5月8日 火曜日
今朝も2人は起き出してこない。体操に降りてこず、結局ひとりで運動のプログラムをこなす。
朝食にはガソリンスタンドにあるコンビニで食パン(砂糖3パーセント)とケチャップを買い、アパートのキッチンで卵焼きとスライスチーズを挟んだホットサンドを作って3人で食べる。食バンにはどうもほとんど砂糖が混入されているらしく、いずれもとても甘い。3パーセントなど少ない方で8パーセントなんてものさえある。
朝食後もまじめにPCに向かい、書類を作ったり、あちこちにメールを打ったりする。3時間ほどぶっ続けで労働をして、気分転換に次回帰国用の航空券の予約に出かける。また、その前に、お母さんと一緒に、YMCAへ立ち寄り、英会話コースについて問い合わせをする。私としては、タイ人たちのクラスにでもお母さんをほうり込んでもらえば、英会話とタイ語の両方が習得できると安易に考えていたが、YMCAでは即座に否定され、プライベートレッスンと言う事となってしまった。来週から週2回ずつ通うような事になるようだ。
そのまま、優泰を床屋へ送り、そこでお母さんとも別れて、旅行代理店探しに出る。途中、モチ米風とうもろこし(日本ではもうほとんど見かけなくなった白っぽくて小ぶりのとうもろこし)を売っていたので、ひと袋購入する。これはお母さんの大好物である。
航空券を取り扱う代理店は、堀割を白象門に向かったところで、比較的しっかりした店構えのところが見つかった。入ってみるとエアコンが効き、コンピューター端末が並び、スマートな代理店であった。片言のタイ語で、安い航空券があるかと聞くと、「ある」という。価格と利便性の良さから、今回はキャセイ航空で一時帰国する事とした。往復で14200バーツというから、4万円ほどであろうか、バンコク発着なので、チェンマイ〜バンコク間の航空券も一緒に買えば、国内線は3パーセント割り引くと提案いただいたが、汽車かバスで行くからとご遠慮申し上げた。係りの女性は、英語が大変上手なようなのだが(かかってきた電話には流暢な英語で対応されていた)、私にはタイ語オンリーで話し掛けてくる。こちらも向きになってタイ語の単語を並べる。
対応も迅速で、感じが良かったので、7月末にお母さんたちが韓国へ行く飛行機もあわせて予約をする。韓国行きには私も同行するつもりで、私一人は韓国から日本まで足を伸ばすつもりである。この切符についても、当初大韓航空かアシアナ航空かの韓国系航空会社を考えていたが、バンコクとチェンマイの間の国内線航空運賃を考えればタイ航空の方が得だとのご意見で、タイ航空で予約をしてもらう。子供連れでは夜汽車や夜行バスは辛いのは確かだ。また、私の予約は、タイ→韓国→東京→タイといったルートで回る航空券を手配してもらう事にした。
昼食には、先日買ったスパゲティを茹でて食べる。ソースは缶入りのものだが、缶には日本語表記もあり、日本へ輸出用のような気もするが、味は大甘で、相当量の砂糖が入っているようだ。今後は手作りに限るかもしれない。
午後もPCに向かう。今日も5月5日、国王戴冠日の振替休日の企業が多い。
日本でなら土曜日と祝日が重なっても、振替休日とはならないが、ここタイでは週休二日制の会社は、土曜日についても振替休日を実施しているそうだ。
銀行も当然休みである。優泰は6時近くなって昼寝から目覚めてきて、プールに行きたいと駄々をこねる。すでに夕食の惣菜も買い求めてきた後で、すぐに食べないと冷めてしまうというのに、まったく聞き分けが無い。仕方なく少しだけプールに付き合ってやる。
今晩の夕食は、先日好評であったタイ風オムレツ、豚肉入りチャーハン、鶏のトムヤムスープである。鶏肉のトムヤムスープは美味しかった。日本ではトムヤムクンといって海老のトムヤムスープばかりが知られているが、私には海老の嫌な臭みが無い分、鶏肉の方が美味しいと思う。それにここはチェンマイでこの辺の食堂で海老といったら川海老の可能性もあり、生臭かったりドロくさかったりする事も考えられる。
今日は夕食時よりNHKをつけっぱなしで見ていた。プロジェクトエックスでスバル360の開発物語をやるようなので、是非みたいと思っていた。しかし、何時から始まるのかもわからず、結局7時くらいから実際に番組が終わる10時くらいまでテレビをつけていたことになった。