6月13日 日曜日    天気は晴れ ときどき雨 一時激しく

 ワタノーでの補講。先週は優泰の水疱瘡や私の腹痛などで補講をやれなかった。今週はそれを挽回するように力を入れるつもりであったが、受講生が少ない。その代わり、11時からのメンバーに新顔がひとり加わる。アルニーさん。彼女は昨年度の正規の日本語授業の生徒であり、多少の基礎はできているはずである。とても熱心な生徒で、英語も上手で、しばしば私の担当しているラジオ番組にも電話参加してくれている。以前にも「日本語の勉強を続けたい」と言っていたので、補講を勧めていたが、都合が付かないとの事であった。そして、今日話を聞いてみると、チェンマイでも山の裏側にあるサモン出身で、ワタノー学校近くの寮に入っているのだそうだ。そして、毎週末に実家へ帰っていると言う。と言うことは、私の補講に参加するためには、1日早くチェンマイ市内へ戻ってこなくてはならないと言うことだったのだろう。

 このところ雨が多く、気温もあまり高くならず、そして曇りがちなので、涼しくて快適であったが、今日はなぜか晴れている。そのため補講をしていても昼くらいからグングンと気温が上がってきているようで、ずいぶんと暑くなった。また、湿度もだいぶ高くなってきているのだろう。ズボンが足に汗で張りつくような感覚があって気持ち悪い。K.K.トラベルのオフィスに入っても、このところ閑古鳥が鳴いているほどお客様は来ないし、日曜日と言うことでスタッフもほとんどおらず、そのためエアコンのスイッチを入れない。だから、デスクに座っていてもジットリと汗が滲んでくる感覚がある。もちろん私が「暑いからエアコン入れようよ」と言えば話は早いのだが、今月に入って売上の悪い私としては、それを言い出す勇気が無い。タイ人スタッフの手前、「忍耐」を身をもって見せなくては、、。でも、気持ちが悪い、、。

 その社内のパソコンだが、いまだにまともに機能していない。お客が少ないとは言え、いらっしゃったお客様に対して、バウチャーの発行も領収書の発行もすべて出来ない状態である。こうした事態を非常事態と考えない環境と言うのは、むしろ社会にとっては幸せなことなのかもしれない。私のようにカリカリ来ていては、人生楽しくないだろう。仕事にならないからのんびりと雑誌や新聞でも眺めていれば良いと言う感覚、私も身に着けたいが、そんな感覚に染まったら日本への復帰は絶望的になってしまうだろう。
 トラブルの張本人であるギフトさんは日曜日のため休み、そのエンジニアとも連絡がつかない。無責任と言うよりも、責任感と言う感覚が元々無いのかもしれない。責任と言う言葉は一応タイ語にもある。ラッピッチョープと言う。三つの単語による3文字熟語のような言葉なのだが、分解してみると、ラッ(受ける)ピッ(間違え)チョープ(好き)で、「あやまちに対する対応を喜んで受ける」と言うことになるのだろうが、私の感覚では、「チョープピッ」と言ったように感じる。これだと、「喜んで間違えをしでかす」という意味になるのではないだろうか?

 夜、優泰とチェスをする。相変わらず試合態度が悪い。勝ちにこだわるのはイイが、不利になるとギャーギャー騒ぐのは見苦しい。男らしくない。しかし、実力はあるようで、30分ほどの対極の後、私は優泰に負けてしまった。

朝食

パンとクリームスープ。

昼食

玉子とキュウリの炒め物。

夕食

ニラたっぷりの野菜炒め。

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