旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

７月３日　木曜日 　　　天気は晴れ　ときどき曇り

　昨夜遅かったせいか、朝起きてもすっきりしない。そのため、最近再開したばかりの朝のランニングを中止する。もともとあまり身体を動かすことが好きではないので、こうしたことで運動を止めてしまうと、そのままズルズルと運動をしない生活に戻ってしまいがちなので要注意が必要だ。

　そろそろ優泰にやらせるドリル類もなくなり始めた。もっと日本から計算ドリルや漢字ドリルを送ってもらえばよかった。夏休みいっぱいかけて完了させる予定が、予定よりもだいぶ早く進んでいる。まだ、二年生用の漢字ドリルなら何冊もあるのだが、たぶんドリルの元になっている教科書が、優泰が補習校で使っている教科書と出版社が違うからであろうか、同じ二年生用の漢字でも、出てくる順番が異なり、一学期にはまだ習っていないものがたくさん出てきていてしまう。むしろ、これらは２年生終了時にでも、復習用のドリルとして使ったほうが良さそうだ。

　昼から、１２階の部屋の手入れを始める。先日から室内清掃をしているし、もともと女性が住んでいたのだろうか、室内の壁などはあまり汚れておらず、比較的きれいである。でも、この際なので、壁紙の総張替えをしてしまいたいし、エアコンも徹底的に整備してもらいたい。バスルームのペンキも塗り替えたい。そして、こちらのアパートのどの部屋にも言えることだが、一概に室内が暗いのである。天井に照明がぶら下がっておらず、すべて壁にランプが張り付いているスタイルで、欧米人向きなのだろうが、日本人の感覚からすると、部屋の真中が明るくないと嫌なのである。天井はコンクリートの吹き付けで、天井に照明を取り付けるのは難儀しそうだが、でもこの線は譲れない。壁紙を一昨日に続いて探しに行く。今回は壁紙はペンキ屋やタイル屋ではなくカーテン屋に売っているのだと情報を得ている。カーテン屋ならばチェンマイ市内でも良く見かける。チャーンプアクの周辺にもあったはずだ。
　自転車に乗ってチャーンプアクに向かう途中、コンピュータープラザへ立ち寄ってみる。私は書き込みのできるCD-ROMドライブを持っていない。最近また私のノートパソコンは不安定になりつつあり、CDなどにデータをバックアップしておきたいのであるが、CDを焼けずにいる。それと読み取りだけのCD-ROMドライブも相当にくたびれてきていて、スムースな読み込みができなくなってきている。そのため、新しいCDRWが欲しいと思ったのである。できれば三流メーカーモノで言いから３千バーツ程度で手に入らないだろうかと、コンピュータープラザの中を歩き回ったが、どうやらタイのCDRドライブの現状は、デスクトップが主流なためなのか、ほとんどが内蔵タイプで、私ようなラップトップ愛好者には向かない。適当なものが見つからずじまいだった。

　カーテン屋には確かに壁紙があった。店のおばさんは仕切りとイタリア製の高級壁紙を勧める。「高すぎるから、もっと普及品を見せてよ」と言ったら、「そんなに値段高くないんだけどね、、、」とつぶやきながら、別の棚から壁紙サンプルの束を持ってきてくれた。しかし、これもやはりデザインがイタリアとなっている。壁紙はイタリアモノと相場が決まっているのであろうか、、。が、最大の問題は気に入った柄が見つからないことである。丸っきりの無地では面白くないし、かと言って柄物はやたらと派手で大胆ながらである。イタリアらしくクラシカルなデザインのものもあるが、四角四面のアパートの部屋だと煩すぎる。現在貼られている古い壁紙が落ち着いた雰囲気で、私の趣味にも合うのだが、そのようなものが見当たらない。店の主人をアパートまで連れ出して、実際に現状を見てもらうと、「このデザインは古いからもうない。似たのを探すよ」と言って採寸だけして帰っていった。しかし、帰り際に「この壁紙は洗剤で洗えば、まだまだ綺麗になるんだよ」と教えてくれた。でも、もう剥がれかかっている所もあるし、張り替えてしまおう。
　この他、エアコンの室外機の修理を見てもらったのだが、室外機と室内機を繋ぐパイプの点検も必要と判明して、後日やり直しとなった。

　優泰がラジオ局に行ってみたいと言うので、始めてスタジオへ連れて行く。普段働いている父親の姿など、家事をしている程度しか見たことが無い優泰なので、たまには多少仕事らしい姿を見せるのも社会科の勉強になるかと思った。本番中はコントロールルームで見学するように言い聞かせ、話し掛けたり立ち歩いてはダメだと釘をさしておいた。９０分間取り合えずはおとなしく座っていたが、放送が終わって感想を聞いてみると、逆に「おとうさんは、おしろかったですか？」と質問されてしまった。本音は惰性で続けているだけで、面白いも面白くないも無いのだが、それは教育上の配慮も必要と考えて「お父さんも、一生懸命やったから、お仕事が面白かったよ」と答えた。

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(2015年5月からのブログ)

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