4月3日 土曜日    天気は曇り

 本日のゴルフ送迎はギフトさんに手伝ってもらう。プレーするゴルフ場がランプーンゴルフ場とチェンマイからだいぶ遠いし、私はやるべきデスクワークが山積みになっている。ゴルフ場へ同行して、お金を支払ってくるだけの仕事である。でも、実際のところちょっと心配でもある。無事に仕事をこなしてきてくれるだろうか、、。

 昨日に引き続き、ハノイのホテル予約がギクシャクしている。追加料金をいくら払ったら予約がOKになるだとか、変なことを言ってくる。ここの人たちには責任感と言うものが欠如しているのではないかと思えてくる。そして、こちらもそんなことに関わって無駄な時間を過ごしたくないので、「お金よりもちゃんと予約してもらわないと、こっちの信用に関わるんだから頼むよ」と答えたが、まだまだタイの旅行業界、それも外国人客を取り扱っているところには、どうせ一見客だからと言った感覚が染み付いてしまっているらしい。お客などのことより当座の利益優先なのだろう。午後になって、「追加料金を払っても手配できなかった」と言ってきた。「お金よりも、お客様が満足できるようなホテルを手配してもらわないと困るんだから、ちゃんとした代案提示してよ」とちょっとこっちもムキになる。しかし、ムキになったあとで、ものすごく虚しく感じてしまう。もともと考え方が違い過ぎるのである。

 ギフトさんは昼過ぎに戻ってきた。「どうだった」と聞いたら「マイペンライ(大丈夫だった)」と答えた。このことば、100%信じるには不安の残る言葉でもある。それでも、まぁ無事に帰ってきたみたいだから、良かった。夕方から、お客様たちを空港へお見送りする。
 今回のことだけではないが、やっぱりK.K.トラベルにも日本語のわかるスタッフは絶対必要だと実感する。そこで、本日E日本語学校を出たと言う若いタイ人男性の就職面接をおこなう。まじめそうな青年で好感が持てるが、日本人相手に商売として日本語を使ったりするには、まだまだ実践練習を積んでもらわなくてはならない様子である。給料をいくら出せるかと言う問題の答えは、まずは研修として通ってもらい、仕事のでき具合を見てから考えさせてもらうことにする。とりあえず、明日の午後にでも来て見るように伝える。

 夜、K.K.トラベルの経営者へ3月分の売上報告をおこなう。販売高は会社全体の5割以上を占め、収益は7割以上を稼いだのではあるが、しかし、この1ヶ月間の苦労の結果としての数字は、日本で見なれた数字とはかけ離れたものであった。売上ベースで100万バーツほど、収益はたったの4万5千バーツ。収益率は4.5%に過ぎない。ここから、通信費や光熱費、スタッフの給料を差し引いたら、残るものがまるでなくなる。多売とはいかないまでも、薄利の極みである。低収益性最大の原因は航空券販売の比重が大きいからであろう。私以外の売上の大半が、2次代理店での委託販売によるもので、国内線航空券の販売では、完全な赤字状態である。社内のタイ人スタッフたちが、もっと積極的に営業に取り組んでほしいものである。

 帰宅は11時を過ぎた。

朝食

パンとオムレツ、ほうれん草のクリームスープ。

昼食

鶏肉とキノコの炒め物(小屋がけ食堂製)。

夕食

ご飯と根野菜のシチュー。

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