補習校へ優泰を送り届けてからアパートにもどったら、電話が2本かかってきたとお母さんが言う。ひとつは海外での高齢者長期滞在支援をしているM会で世話役をしていると言う人からであった。が、どうにも馴れ馴れしい言い方で、しかも命令口調であったらしく、私が不在だと聞くと「じゃ、あんたで言いから、○○○はどうしたらいいんだ」と聞いてきたらしい。私はこのM会とはまったく関係も無いし、以前にもこの会絡みで不愉快な経験をしているので、あまり係わり合いを持ちたくない。また電話がかかってくるかもしれないが、適当に処理することにしよう。もう1本は15階の日本人でパソコンの調子が悪いと言う。こちらは、人の悪口を陰で言ったりする人でもないし、ときどき缶ビールもくださるので、すぐに15階へ駆け上りパソコンの状態をチェックする。見た目はさほど不具合もなさそうだが、少々システムが不安定になっている。それとOSがXPなので最近問題のウイルスにも感染する恐れがあるので、ウインドウズのアップデートを実施する。このお宅はダイヤルアップ接続で、アップデート用のサービスファイルをダウンロードするのにとてつもない時間がかかりそうである。サイズが40メガもあるのだからたまったものではない。ダウンロードのボタンを押して、「そのまま触らないでくださいね、2時過ぎに見に来ますから」と言い置いて、10回の自分の部屋に戻った。このお宅はこれで半日は電話が利用できなくなったわけだ。
優泰を補習校から連れ戻した後で、再び15階へ様子を見に行くとまだダウンロードをしている最中であった。でも、あと少しのようなので、そのままそこのご主人と世間話をする。私が昨日秋刀魚を求めてチェンマイ中を駆け回った話をしたらば、「魚屋に買いに行けばよろしいのに」と言われた。魚屋?チェンマイに日本のような魚屋なんかあったけかなぁ、市場に行けば魚を売っているが、秋刀魚など見た記憶が無い。ほとんどが淡水魚で、海の魚もタイ料理で使うような魚ばかりである。よく聞いてみるとチェンマイ郊外に日本料理屋が買出しに来ると言う魚の卸があるらしく、小売もしているらしい。詳しい場所を聞きたかったけれど、場所が分かりづらいところだから、今度いっしょに行こうということになった。
昼食にありつけたのは4時過ぎである。先週チェンライに行った時にもらった「味噌煮込みうどん」を食べる。生麺のうどんなど久しぶりだったし、唐辛子をたっぷり入れた八丁味噌のスープも美味しかった。しかし、食べ終わってしばらくしてから腹の具合が悪くなった。うどんが傷んでいたようである。原因は私にある。この生麺のうどんは先週の金曜日の午前中にもらったものである。それからビートルのリアシートに置かれたまま、一昼夜半、日曜日の未明にチェンマイのアパートへ戻ってくるまで、炎天下にあっても冷蔵庫に保管されることも無かったのである。たぶんそれでうどんが痛んでしまったのであろう。下さった人に悪いことをしてしまった。
夕方に日本語を教えに行き、夕食にはガレーと言うドイステープの麓にある農業省北部事務所の施設内にあるガーデンレストランに行ってみる。それほど便利な場所ではないのだが、ずいぶんお客さんが入っている。タイに良くあるような名前だけのガーデンレストランではなく、花壇に囲まれた大変美しいガーデンレストランであった。料理もなかなか美味しかったしサービスも良かった。空港の管制官食堂もそうだが、チェンマイではこうした公共機関の施設内にある食堂には良いところが多いようだ。それに一般の人でも利用できるのがうれしい。
朝食
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ご飯と海苔の佃煮。 |
昼食
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味噌煮込みうどん。 |
夕食
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ガレーレストランにてタイ式焼き鳥ガイヤーン、ヤムウンセン、五目野菜炒め。 |