8月17日 土曜日    天気は曇り 

 優泰は日本人補習校の二学期が始まる。今学期の当番表を見てみると、10月に給食当番と日直(?)当番が入っている。それも1週間ずつずれて、2週連続の当番だ。できれば同じ日だったら、当番が1日で済んだものなのに、、。当番と言うのは、生徒たちのものではなく、父母の仕事である。学校に詰めて当番の仕事をこなすのである。

 アパートに戻るとお母さんのご機嫌が悪い。プンプン怒りながら皿洗いなどをしている。「触らぬ神に祟りなし」と言うが、祟りやとばっちりを恐れて身を引いては、ますますご機嫌が悪くなってくる。勇気を出してなだめてやらないと、、、。
 聞けば、お母さんのパソコンがインターネット接続できないという。なんかいダイヤルアップしてもだめだというのである。私ははじめ「いつものプロバイダー側のサーバー故障か」と思って、しばらく経ってからやり直せば大丈夫かと思ったが、しばらく経っても症状は同じである。念のために私のPCで同じアカウントを使ってダイヤルアップすると簡単につながる。これはお母さんのパソコン側のトラブルらしい。
 お母さんのパソコンで今度は私のアカウントを入れてダイヤルアップすると、これもちゃんとつながる、、。答えは簡単であった。記憶させていたパスワードを一文字分が消えていたのである。たぶん何かの拍子に消してしまっていたのだろう。パスワードを入れ直してやると、今度は簡単に接続できた。

 昼前に優泰を補習校に迎えに行く。昨年使いきれなかった教材がテーブルの上に置かれている。プリントやドリルなどだ。学習指導要領が改定されて、今年は使えないから、昨年までのものは希望者に配っているのだと言う。これは良いやと私も1年生用のプリントやドリル一式をちょうだいする。他のお母さんたちも大喜びだ。チェンマイではこの手のドリルやプリントは希少価値がある。チェンマイにも日本書籍専門店が何軒もあるが、小学生用のドリルやプリントまで揃えているかどうか知らない。あってもかなりの金額だろう。店の方だって、学年ごとのドリル類を揃えても、チェンマイに住む日本人小学生など50人もおらず、1学年平均したら10人にも満たない。そんな環境じゃ日本書籍専門店だってわざわざ学習書を仕入れてスペース裂くなどナンセンスな事だろう。まぁ、学習書に限らず、星の数ほどある各種出版物から、販売予想を立てて仕入れていく作業は、大変な事だろう。雑誌類だって、送料がかかっているわけだし、おいそれと返品も効かないのではないだろうか?

 エクセルの関数については、昨日1日悩んだが、結局参考書でも見ながらでなくては理解できないだろうと結論が出て、今日はHP用のフォームの練習をする。バンコクのH部長のところで使ってもらえるようなHPを作るには、お客さん側からの「申し込みフォーム」は必須である。夜までかかってフォームらしいものを作成したのだが、このフォームで送信されたデータを取り込むためのCGIを私は持っていないし、プロバイダーのサーバーでも使わせてくれない。結局送信されるデータをフラットなテキストデータ化してメール送信すると言った、なんとも情けない方法で完成を見た。

 夕食後、ちょっと口寂しくて、自転車に乗り、ミンさんの店へ行ってタイ清酒の忍を1本買う。なんと忍が10バーツに値下げされていた。昨年までは18バーツにまで値上がりしていたのに、どうしてこんなに安くなったのだろうか?タイの商品価格はわからないものだ。で、その忍についてミンさんから、「忍は日本製じゃないのか?」と聞かれる。日本製のわけがないじゃないか、、と答えたが、酒屋の女主人であるミンさんすらこんな事を言ってくるのかと意外に思えた。

 

朝食

黒米入りのご飯とホウレン草のゴマ和え、ハム入りの炒り玉子。

昼食
小屋がけ食堂でさやエンドウと豚挽き肉の炒め物のせご飯を買ってくる。お母さんと優泰はシチューとパン。
夕食

焼きサバにワカメとキュウリの酢の物。

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