昨夜、履歴書をほぼ書き終えたのだが、履歴書に貼るべき写真がないことに気がついた。チェンマイでは、役場等での各種手続きの為にずいぶんと顔写真を使うケースが多く、常に財布の中には大小2種類の証明写真を何枚かずつ入れておいた。その感覚があったので、私は履歴書用の写真を準備することを忘れていた。もちろん、今でもチェンマイで撮影した証明写真は何枚もあるのだが、残念ながら撮影したのがチェンマイであったがために、スーツ姿ではなく半袖シャツの写真ばかりである。これでは、使い物にならないので、新しく写真を取りなおすことにした。チェンマイでも、証明写真は数枚で100バーツ以上取られ、高いなぁと思っていたが、日本の証明写真はもっと高かった。スーパーの横に設置してあるプリクラボックスでは、1シート300円とリーズナブルであったが、履歴書にプリクラシールと言うわけにも行かないだろう。
午前中いっぱいをかけて、履歴書以外に職歴書を書き上げる。どこで何をして、どんな成果をあげたのか箇条書きにしてみると、私も結構ずいぶんイイ線を行っているのではないかと自惚れそうになってしまう。しかし、タイでの3年半については、ラジオにしても学校にしても、まぁ色々と変わった経歴を持つことができたが、決してプロと呼べるような仕事をしていたわけではないので、この3年半については、「夢を実現していく時間を過ごした」と抽象的な書き方をしてしまった。抽象的ではあるが、私にとっては事実でもある。学校の先生もラジオのDJも、中学生当時の私の夢であった。もちろんチェンマイで暮らしたいと言うのも、永年の夢であったわけで、個人的には問題ないだろう。
午後に書き終えた履歴書と職歴書を持って、先週会社説明会を受けた会社へ持参する。こんなに時間がたってから持って行くなど問題外かもしれないが、履歴書を書いたりしているうちに、この会社に対して感情移入が始まり、面接も受けていないのに、早くこの会社で働いてみたくなってしまった。まったく困った性分である。そんな気持ちになってしまったので、他の会社へのアプローチが疎かになってしまう。
夕方前からラビット・スクーターにお母さんと2人乗りして大泉インター近くに新しくできた大型スーパーへ行ってみる。広い駐車場があり、車で買出しに来ている人が多い。建物の地下に日用品と食料品売り場があり、内容が結構充実していて、しかも近所のスーパーよりもだいぶ安い。すべての商品が安いのかどうかは確認していないが、「目玉商品」見たいなものが随所にあって楽しい。リンゴは一粒100円均一で、王林、ジョナゴールド、サンフジなどさまざまな種類がある。冷凍食品も4割引きであれこれと買ってしまった。日本は個人消費が冷えこみ、従来型の商店街などは「シャッター通り」などと言われているとチェンマイにいる時にニュースで見ていたが、このスーパーに買物に来ている人たちを見ると、日本の個人消費もまだまだ旺盛なのだなぁと感じてしまう。お母さんの財布の紐も開きっぱなしである。
K.K.トラベルに電話を入れてみる。ジョン君につないでもらい10分ほど話をしたのだが、期待をしたピョン子だが、今日は現れなかったそうだ。しかし、ジョン君によれば、あれは間違いなくピョン子だったと言う。そして、一昨日の近所の人の証言にもあるように、早朝に姿を見せるようである。これで毎朝餌でももらいに姿を見せてくれるようならば、私も安心できるし、ピョン子も巣立って行ったのだと思えるのだが、、。