7月31日 水曜日    天気は曇り 

 風邪の3日目。症状は多少改善されたようで、鼻水は少し量が減ったが、その代わり咳が出るようになってしまった。

 ネット上で知り合ったかずチャン夫妻とチェンマイ周辺を回る。夫妻は昨日ツアーでゴールデントライアングルを日帰りで回ってきたそうだ。随分とハードスケジュールだったようで、昨夜の宿への戻りは夜8時過ぎだったそうだ。

 昨夜はナイトバザールにあるロイヤルランナーに泊まられ、今晩はロータスホテルに泊まるそうで、初めにロータスホテルへチェックインをしに行く。ここも一晩泊まって、明日の晩は、ドイステープの山の裏側にあたるベルビラリゾートに泊まられると言う。まったく移動の多い夫婦である。

 どこへ案内するかと言う段になり、二人ともチェンマイには過去何度も来ていると言うので、案内すべき個所が思い浮かばなかった。一昨日は何とタイ最高峰のドイインタノンにすら登って来たという。で、明日泊まるベルビラリゾートの下見に行こうではないかと言うことになって、ベルビラリゾートへビートルで向かう。ベルビラリゾートはハンドンからサモンに向かう途中にある高原リゾートである。この周辺には○○リゾートと名のつく休養施設が沢山あるのだが、どれもタイがバブル景気だった頃に作られた施設のようで、バブル崩壊後の現在では、人影も少なく寂しい限りである。その中ではベルビラは検討しているほうで、立ち寄ってみたらば、中国人のグループが6人ほどテーブルを囲んで談笑していたし、日本人カップルもチェックインをするところであった。部屋も見せてもらったが、可愛らしい部屋であったが、シンプルでもある。バスタブはなくシャワーのみ。しかし、トイレとシャワーは独立しており、その点は評価できる。しかし、気になったのは、確かに自然に囲まれたリゾートではあるが、自然しかないのである。日本ならば自然に囲まれた山道を歩く事もできようが、タイの自然はそんなに生優しいものではない。人が立ち入るのを拒むほどの自然である。つまり、リゾート施設の外へは出られない隔離された環境である。リゾート内にはテニスコート、プール、サウナがあるとの事であったが、夫妻は水着も持ってこなかったとの事である。さて、明日はいったいどのように過ごすのであろうか?

 ベルビラを後にして、サモンからメーリムへ向かう道に入る。このかずチャンは大の犬好きだそうで、山道を走っていて、子犬が目にはいると「止めて!」と言って車から降りて犬のところに駆け寄っていくほどである。で、山道もだいぶ下って、メーリムも近づいた頃に、「ドッグショー」と言った看板が目に入った。このあたり目玉は「象のショー」なのだが、二番煎じ、三番煎じがあって、うちのお母さんの好きなヘビのショー、猿のショー、水牛のショーとあるようだ。そしてこの犬のショー。入場料はヘビと同じく200バーツ。さて、どれほど楽しませてくれるものかと期待したが、徹底的に裏切られてしまった。ショーと言っても、このぐらいの芸なら日本の飼い犬のほとんどが出きるような内容で、チンチン、おすわり、ボール拾い、イヌカキ、輪っかくぐり等である。まぁタイの普通の犬達はよほどだらしがないので、「チンチン」や「お手」のひとつでもやれば、スゴイって事になるのだろうけど、私たちには、お金を払ってみるようなショーとは思えなかった。また、気になったのは、10種類ほどの犬が檻で飼われているのだが、清掃が行き届いていなく、環境的に問題ありであった。お客もアラブ人の大家族が1組とアメリカ人1人がいただけであった。

 午後からは、ウモン寺へ案内し、ホアイドゥンタウの湖畔でコーラを飲みながら休憩をした。日が暮れるのを待ってドステープのドライブウェイを登って、チェンマイの夜景を見物してもらう。梅雨の晴れ間ならぬ雨季の晴れ間で、今日はチェンマイの夜景を充分に堪能してもらえた。展望台には、一匹の小さなホタルが迷い込んでいた。

 最後にかずチャン夫婦も実に爽やかに気持ちの良い夫婦であった。特にご主人は私と歳が近いそうなのだが、とても奥さんに優しく、寛大であった。私も見習わなくては、、。

 

朝食
バナナを2本食べる。
昼食
かずチャン夫婦とチャーンプアクホテルで食べる。グリーンカレー、豚挽き肉のバジル炒め、鶏とカシューナッツの炒め物、クオッティオうどんのカレー風味、豆腐と海苔のスープ。
夕食

かずチャン夫婦とレモンツリーにて食べる。ナマズ揚げの和え物、青菜の炒め物、挽肉のイカ詰め、モヤシの和え物を食べる。

 

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