7月20日 土曜日 天気は終日雨
朝から雨であった。明け方前から庭の鶏たちが大騒ぎをしている。6時少し前に起き出して、夕べ停電で使えなかったシャワーをする。
昨夜はTさんと夜更けまで飲んでいたし、停電になったりしたので、テーブルの上を食べ散らかしたままにしてしまった。まったくマナーのない事をして多いに反省すべきところだが、Tさんの奥さんが早く起きてテーブルの上をキレイにしてしまってくれていた。そればかりか、朝食用にどこからかパートンコーまで買って来てくれていた。
7時過ぎにTさんがH君を日本人補習校へ送る車に便乗して、チェンマイへ向かう。タニン市場近くの教育大学前で車から降りてアパートに向かう。タニン市場前の豆乳屋さんにtpnさんがいた。なるほどここがtpnさんの豆乳屋さんかぁ、、。生憎、豆乳屋さんはそろそろ店じまいの準備で、油鍋の前でパートンコーに挑戦しているtpnさんの勇姿を見ることが出来なかった。しかし、豆乳屋のおじさんに豆乳を一杯ご馳走になった。私がいつも飲んでいる豆乳よりも甘さを押さえた味で、豆の香りがした。
朝から雨が降っていて、外出する気にもなれない。スコールのような雨ではなく、五月雨のようなシトシト雨なので、当分止みそうにもない。昼ご飯を小屋がけ食堂で食べてから、意を決してドイステープ寺院に登ってみる事にした。目的は2つ。@先日、優泰たちが義姉たちとドイステープに登った際に、境内で水筒をなくして来ている。お母さんによると、境内には忘れ物を保管しておく台があったといっていたので、もしあれば取り戻してきてやりたい。A明日バンコクのH部長のところへ行こうと思っているが、毎度ご馳走になりっぱなしで心苦しい。たまたま昨日Tさんのお宅へ伺った際に、チェンダーオでは柿が出まわり始めているのを確認した。柿を手土産に持って行こうと考えた。昨年は8月にドイステープから更に山奥に入ったドイプイで柿を買って食べたらとても甘くて美味しかった。チェンマイの市内のスーパーにも柿はあるのだが、どうやら輸入品らしく、大きくて立派ながらずいぶん高い金額で売られている。バンコクも同じだろうと考え、チェンマイ土産には柿をと考えていた。
雨のドイステープ登山ドライブウェイをビートルで登る。乗っているのが私ひとりで軽いのと、エアコンを使っていないので、急な上り坂も楽々と登ってくれる。ドイステープ寺院前の駐車場にビートルを止めたら、駐車場係りらしい人がカバンを首からかけて駆け寄ってきた。「ここは有料駐車場になったのかな?」と思って「いくら?」と聞いたら「10バーツ」と言う。素直に払うと傘を貸してくれた。なんだ駐車場係りではなく、貸し雨傘屋であったのだ。いろんな商売があるものだ。
境内の忘れ物置き場には、カメラなどの金目のものしか届けられておらず、水筒などは見当たらなかった。まぁ、せっかく来たのだから、お参りだけでもしていこうと境内を一回りしていく。雨にもかかわらず日本人観光客が何組か来ている。西洋人観光客はもっと多い、中国人観光客は大型バスを何台も連ねてやって来ている。タイの観光ビジネスは今後、日本人から中国人相手にシフトしていくことになるのだろうか、門前の土産物屋の売り子たちも盛んに中国語で客の呼び込みをしている。
つぎに柿だが、これもなかった。どうやらチェンマイ周辺ではまだ収穫期になっていないようだ。今出まわっているのは柿である。大きさもマチマチの柿が山積みされて売っている。これも市内のスーパーでは外来品種か輸入品だかが高い金額で売られている。バンコク土産は柿で代用することにし、4キロほど購入。しかし、この柿は酸っぱくてやたら硬くて、日本の幸水などになれた口には、食べられたものではないかもしれない。気持ちだけでも伝わってくれれば良いが、、。
夕食を食べた後、ミンさんの店へ行って油を売る。忍(タイ産の清酒)を冷蔵庫から抜き取り、栓を抜いて店の前でストローをさして飲み始める。ミンさんは旦那が来月の7日から2週間日本へ1人で観光旅行に出かけてしまうことをとても気にしていた。ミンさんはタイ人としては心配性のようだ。日本語も話せないで大丈夫かとか、日本の女の人と何かあるんじゃないかとか、、。それと旦那が留守中はミンさんが店番をしなくてはならないそうで、勤め先のYMCAにはその期間中の休みをもらったそうだ。でも、遊びに行く旦那の方は待ち遠しくてしかたがない様子。
朝食
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パートンコーとコーヒー。 |
昼食
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小屋がけ食堂で肉の代わりにキノコを入れたバジル炒めライス。 |
夕食
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夕食も小屋がけ食堂で中国ソーセージの炒飯。
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