旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)

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HPご意見メール

7月2日 水曜日    天気は曇り 夜ににわか雨

 昨夜はアルコール抜きで寝た。しかし、どうも寝冷えをしたのか、体がだるいし、腹の具合も良くない。風邪でも引いたのだろうか。このところ雨季に入って、涼しい日が続いている。特に昨夜は寒いくらいであった。

 昨日と一昨日分の日記をサボっていたで、午前中に2日分をまとめて書く。私のホームページをホスティングしているプロバイダーのサービスは最大5メガまでしか容量が無いし、ファイル数にも限界がある。現在の使用量から確認すると、もう間もなく容量が限界に達しそうだ。どこかのホスティングサービスでも利用しようかとも思うが、お金を払ってまでこんなホームページを維持していくのもなんだか馬鹿らしい気がする。ホスティングサービス会社のサービス料金を確認するとだいたい50メガで月々千円程度である。千円あれば家族で外食して夕食が取れる金額である。しかし、これまで続けてきた公開日記をやめてしまうと、私のチェンマイでの生活に関してメリハリがなくなってしまう気もする。どうしたものであろうか、、。

 最近、優泰の学習態度がとても向上してきている。常に監視していなければ、ダレてきてしまうのだが、しっかり監視していれば、キチンと真面目にドリルに取り組んでいる。私と2人で生活するようになって10日が過ぎ、そろそろ観念してきたのであろうか。学習態度だけでなく、生活態度も以前より良くなっている。英語力に関しては、毎朝来てくださる家庭教師の先生と英語で話しているだけで、友達と英語で話す機会がまるで無いから、英語の単語力は落ちてしまっているかもしれないが、まぁ、それは新学期になってまた努力してもらうとして、この夏休みは国語の漢字と計算ドリルに専念してもらうことにする。

 このところ、夏休みが近づいたからであろうか、面識の無い人からのメールが頻繁に飛び込んでくるようになった。単なる「こんどチェンマイに遊びに行くから・・・。」と言った、気楽に応じられるものなら、こちらも「チェンマイは良いところですよ」と返信できるのだが、「移住」をしたいと言った重たい内容だと、私には若干役不足の感がある。特に、この手の重たい相談が、ほぼ連日舞い込んできていて、基本的には誠意を持って返信を書いているつもりである。
 しかし、私たち家族の立場はチェンマイに移住してきている感覚は無い。私は自ら望んで大好きなチェンマイに赴任し、赴任してすぐに会社を退職して失業者生活に入ったのだが、こちらで一旗揚げようと言った気概は無い。長い夏休みと言ったつもりでもある。
 もし、目的があるとすれば、優泰のことである。日本の韓国のハーフである優泰には、少しでも広い視野を持ってもらいたいと思っている。それは単に英語ができるようになると言ったことではなく、たくさんの国から生徒が集まっている学校での生活、やさしいタイの人たちとのふれあい、日本人や韓国人、そして日本とタイのハーフの友達など、民族や文化習慣を幅広く受け止められる人格を作ってやりたいと思っている。そんな環境の中で、周りの環境に左右されない自我が形成されれば、私の本望である。矮小な民族主義ではなく、真の愛国心も育てられるのではないかと思う。

 日本の国内にいれば、日本と言う環境は空気のように感じられ、現在の日本の教育環境では、自分の国に対する誇りも育ちにくいのではないだろうか。特に日本は天皇陛下をいただく立憲君主国家であり、それにもかかわらず、天皇陛下を敬う感情を教える機会は現在の日本の教育現場には無いように思われる。一方、タイも立憲君主国家であるが、国王に対してはあらゆる場面で敬意が表されるし、インターナショナルスクールと言えども、なにかの行事があるときには国王賛歌が歌われる。現在の日本において天皇制のあり方については緒論があるとは思うが、日本でも少しはタイの王室に対する態度を見習って欲しいと思う。良くない例で不謹慎ながら、小泉首相にしても、森前首相にしても、一億二千万人の国民を擁する日本国の国家元首としては、あまりにも俗っぽく、また所詮政治家でしかないと感じられる。それを考えると、日本は世界最長ともいえる伝統を持つ天皇家があることが、どれほど外地に暮らして心強いことだろう。タイのテレビに映し出されるアメリカのブッシュ大統領の太鼓持ちを演じている日本の政治家を見るにつけ、彼が日本を代表するのではなく、日本には天皇陛下がいらっしゃるのだからと自分を納得させられる。

 夜、寝付かれず12時近くに夜風にあたりに外出した。他にもちょっと小腹が空いていた事もある。以前なら深夜までアパート前の路上にクオィティオうどんの屋台やら饅頭売りが出ていたのだが、今晩は夜半から嵐のような雨が降ったためか、路上には携帯電話屋が一人いるだけであった。まぁ、アパートの周りでも一周して、インスタントラーメンでも食べようかと思って歩き始めたら、アパートのかどを曲がってすぐの薄暗がりで、タイの若者何人かがビールを酌み交わしていた。路上に簡易テーブルを持ち出し、楽しそうである。通り過ぎようとすると「コンバンワ」と日本語で声をかけられた。振り返ってみるとレモンツリーのウエイターである。一緒にビールを飲もうと言うので、仲間に入れてもらった。もう相当出来上がっている。今日が給料日だったと言うことだそうで、ビールを盛大に飲んでいる。日本のことについて質問をされたり、私個人のことを話題にしたりしながら、ひっきりなしにビールを煽る。が、酔っているからか、彼らは時々カムムアンと呼ばれるチェンマイ方言を使う。これには私はまるでお手上げである。本人は標準タイ語を喋っているつもりなのかもしれないが、横の青年が「おい、それはカムムアンだよ」と修正を命じてくれる。結局午前2時近くまでビール大瓶9本を空にしてお開きとなった。まったく、ずいぶんとビールをご馳走になってしまった。タイ人というのは本当に陽気で人の良い連中だ。

朝食
ご飯ともらい物のキュウリのキムチ、味噌汁。
昼食

玉子チャーハン。

夕食
小屋がけ食堂のタイ式オムレツとピーマンとキノコの炒め物。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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