11月17日 水曜日 晴れ

 今日は1日外出をせずに自宅で待機。先週就職の面接を受けた会社から、採用ならば電話で連絡、不採用ならメールで連絡すると言われていた。内容的にも、これからチャレンジして、勉強して、新しいことを身に付けられる良いチャンスだと思っていたので、期待は大きい。それに履歴書も出さずに面接からスタートと言うのも大変好感が持てていた。しかし、こちらが好印象でも、採用するかどうかは企業側が判断するわけで、私はただ電話を待つだけである。

 電話を待っている間、昨日お会いした人のことで、チェンマイへ何通かのメールを書き送る。チェンマイはそろそろロイクラトンの灯篭流しの時期であり、きっとあちこちでロケット花火がヒューンヒューン、パパンと煩く炸裂していることだろう。それに乾期を迎え、チェンマイを訪れる観光客も増える時期だろうから、K.K.トラベルのジョン君のところも忙しくなっているのではないだろうか?

 メールや公開日記を書いたり、私は自宅の2階で作業をした。日当たりの悪い我が家は、ほとんど1日中太陽光線があたらず、寒いのである。日中、外気温は16度まで上がっていると言うが、室内にいて、キーボードを叩いていると指先が冷たい。チェンマイでは、日当たりの悪い建物と言うのは、風通しさえ良ければ日中でも涼しくて良いのだが、やはり日本では、日当たりが良くないと住み心地が良く無いようだ。まぁ、良くないと言ってもまだ住宅ローンは20年以上も残っているし、土地価格の下落で、ローン残は現在の物件の価格を上回っている。この中古の家を買った時に不動産屋さんは「今が底値だから、バブルの時と比べて何割安い」と力説されていたが、底値割れについてまで当時の私は考えが及ばなかった。
 と、パソコンでの作業中に電話のベルが鳴る。電話は1階にあり、私は大急ぎで狭い階段を駆け下りた、リーン、リーン、リーンとベルが鳴り、私が電話に出ようとした直前に「だだいま、外出をしております。メッセージをお残しください。のちほどご連絡致します。・・・」と留守番電話が応答し始め、私が受話器を取り上げた時には、プーッ、プーッ、プーッと信号音になってしまっていた。あぁ、なんと言う不覚、、。時刻は午後2時過ぎ、ひょっとして、採用の連絡だったのではないか、、。
 しばらく待っても、ふたたび電話のベルが鳴ること無かった。3時になり、ダイヤルアップでインターネットに接続し、メールをチェックする。不採用ならメールで連絡が来ることになっていたはず、、。ひょっとして、メールボックスには「不採用」のメールが届いているのではないかと、おっかなびっくりである。が、幸いなことに、10通以上も届いているメールはすべて迷惑メールであった。やっぱり、さっきの電話が採用の電話だったのかなぁ、、。こちらから電話で問合せようにも、実は先方の電話番号も知らないのである。

 午後、5時過ぎ、再びメールをチェックする。すると、「面接結果について」と言うメールが届いていた。あーぁ、やっぱりメールが来てしまったかぁ。本分の文面は以下の通りであった。

○○株式会社の採用担当でございます
この度は、弊社求人にご応募頂きまして、誠にありがとうございました。
弊社にて検討しました結果、残念ながらご希望に沿うことができず、遺憾なが
ら不採用との結論に至りました。
ここにご通知申し上げます。
佐竹さまの今後のご健勝をお祈り申し上げます。

 健勝を祈っていただきありがたいのだが、私としては祈ってもらうより、採用してもらいたかった。また、1から出なおしである。でも、なんだか、面倒くさくなってきてしまった。やはり、40歳と言う年齢が邪魔なのかもしれないなぁ、、。会社側が期待して聞いてくるのは「得意分野はなんだ?」と言うことに終始していて、私は、「やったことの無いことにチャレンジしてみたい」と言う希望だから、上手くかみ合わない。未経験者優遇などと言うところは、年齢層が低く設定されていたり、賃金水準で問題がある。

 不採用の通知をもらったとたん、何だか風邪の症状が出てきた。日当たりの悪い寒い部屋で1日いたからだろうか、身体が熱っぽいし、喉も痛む。気合が抜けてしまったから、不具合が出てきてしまったのだろうか、、。

 夜、K.K.トラベルのジョン君からメール。仕事以外のことでも色々と情報を書き送ってきてくれている。そんな中で、来週、シンガポールあたりから12人ほどの日本人グループがチェンマイへいらっしゃり、そして小鳥のピョン子探しを手伝ってくださると言う。なんとも、ありがたいお話。

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