雨の音で目を覚ます。昨日からチュンポンは天気がよくなかったが、今朝は土砂降りである。チェンライのソムさんから先日「いらなくなった切符だけど」とチュンポン⇒タオ島間の船の切符を一枚貰っていた。しかし、昨夜確認したところでは、この切符に指定されている、サンスーン社のボートは欠航している。船会社と交渉して別の船会社の便に振り替えてもらって入るのだが、欠航の理由は説明されていなくて、今朝の6時にホテルに迎えに来るからと言うことであった。
エカウィン社の船は乗船率が3割ほどと少なかった。サンスーン社の乗客も載せ込んでこれだけと言うことは、きっとサンスーン社は乗客が少ないから欠航してしまったのだろう。いつもなら西洋人観光客たちはデッキに出て船室にはほとんどいないのだが、今日は雨ということもあり、皆船室に入っている。そして、毎度思うことなのだが、どうして若い旅行者たちはこんなに行儀が悪いのだろう。ガギと同然の行儀の悪さである。旅の恥は書き捨てと言うのは、彼らのことをさした言葉ではないかと思えてくる。昨夜は比較的良く眠れたはずなのだが、船の中でもほとんど居眠りをしていた。出発前の慌しさと睡眠不足で、こんなに眠れるのかもしれない。7時少し前に出港した船は10時少し前にタオ島の港に到着した。
前回も利用した港近くのタートル・アイランド・ツアー社に島での滞在のアレンジをしてもらう。ホテルは前回と同じサンセットブリ・リゾートを手配してもらい、明日はシュノーケリング・ツアーに参加することにした。この会社のトラックでホテルまで送ってもらう。まだ午前中だったためか、部屋の清掃が終わっておらず、ちょっと早めながらホテルの食堂で昼食とする。外は相変わらず雨が降り続いている。このあたりはチェンマイとは異なり、これからが雨季の本番らしい。それにタイの雨季特有のスコールなどではなく、日本の梅雨のように雨が降り続き、空は雲に厚く覆われ、太陽は顔を出さない。なんだか、夏休みに楽しみにしていた海水浴に来たのに、雨が降ってしまっていた時のように、さびしい気分にもなるが、でも雨にけぶり、人影の無い静かなビーチを眺めながら食事をするのも悪くない。
午後も雨なので部屋のベッドで3時過ぎまで昼寝をする。夕方前、外はまだ曇っているが雨は一時的に止んでいたので、ビーチに出て少し泳いでみる。満ち潮の時間帯なのか、ビーチはずいぶん狭まっていた。前回はリーフ近くまで出ても深さが膝くらいまでしかなかったが、今は20メートルほどで腰くらいの深さになり泳ぎやすい。しかし、降り続く雨で海水の透明度が落ちてしまっているようなのが残念。海の中で「明日晴れますように」とまるで小学生のように空にお願いをしてしまう。夕焼けが美しいのでサンセットブリと言う名前がついたと思われるこのホテルだが、分厚い雲に覆われて、夕焼けどころか夕日さえ見られなかった。もちろん、日が暮れたあとも、星空も眺められなかったが、夕食を波打ち際近くの食堂で食べていたら、沖に沢山の漁火を眺めることが出来た。
朝食
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昨晩のうちにコンビにで買った菓子パン。 |
昼食
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タオ島のホテルの食堂にてクロックカピ(海老塩辛)のチャーハン。。 |
夕食
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サイリービーチの食堂にて鶏肉のココナツカレースープ、豆腐と春雨のスープ、五目野菜のオイスターソース炒め。 |