二週間ほどビートルが修理屋に泊り込んでいた間に、アパート駐車場2階のいつもビートルを止めていた場所が他の車に占領されてしまった。気に入っていた駐車スペースだったのだが、、。とりあえずはしばらく住所不定のまま空きスペースを見つけて止めることにする。このナコンピンコンドの駐車場は、屋内は2階から4階までが駐車スペースになっていて、居住者ごとに駐車スペースが指定されているわけではなく、また月極めの駐車料金と言ったものもない。駐車にあたり人気があるのは、2階と4階で、2階は出入りが簡単なため、4階はエレベーター乗り場があるためと思われる。そして3階はたいてい空きスペースがたくさんある。
優泰が毎週土曜日に通う補習校で、図書の整理を手伝う。約千冊ほどの蔵書を目録と照らし合わせ、本の背にジャンルごとに色分けしたカラーテープを貼っていく作業である。このジャンル分けというのが子供向けの本の場合けっこう悩ませてくれて、子供向けの本と言うのは○○シリーズ的なものが多く、外国文学、日本昔話、童話などチャンポンにしてすべて「児童文学なんとか集」シリーズに収まっているものがあって、シリーズを優先すべきかジャンルを優先すべきか迷ってしまう。
このところお母さんにタイ文字を少しずつ教えている。タイ文字は表音文字で、子音にはそれぞれ対応するモノの名前がある。日本語なら「手紙のテ」見たいなもので、タイの子供たちは子音44文字について「ゴーガイ(ニワトリのK)」「コーカイ(玉子のKh)」と学んでいく。私たち外国人もタイ文字の始めはこれから覚えなくてはならない。ところが、「トーパタク」のThの音に対応するパタクのタイ文字での綴りがどうにも怪しい。意味するところは槍のような金棒のことらしいのだが、テキストによってパタクの綴りがpthakであったり、pathakであったり、さらにpratakであったりする。そこで辞書で綴りを確認しようとするが、パタクのように現代の生活では見られなくなってしまった語は載っていないのである。これではお母さんへの説明に窮することになりそうだと思い、補習校に子供たちを連れてくるタイ人のお母さんに綴りを教えてもらうことにした。しかし、タイ人のお母さんたちも綴りがあやふやである。そして「いまはあんまり使わないから、わからないよ」と言う。タイ文字は表音文字であるが、1つの音を表すのに幾種類かの異なる文字があって、タイ語学習者を悩ませてくれるが、タイ人でさえこの様子なら、ひょっとするとタイ文字も、近い将来同音文字ごとの合併統一と言った大改革があるかもしれない。そうすれば文字で悩むこともだいぶ減るだろう。
朝食 |
ご飯に韓国海苔、わさび漬け、味噌汁。 |
昼食 |
修理屋近くのベジタリアンの簡易食堂で肉なしのカオソイ(チェンマイのカレーラーメン)。 |
夕食 |
小屋がけ食堂の鶏とカシューナッツ炒め、タイ式オムレツ。 |