旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

７月６日　日曜日 　　　天気は晴れ　

　このところ使いたい放題だった１階のネット屋からのLANだったが、どうやら昨夜からアクセス制限がかかったようだ。きっと、課金サーバーが復旧したのだろう。ネット接続しようとするとブラウザ上に、ユーザー名とパスワードを入れろと表示される。しかし、申し込みをした時のユーザー名やパスワードなど、まるっきり忘れている。とにかく今まではケーブルさえ差し込めば自由にアクセスできていたので、一度もユーザー名やパスワードなど入力したことが無かったので、忘れていてもおかしくない。はて、これは困ったことになった。これまで使いたいときに使いたい放題だったのに、もうその味をしめてしまっているから、こうして使えないと不満である。ひょっとして、課金サーバーが壊れて使い放題にしていたのはネット屋の戦略だったのかもしれない。私のように月間に２０時間なんてシケタ契約をしている者に、つなぎ放題の便利さを体験させて、つなぎ放題に誘導しようと言う策ではなかったのだろうか、、。なお、つなぎ放題だと月間の利用料金が３千バーツを越える。私の契約は２０時間で５８０バーツである。それに実のところ、私はまだこの５８０バーツも払っていないのである。まぁ、今日のところは従来どおりのダイヤルアップでしのぐことにしよう。

　午前中に優泰に漢字ドリルと補習校の宿題をやらせる。その際に、補習校の授業で使ったと思われるドリル類を確認し、授業中の課題ができていないことを発見。優泰に「なぜ課題をちゃんとやっていないのか」と詰問する。「時間が足りなくなってしまったんです」などと弁解する。しかし、普段自宅でやらせているドリルと内容的に大して違いが無い。自宅では１ページに５分ほどで仕上げているドリルテストなのに、補習校では時間が足りなかったとはどうしたことだろうか、、。考えられるのは、補習校では集中力が散漫になっているのではないかということである。前回の計算テストでもさんざんの点数で、テストの時は他のことを考えていたりしてはいけないと注意した矢先なのに、、。今回は二度目なので、きつく叱っておく。自宅での学習態度が改善されてきても、学校での素行が悪くては、問題である。

　昼ご飯にイワシのパエリア風を作る。私が勝手にパエリア風と考えているだけで、実質的には焦げ目のついた「おじや」に等しい。ニンジン、ジャガイモ、タマネギなどをフライパンで炒め、そこへコンソメスープを流し込んで煮込み、更にご飯を加える。イワシは缶詰である。どうもタイで魚の缶詰と言うとこのイワシのトマトソース煮くらいしかないようで、他はツナ缶がある程度である。タイは世界最大級の魚類缶詰メーカー、ユニコード社のある国なのに、どうしてこうも魚の缶詰の品揃えが貧弱なのだろう。きっと輸出用やOEMではさまざまな魚をさまざまな味付けで缶詰にしているはずなのに、、。国内の市場規模が未成熟なためなのだろうか、、。イワシの缶詰を中のトマトソースごとフライパンにブチ空ける。あとは、香草類をふりかけ、フライパンと接した底の方に軽く焦げ目が付くくらいまで火にかけて完成。味のほうはマズマズで、優泰も良く食べてくれた。イワシなど食べたことの無い優泰なので、独特の魚の油臭さを敬遠するかとも思ったが、香草類をふんだんに入れてあったためか、臭いを気にしている感じは無かった。

　午後から、自転車の練習。本日より補助車輪なしに挑戦。前回、雨の中で、なんとか補助車輪をはずすところまでこぎつけていたので、今回は補助なしで走り回れ、さらに幼稚園児用の自転車を卒業して、もうちょっと大きな少年用の自転車に乗れるようにしたいと考えている。
　まず、前回同様の幼稚園児用自転車。抑えてなくても何とか補助車輪なしで前進できる。しかし、脚力がないのか、下り坂なら良いが、ちょっとでも登りの傾斜がついているとバランスを崩して倒れる。幼児用の自転車だと、ペダルを回転させる円周と、足の長さが合わないので、かえって足に負担がかかることが考えられたので、少年用の自転車に乗せ代えることにする。少年用の自転車はなんとか両足先が地面に着くくらいで、サイズ的には適当なようである。ただし、いきなりだったので、まだ取り回しも満足にできない。後ろの荷台部分を私が手で抑えながらペダルをこがせる。グラグラするが５メートルも押したところで、私が手を離してもちゃんと前へ進んでいた。そして、広い駐車場のはずれで転倒。が、これで、なんとかこの少年用の自転車で練習しても大丈夫そうなことが確認できた。
　自転車に乗ることの上達は比較的早かった。何度か転倒を繰り返しているうちに、なんとか一人でも乗れるようになったし、平坦で広いところをまっすぐ進むだけなら、こっちは見ているだけで充分になってきた。しかし、まだ曲がれない。曲がる時にハンドルだけを回そうとするので、バランスを崩して転倒する。体ごと傾けて曲がるのだと教えても、傾いたまま元に戻らずそのまま転倒と、手足には擦り傷だらけになってきた。しかし、今回は前回と異なり、泣きべそをかきながら「血が出てきた」などとメソメソすることはなく、すぐに自転車を起こして再挑戦をしている。「うん、だいぶ頼もしくなった」と思った。

　１時間半ほどの練習で、満足ではないが、なんとか曲がるコツを会得したようなので、サイクリングコースを走らせてみる。全長が３キロ以上もある本格コースで、走り甲斐がある。優泰がどこまで走れるか判らないが、とにかくスタートさせる。駐車場の中を行ったり来たりしているよりも、緑の綺麗な景色の中を走るほうが気分もイイだろう。私も自転車を借り出し、優泰の後姿を見ながらサイクリングコースを走る優泰を追いかける。「なんだ、なかなかイイ走りをするじゃないか」と嬉しくなる。が、やはり脚力が足りないのか、４５０メートルほどのところで「もう、疲れた」とギブアップしてしまった。まぁ、今日は良く晴れて、日差しがとても強い。あんまり無理をさせても日射病になるかもしれないので、今日のところはこのくらいにすることにした。

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(2015年5月からのブログ)

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