旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

６月１３日　金曜日 　　　天気は曇り　日中しばしばにわか雨　　　　

　昨日から一転して今日はやらなくてはならないスケジュールがほとんどない。いや、ワタノー学校の資料作りなどやらなくてはならないことは沢山あるのだが、取り掛かればどれも時間のかかりそうな作業ばかりでやる気になれない。それと、優泰の明日の補習校では国語の時間に漢字書き取りテストが予告されている。まずはこのテストに備えて、漢字の練習をさせなくては。今月に入って、補習校に通ってくる生徒が減っている。駐在員家庭ではインターナショナルスクールが夏休みに入ったことで、ほとんどが日本へ一時帰国している。残っているのは現地組の子供たちばかりである。このタイミングに漢字のテストででも良い点数を取らせて、優泰が日頃感じているであろう劣等感を払拭させなくては、、、。しかし、漢字の練習をさせようとしても優泰はまるでやる気がない。漫然と漢字帖をながめたり、ゆがんだ字を紙に書いたりしている。どうやら、今日も優泰と根気勝負をしなくてはならないようだ。

　この公開日記の更新を長いことしていない。これは私の怠慢によるものと、最近のネット環境の悪さからアップロードできなかったことによるものだ。特にネット環境は、この雨季の入りはなに一段と悪化する。確か昨年もあまりにダイヤルアップ接続が上手く行かなかったり、データの送受信が出来なかったことに腹を立てて、パソコンを叩いてしまったことがあった。それからパソコンの具合が悪くなり始め、最終的にはハードディスクを交換する羽目に至った経験から、こうしてネットの状況が悪い時にムキになってダイヤルアップ接続などするべきではないようだ。それに精神衛生上も良くない。そんな訳で、ここしばらく公開日記のアップをせずにいたのだが、さすがに一週間も放っておいたため、例の詐欺事件に絡み、あちこちから「無事か？」と問い合わせが入るようになってしまった。そして、とうとうサワチャオのガネッシュさんからは国際電話で安否の確認まで入ってしまった。まったく、皆様申し訳ありません。ご心配をおかけしました。

　午後にHコンドテルへPNAの設定に出かける。昨日に引き続いて、ナコンピンコンドとHコンドの間をLAN環境で結び、Hコンド内を内線電話線の音声未使用帯域を利用してデータ送信してインターネットに接続させる。しかし、部屋へパソコンと電話線をPNAを解して接続してみたところ、ネット接続には上手く成功したのだが、その代わり電話が利用できなくなってしまった。たぶんPBX(内線電話交換機)の設定を間違えたのだろう。アパートの受付へ電話が使えなくなったとクレームを付けたところ、１０分ほどして電話は復旧した。しかし、こんどはネットが接続できなくなる。あちらが立てばこちらが立たずの状態だ。再度受け付けにクレームを入れるが、まったくここの受付嬢は愛想が悪い。きれいな顔をしているが、よほど性格が悪いらしい。こちらが言っていることを聞こうともしない。「はやくエンジニアとコンタクトを取ってくれ」と訴えても、携帯電話でのお喋りに夢中である。それでも、１時間ほどでネットも電話も回復し、まずは成功を収めることが出来た。めでたし、めでたし。

　夜、大阪からまたまた来たＯさんとフアンペンというチェンマイ料理屋に行く。この食堂は昼と夜とで雰囲気がまるで違う。昼はまるで大衆食堂だが、夜になると奥の建物が開放され、ゆったりとくつろぎながら食事が出来る。料理もなかなか品が良くまとめられているし、サービスも悪くない。従業員も全員男性であることも、店の雰囲気を落ち着かせてくれる。欠点はアルコール類が充実していないことだ。ビールは小ビンしかないし、メコンウイスキーのようなスピリット系も皆無だ。ビール以外何かないのかと所望するとワインがあるという。ガルネソービニョンの赤、北タイ料理に合うかどうかは別として、無難なワインだが、冷蔵庫でキンキンに冷やしてある。これじゃ赤ワインの風味が損なわれ、渋みだけが口に残りそうだ。ウエイターによるとタイ人は赤ワインもキンキンに冷えたものが好きなのだそうだ。常温保存しているものは無いそうなので、キンキンに冷えた赤ワインを微温湯に５分ほど浸してもらい、常温にするよう依頼する。が、テイスティングしてみると常温よりも人肌くらいの温度になって出てきた。まぁ、それでも無難な味であったが、フルボトルで７８０バーツと今晩注文したビールと料理の合計よりも高い。やはり、タイではワインは高級品だ。

メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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