された。
気を取りなおして、再度挑戦。約３時間後の昼過ぎになって20メガものダウンロードが完了。ようやくこれで私も仕事ができるとファイルを解凍してみる。あれれ、プリンターを認識しないじゃないか、あーあ、やっぱり3400シリーズは使えなかったかぁ、、。朝から一体何をしていたんだと自己嫌悪を陥りそうである。
パソコンのOSをMEに戻すことや、ネットワーク・パスワードに関してギフトさんに依頼したところ、昼にはエンジニアが来ると言うことになっていた。しかし、３時を過ぎてもまだ来ない。ダウンロードなどせずにエンジニアの到着を待つべきかとも考えたが、このエンジニアでは問題が何も解決しない可能性がある。更にまた気を取りなおして、今度は英語のページから3300シリーズのドライバーのダウンロードができることを発見。３度目の正直でダウンロードに再挑戦。夕方近くになり、プリンターは動き出した。これで溜まっていた伝票関係が作成できるようになった。めでたしめでたし、、。
エンジニア氏は６時半頃になってやってきた。まったく、どう言う時間感覚を持ち合わせているのだろうか？さらに、驚くべきことは、ネットワーク・パスワードを何と設定したか教え欲しいと依頼したところ、「設定した記憶がない」と言う。もう、絶望的である。社内のパソコンと私のパソコンのIPの振り方や、接続方法などを説明して、私は先に帰宅させてもらうことにした。OSの再インストールなどとても付き合いきれない。
今晩の晩ご飯はまたまたチャジャンミョンと言う韓国風のジャージャー麺である。麺は先日市場で買ったチェンマイ・カレー・ラーメンとも言えるカオソイ用の黄色い平打ち麺である。この麺とチャジャンが実に良く合うのにはびっくりした。私はチャジャンミョンがあまり好きではなかったが、この麺を使ったチャジャンミョンは一級品である。もう韓国のイメージなどない。麺はまるでイタリアンのフェトチーネを思わせ、ソースとの相性が実に良い。そう、黄色いので喜多方ラーメンをも彷彿とさせる。チャジャンの餡も中華風に近くになっており、深みがある。いゃー美味しかった。今度はこの麺でつけ麺を作って食べてみたいものだ。