10月4日 木曜日
明け方雨が降ったからであろうか、タオルケット1枚では少し肌寒くなってきた。
今日も学校への出発が少し遅れたが、十分に間に合ってしまった。多くの学校が休みに入っているのだろうか。学校へ送る頃には雨も上がっていた。
アパートに戻り、新しいPCではどうもビットマップからGIFへの変換機能がないようなので、どうしたら良いかを検討する。あちこち検索したところ、この機能はWin98の標準バンドルではないようだ。フォトショップやオフィスのソフトに入っていたようで、古いペディオンPCなら変換ができていたようだ。が、やはりこの機能がないとWebの作成には不都合だ。
YMCAの英語教室がある。しかし、今回のコースはすべて終了し、テストも終わっているからこれと言ってやる事は残っていないはずなのだが、とりあえずYMCAへ行ってみる。どうやら今日は先日のテストの結果と正解の発表であった。また、私だけリスニングのテストも受けさせられた。たぶん以前休んだときの分であろう。テストの結果は総合点でお母さんに5ポイントも負けてしまった。まぁお母さんはよく努力していたし、私はなにも対策をしていなかったのだからし方がないが、、。次のレベルの教室は来週開講だそうだが、今の先生がそのまま見てくれるかどうかは分からないと言う。私は今の先生の授業が気に入っていたので、このまま継続して欲しいのだが。
11時には閉講してしまい、ちょっと早いがYMCAの中で昼食を取ることにする。ウエイターに「ここで一番辛いメニューはなにか」と聞いたところ、ここでも「ひき肉のバジル炒め(バイカパオ)」だという。うーん、いつもの定番メニューじゃないか、きっともっとものすごく辛いメニューがあるはずだと思うのだが、、。結局普通のバジル炒めより唐辛子の量を増やしてもらい、さらにプリックナンプラーに浮いている唐辛子をすべてすくってバジル炒めに載せて食べた。うん、ようやく本格的な辛さとなったようだ。顔中から汗が滴り出してきた。
アパートに戻り、再びGIF変換について悩んでいると、ちょっとお腹の調子が変になってきた。胃から腸にかけてチクチクする。あー、どうやらさっきの大量の唐辛子のせいのようだ。舌は辛さには慣れていても、胃のほうはまだ訓練が足りていなかったようだ。牛乳を一杯飲んで中和させる。
10月中旬過ぎの休みにバンコクとパタヤなどタイ国内を1週間ほどかけてドライブ旅行をしようと計画をお母さんに話すが、お母さんは車で長距離は「嫌だなぁ」という。挙句には、「こんどいつかひとりで行ったら」とまで提案してくれる。この交渉は既成事実で、外堀からズルズルと埋めていくしかなさそうだ。私としてはこの機会に国内の遺跡見物をしてきたいと考えているが、お母さんは遺跡などには興味がない。お母さんが好きなのは家でのんびりしている事だ。堀の深さは相当深いぞ。
昼過ぎにカウマンガイの店へ自転車で乗り付け、鳥をカツ状に揚げたものを50バーツ分買う。今晩はこの鶏肉を使ってチキンカツドンをつくるつもりだ。とにかく、ここのカウマンガイは鶏の脂身をそっくり削いであるし、揚げ方も上手だ。
優泰を学校に迎えに行く、お母さんからついでに美味しいスイカと学校で売っているケーキを買ってくるよう頼まれるが、スイカは市場へ行けば、いくらでも売っているが、どれが甘くて美味しいのか分からない。売り子に聞けば、水っぽかろうが、何だろうが「あまくて美味しい」と答えそうなのは目に見えている。最良の方法は果物の切り売り屋から味見をさせてもらった上で、まるのまま買うことだが、この数日アパート前には果物売りのお兄さんが来ていない。そして学校のケーキだが、こちらも今日はなにも売っていなかった。手ぶらで買えればお母さんをがっかりさせると思い、学校からの戻り道アパート周辺の住宅街を回って、何か代用に耐えられそうなものを探してみたが、収穫はなかった。
アパートへもどり、優泰が宿題をしている間に、再び自転車に乗ってスイカとケーキを探しに出る。タニン市場へ行ってみるが、いつものクッキー屋が店を出していない。まだ夕方の買い物時間には早いから店開きをしていないのかもしれない。ここのクッキーならなんとか代用になるかと思ったのだが、、。スイカもやはりゴロゴロと丸のまま売られているばかりで、まったくお手上げである。つぎにリンピンスーパーへ立ち寄る。ここにはスイカを半分に切ったものも売っているから、多少は中が熟しているか、すになっていないか確認できる。ちょっと高い気もしたが、中玉の半身を17バーツで買う。ケーキはレジを出たところのクッキー屋で小さなケーキを三つ買う。これでなんとかご満足してもらおう。
夕食はチキンカツドンである。晩酌用に清酒「忍」を買いに優泰を自転車の後部に載せて行って来てから料理開始。どんぶり用の汁を作り、タマネギと長ネギを刻むだけだから、簡単である。お母さんは野菜が足りないと言ってレタスときのこの炒め物をこしらえた。できあがった味はやはりチキンが美味しかった。ただし難点を言えば、汁を煮詰めすぎてしまい、タマネギがこげ茶色に染まってしまった事だ。それとチキンは3人前で50バーツは多すぎた。