6日ぶりにK.K.トラベルのカウンターに座る。先日就職面接をしたパーヌポン君はまじめに毎日K.K.トラベルに出社していたそうだ。まぁ、残念ながら売上はゼロだったそうである。小屋がけ食堂のお嬢さんギフトさんも出社をしていたそうで、こちらも売上ゼロ。しかし、これだけ従業員がぞろぞろいて、どうして使い物になるスタッフがほとんどいないのだろうか、客用のソファーに座ってはいけないと言っているのに、毎度注意しても守られない。今もソファーに寝転がって鼾を掻いている。
優泰が私から何度注意を受けてもすぐに忘れて、同じ事を毎度注意されているのは、ひょっとして、ここチェンマイの空気中にその手のウイルスでも蔓延しているのだろうか、、。優泰についてもそうだが、ここのスタッフたちを見ているとイライラしてくる。寝てるか、パンコンで遊んでいるか、おやつを食べているか、無断外出しているかでまともに仕事をしていない。まぁ、経営者自ら寝巻きのままカウンターに降りてきて、大声で馬鹿笑いをしたり、これがここの社風なのかもしれない。
私がいない間に、何か連絡事項がなかったかと確認したが、「タローがいない」と答えたらみんな帰って行ったよとのことであった。まぁ、そうなるだろうとは思っていたが、困ったものだ。お客様をつなぎとめておくための私の努力をまるで理解できていない。
そんな風に考えるようになったのは、優泰と海に遊びに行ったからかもしれない。もともと、私たち家族はタイへ働きに来たのではない。遊びにきたのである。その目的から逸脱して、K.K.トラベルで「日本への社会復帰のトレーニング」などと言ってストレスを溜めているのがいけないのかもしれない。K.K.トラベルでの仕事自体はまったく満足している。書類のファイリグが滅茶苦茶だったりするし、不便も多いが、仕事をしているときは楽しい。が、スタッフを見ていると虚しさと不安感を感じてしまう。
そんな中で、私は今日ひとつミスをしてしまった。タイ航空が発表した緊急プロモーションについて、2人以上での予約受付なのに対して、たった一人のお客様で受付をしてしまった。完全な私のミスである。3時間後の出発便をご希望であったので、その時私の頭の中には、如何に安い航空券を手配し、発券させるかで頭がいっぱいで、2人以上からの予約受付のことなどすっかり忘れてしまっていたのである。すぐにお客様には私の誤りであることをお詫びし、少しでも安い切符を手配させていただく。確認、確認と言っているくせに、自分が不注意のミスをしでかすとはまったく面目が立たない。
チェンマイの街ではもう一部で水掛が始まったと言う。ソンクランまでまだ3日もあるというのに、、、。誰かがルールを破ると、我も我もとなってしまうのはチェンマイ人気質なのだろうか?