5月7日 月曜日
優泰とお母さんはジョギングをしないというので、一人で走り、縄跳びをしていたらようやく降りてきて、体操だけ一緒に参加した。その後、ジョギングコースを散歩してきたらしい。
朝食には幅広うどんを2人前買って食べる。また私は食べたりないので、タイの即席ラーメンでマーマーというブランドのものを作って食べる。これはひとつ5バーツだが、内容量が日本の袋麺と比べかなり少量だ。具沢山の幅広うどんが一杯10バーツなのに対して、自分で茹でなくては行けなく、具も入っていない即席麺が5バーツとは腑に落ちないが、時々はこうしたものも食べたくなるのは人間の生理と言うものか、、。
朝食後からPCに向かい、お仕事をする。しかし、タイは今日はまだ連休中でどこにもアポが入らない。いっそ仕事の日取りもタイのカレンダーに合わせたくなる。
優泰とお母さんが昨日私と優泰が行った公園へ行くと言う。道は優泰が知っているというが、あてにならないので、とりあえず公園まで案内し、2人を公園に残して、ひとり先に戻ってくる。しかし、私が家に戻ってしばらくするともう二人が帰ってきたではないか、聞けばおなかが痛くなったので車に乗って帰ってきたとのこと。
昼食にアパートの前で売っているフライドチキンともち米を買う。そして昨日の残りの春雨サラダも冷蔵庫にある。また、2人にはスーパーで買った緑色のラーメンを作ってあげる。この緑色のラーメンが大変好評で、即席麺でもノンフライでツルツルと美味しいとのこと。また、フライドチキンも肉がしっかりしていて美味しいといい、もち米も噛むとほんのり甘くて、、といったわけで、私に残されたのは昨日の春雨サラダぐらいとなってしまい、仕方なくふたたびマーマーブランドの即席麺を茹でて食べる。
午後、メーピンホテルの近くで日本人が経営するインターネットカフェがあり、メールで「伺いたい」と送信して、そのままお邪魔する。店内には日本語のメニューがあり、日本の本や文庫本、新聞、雑誌などがあり、長期滞在の日本人の溜まり場には好都合のようなお店でした。店のご主人は私とほぼ同年輩と見ましたが、インターネットカフェなどというサービス業をしているとは思えないほど硬そうな人物とお見受けしました。ここで、タイにいる日本人詐欺師とその手口などについてお話を伺う。
インターネットカフェからアパートまではのんびりと1時間ほどかけて歩いて戻ってきた。チェンマイもメーピンホテルやタペー門のあたりはラフな服装の外国人が多く、看板もほとんど英語ばかり、それが堀割の内側に入ると静かな住宅街と学校などが多くなり、文教都市的な雰囲気になる。さらにアパートのあるあたりは大きなショッピングセンターがあることもあり、タイの若者たちの数がぐっと増える。
家に戻って少しすると一陣の雨が降り出した。そしてものの十分たらずで止んでしまった。窓から眺めた雨上がりの外の景色が美しい。
夕食には、ちょっと派手な化粧の女性が経営する食堂に入る。
羽蟻のシーズンなのか、多分女王蟻ではないかと見当をつけたのだが、身体に不釣合いなほど大きく、それでいて薄く華奢な4枚の羽を背中につけ、大きなお腹のオレンジ色の虫が、電灯に誘われてものすごい数が跳びまわっている。私たちのテーブルの近くにも飛来してくる。ここでの夕食は野菜のオイスターソース炒め、豚挽き肉のお粥、豚肉の赤いカレーなどを注文。私はゾウ印のチャーンビールを飲む。本当はライオン(麒麟か)印のシンハビールが好きなのだが、シンハビールはチャーンビールよりも値段が高い。
ここに韓国人の男性が毎晩タイ語を習いに来ていると言う。いったいどんな男性なのか見てやろうと、ビールをもう一本追加注文して、その男性が現れるのを待つ。優泰は店で飼っている子犬とじゃれている。しかし、このところ肝臓が疲れているのか2本目のビールがあまり進まない。時刻は9時を回ったところでようやく現われる。顔が逆三角形をした男性であったが、私はもう眠たくなったので、お母さん一人を残し、アパートへ戻ることにした。お母さんも程なくして戻ってきたが、もう私は眠くて眠くて、どんな男性なのかの報告を良く聞く前に眠ってしまった。