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7月25日 木曜日    天気は晴れ

 マサル君たちと午前中の行動を一緒すると約束していた。バンコク郊外のダムヌアンサドアク水上マーケットを見学に行くことにする。朝7時半にホテルのロビーで待ち合わせ。

 私は10年以上前にダムヌアンサドアク水上マーケットへ行ったことがある。それは仕事であったし、観光バスで来たものだったので、実際のところ、どうやって行ったら良いのかも良くわかっていない。しかし、南西部方面へのバスはメナムを越えたトンブリ側から発着しているはずである。まずは、バスターミナルまでタクシーを飛ばす。3人で乗ればタクシーもそれほど高価な乗り物ではなく感じる。今日は祭日のため市内の道路はガラガラに空いていて、ものの20分ほどでバスターミナルに到着。

 ダムフアンサドアクまでのバス賃は65バーツであった。「ちょっと高いなぁ」と言った印象。エアコンバスだからだろうかなどと考えていたら、マサル君の彼女さん持参のガイドブックによれば「ダムヌアンサドアクはバンコクの西80キロに位置する」とある。私はバスに乗れば30分ほどのものと誤解していたが、この距離じゃたっぷり1時間以上かかる。8時半出発。

 路面状況のあまり良くないハイウェイをメクロンと言うところまで走る。バンコクの郊外に出ると空き地が目立ち、次ぎに塩田が目立った。天然塩をこれほど大規模に作っているのに、スーパーなどにあまり出回っていないのはどうしてなのだろう。沿道には塩を詰めた麻袋が並べられたりしていた。

 1時間45分もかかってダムヌアンサドアク到着。バスは市街に到着したが、さっき道で見かけた看板には「水上マーケットは左折1.5キロ」と書かれていた。バスの運転手さんに「水上マーケットへ行きたい」と言ったら、「そのまま乗っていな、送っていくから、、」との申し出、、。果たして、送ってもらったところは水上マーケット見学用手こぎ遊覧船乗り場であった。観光客相手のこの種の施設であるから、そう客して来たバスの運転手さんにはいくらかの小遣いが入ることだろう。そうでなければ大型路線バスで脇道まで入ってくれるはずはない。

 遊覧の小船は1人200バーツで、約1時間の遊覧だと言う。安くはない。「安くしてよ」と集金係のおばさんに言ったら「もう安くしてある。一般は300バーツだよ」などと言われてしまった。しかし、下手にネギって、ちゃんと遊覧してもらえなかったり、やたらとうるさい土産物屋に連れこまれても嫌なので、1艘で500バーツと言う線で妥協が成立。

 頭に傘を被ったおばさんが、カヌーで使うような櫂で水路に漕ぎ出した。水路の幅は10メートルほどあるだろうか、頻繁にエンジン付きのボートに追い越される。そのたびに波でこちらの小船は大きく揺れる。追い抜いて行ったボートには団体観光客が乗っていた。バンコクで日本語ガイドをしているFが言っていたが、ここの水上マーケットのエンジン付きの船は土産物屋の送迎ボートなのだそうだ。そのため船賃はタダ。希望者には別料金をもらって私たちが乗っているような小船を斡旋するそうだ。

 広い水路から、路地を曲がるように狭い水路に入ったらば、そこが水上マーケットであった。水路の幅は5メートルあるかどうか。エンジン付きの船は姿を消して、小船ばかりだ。市場で商売をしに来ている船もある。前回来た時は、まだ観光地化がそれほど進んでなく、のどかな農村の市場風景だったが、水路の両脇にはカメラを構えた観光客がひな壇のように並んで、水上マーケットの写真を撮っている。小船の半数は観光客を乗せた遊覧船で、残りの約半分は観光客目当ての商売船であった。何を売っているかと言うと、果物とクオッティオうどん、土産物などである。我々のような船上の観光客にも売るし、岸にいる観光客にも売っている。中には野菜や惣菜などを売っている小船もあったが、これなどは地元の人相手なのだろう。数は随分少なかったが、、。私たちもクオッティオうどんを小船の屋台から買ってすすり、果物もマンゴー、竜眼、マンゴスチンなどを買った。

 市場を抜けて、いきなりバナナ畑や椰子畑の中の水路に入った。ここらでも岸では観光客相手の土産物などを売っていたりする。ちょっと俗っぽくて、風情が減退してしまう。そして終点は小さな土産物屋であった。ここで10分ほど上陸してトイレを済ませる。あまり商売熱心な土産物屋ではなく、良く見たところ砂糖椰子から砂糖を作っている農家が、観光地化によって「ちょっと土産物を並べてみました」といった感じの店であった。トイレの便器は甕でできていた。この土産物屋さんでは、砂糖椰子を煮詰めて作った砂糖水をご馳走になった。サトウキビジュースとはまるで違った味で、蜂蜜に近い。そのためか、砂糖を作っている鍋の周辺にはおびただしい数の蜂が飛びまわっていた。

 小船で出発地点まで戻って、さっきの集金係のおばさんに、「またバスは入ってくるか」と聞いたらば、「もう入ってこない。バス停までトラックで送る。一台50バーツ」と言う。商売熱心なおばさんである。しかし、このトラックに乗ったおかげで、ちょうど良く町を出発したばかりのバンコク行きバスを捕まえることができた。

 バンコクに着き、バスターミナル近くの豚足専門店に入った。私は豚足など好きではないのだが、そこしか食堂が見当たらなかった。いや、ターミナルの隣に立派なレストランはあった。バスから眺めた時は、ここで食べようかと思っていたのだが、実際バスから降りて、歩きながら店内を覗いたら、日本人団体観光客が食事をしていたので、敬遠した。日本人が食べに入るところで安いところがあるはずない。まして、味付けも中途半端になりがちだ。
 で、この豚足屋さん、今日はもう豚足は売り切れとのこと、、。私たちは豚足を煮込んだ汁につけたゆで卵や豆腐などの四種の具を載せたご飯を食べた。

 マサル君たちとは、ここでお別れ、彼らは王宮や周辺の有名なお寺めぐりをしてくるそうだ。私は北バスターミナルへ明日のチェンマイ行きの切符を買いに行く。週末だから早めに買わないと売りきれてしまう。

 切符は明日の9時15分発臨時便が買えた。いつものソンバットツアー。北バスターミナルからバンコク滞在先まで行く市内バスがなく、77番のシーロム通り行きに乗り、ルンピニ公園西口で降りて、公園内を散歩しながら帰った。ルンピニ公園も久しぶりだが、随分ときれいに整備してあるのに驚いた。
 滞在先に戻って洗濯をする。時刻は5時を過ぎていた。今晩は8時半にH部長の家へ行き、会社のことについて私が考えたことを話してこようと思う。

朝食
新南バスターミナルでクオッティオうどん。バンコクのはチェンマイに比べて量が少ない。でも25バツもする。
昼食
新南バスターミナル近くの豚足屋で、腸詰にゆで卵、厚揚げ豆腐、ザーサイを載せたご飯を食べる。豚足は売切れだそうだ。
夕食
ラマ4世通りに出たところの簡易食堂で、肉抜きのバジル炒めライスを注文したのだが、五目野菜炒めライスが出てきた。コーラも飲んで30バーツであった。
 


メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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