本来ならば、今日が優泰の終業式である。インターの学校は、6月が終業式で、8月から新学年がスタートする。しかし、水疱瘡の優泰を学校へ登校させる訳に行かないので、私が代わりに成績表を受け取ったり、教室に残してある優泰の私物を回収しなくてはならない。
それだけのことなら大したことではないが、今日は水曜日でワタノーの授業日と重なっている。授業は11時過ぎから、これに対してインターは11時過ぎに終わるので、11時過ぎに来て欲しいと言われている。まったく、同じ時間帯に、2つのことを別の場所で処理しなくてはならないので、困ってしまう。本来は身内を後回しにするのが私のポリシーながら、今日がインターの最終日となれば、後回しにしようがない。11時前から、優泰が学んでいた3Bの教室の前で待つ。11時、優泰の担任の先生が私に気付き、「あと数分まっていて」とおっしゃられた。そう、数分ならまだなんとかなるかなと思いながら待ったが、実際には十数分待っても先生は教室から出ていらっしゃらなかった。仕方がない、先生に声をかけ「用事があるので、また後で出直して来たいが、12時半頃でどうでしょうか」と聞いたところ、「それは良い考えです」と言われ、私は大急ぎでワタノへ向けてミニバイクを駆った。今週も授業に10分ほど遅刻をしてしまった。
授業後に大急ぎでインターへ向かい、約束の12時半前に到着した。しかし、教室の扉には鍵がかかっている。職員控え室にいらっしゃった先生に、優泰の先生のことを確認すると「今日はもう帰られた」とのことである。オヤオヤ、無駄足になってしまった。「明日は職員が8時半から9時にかけて登校してくることになっているから」と言われたが、マタしてもワタノーとスケジュールがかち合っている。ワタノーからも「明日は8時半から9時半まで、セレモニーがあるから来なさいよ」と英語科の主任、ナワラット先生に言われていたのである。なんでも明日はタイでは「先生の日」だそうで、全校生徒の前に先生全員が集まってセレモニーが予定されているそうである。優泰の担任の先生に会うことを優先しなくては、、、お母さんが言うには、担任の先生は明日の飛行機でニュージーランドへ帰任されることになっているそうである。明日の朝が最後のチャンスと言うことになる。
午後から断続的に雨がある。時に雨脚強く、時にシトシトと。まだスコールと言った感じの本格的な雨季の雨とは違う。そんななかでレモンツリー料理修行人のタクくんがK.K.トラベルにやってくる。今月下旬に日本からやってくる友人のトール君と一緒にサムイ島へ行き、その後彼らと一緒に日本へ帰国するからその切符の手配をするのだという。ところが、いったい、いつサムイ島で彼らと合流する約束になっているのははっきりしない。それに、スケジュール的にもほとんどサムイでゆっくりしていられず、まるで飛行機に乗るために行くようなものである。ふだんチェンマイでの無収入生活で耐乏生活をしているタク君にとって日本から友人が来てくれると言うのが、それほど嬉しいということなのだろうか、、。
大阪のOさんが、チェンマイ入りする。今年2回目の訪問である。今回は玉露焼酎と言うものを持ってやってきた。それと私のラオス焼酎を持ち寄って、ムーカタ(豚鍋)を食べに行く。玉露焼酎と言うのは、原料に米以外に玉露を使っているとのことで、味にタンニンのような苦味を感じる。香りはなんだかホンノリあまい。ちょっと変わった焼酎であった。一方、ラオス焼酎は、Oさんにも好評で「へぇー、美味いですねェ」と言って「これ、大阪の友人にも飲ませたいんで、もらって行ってイイですかぁ」と言った。もちろん、ビニール袋入りの安焼酎、こんなもので良ければ、、。
体調が回復して、ビールや焼酎が飲めるまでになった。