1月26日 土曜日
天気は晴れ
また良く眠れなかった。夜明け前から覚ましてしまった。こんな体質なのに旅行好きと来ているのだから、まったく私もどうかしている。
朝8時にOさんがホテルへ迎えに来てくれて、駅前の食堂に入って食事をとる。食事は豚肉と青菜の入った澄んだスープであっさりした味でなかなか美味しかった。このようなスープもチェンマイでは食べたことが無い。
朝食を取り、コーヒーを飲んでからOさんの滞在先に伺う。典型的な田舎町の住宅街で、路地(ソイと言って日本の路地よりはかなり広いが、ほとんどが通り抜けできない道)をちょっと入った木造の高床式住宅で、ちょうど1階部分をコンクリートで固めて雑貨屋を作っているところであった。工事は4日で終わる言っていたのに、今日で6日目なのにまだ終わらないとOさんはボヤイていたが、1階部分に店を作る工事代が資材費を含めて1万5千バーツと言う。朝食を食べたばかりだが、庭先の木陰にテーブルを出してもらってチャーンビールをご馳走になる。ブリラムの話やチェンマイの話などをするが、ブリラムの人たちは金銭的にかなり貧しいらしい。街で生活している家族でも月収で6千バーツもあったら良いほうなのだそうだ。それと治安がだいぶ悪いらしい。泥棒も多く、カンボジア国境も近いので物騒だと言う。チェンマイと比べると、やはりタイの東北地方は貧しいのだろう。
結局、私はOさんにチャーンビール以外に米焼酎までご馳走になり、1時過ぎまで酒盛りをしてしまった。ブリラムから南へ70キロほど行ったカンボジア国境近くにパノムルンと言う有名なクメール時代の遺跡があり、一見の価値のあるところのようなのだが、朝からしこたまお酒を飲んでしまったので、とても今日は車の運転などできそうに無い。そこまで行く公共交通機関もなさそうなので、午後はホテルでおとなしくしていることにする。
夕方、昨夜の走行中に衝突して貼りついている虫だらけになっているビートルを洗ってやっていたら、前方のバンパーがクラついている事を発見。原因はと思って車体の下をのぞき込んで見ると、バンパーを支えている部品に大きな亀裂が入っている。すぐにバンパーが外れてしまうような危険性はなさそうだが、修理しておく事に越した事は無いので、ブリラム市内の修理工場に持ち込む。
ブリラムの街はチェンマイとは比べ物にならないほどの小さな町であったが、それでも白人たちが沢山いた。観光客風ではなく、定住組のようにも見える。いったい彼らにとってブリラムのような街は住みやすいのだろうか、、。それと、チェンマイに無いものも見つけた。市内路線バスである。どこをどう走っているか良く分からないが、少なくとも2系統の市内バスを見つけた。流しのソンテウは見かけなかったが、オート3輪タクシーのトゥクトゥクと、輪タクは多いようだ。
朝食
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Oさんに連れられて豚肉のスープの店でご馳走になる。 |
昼食
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パン屋でソーセージの入ったロールパンを買う。 |
夕食
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ブリラムの屋台街でバミーナーム(タイ式ラーメン)を食べる。 |
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