先にも、チェンマイへ日本から猫を連れて長期滞在される方が結構いらっしゃると書いたが、本日は猫連れ組の方から、「このところチェンマイも暑くてしょうがないから、どこか近郊のリゾートに猫を連れて泊まりたいけど」と相談を受けた。「前にちょっと立ち寄ったことがあるけど、フォーシーズンなんか泊まれるんでしょうかねェ」と聞かれてきたので、フォーシーズンへ確認の電話を入れてみる。フォーシーズンは北タイで最も高級なホテルで、一番安い部屋でも1泊4万円以上する、タイとは思えないくらいの料金体系の高級リゾートである。ストレートに予約係に確認したら、「ペットはご遠慮いただいていますので」と断られそうであったので、別ルートから確認をする。このホテルからは毎度宿泊客の航空券手配などの業務をK.K.トラベルで引き受けているので、その担当者を経由して確認してみたら「OKだ」とのことである。
このくらいの金額を取るからこそ、お客様の依頼事項に「NO」はないのだろう。しかし、既にチェンマイで生活を始められている方にとって、やはり1泊最低4万円は大きな金額である。まぁ、そのままダイレクトにお客様へ「大丈夫ですよ」とお伝えしても、金額面で気になるので、他の地元料金のリゾートも調べて見る。フォーシーズンに近いジルン・リゾートは「ダメです」とつれなかった。ベルビラ・リゾートは「本来はダメですが、今の季節でしたら、特別に」と言ってくれた。こちらは1泊2000バーツくらいからと、料金的にも適当な気がする。こちらも併せてお客様へ情報提供をおこなう。
昨夜帰宅したのが遅かったために、今日はちょっと寝不足気味、お客様も日中の暑さを嫌ってあまり来店客はない。パソコンに向っている時間が長くなりがちだが、そうなると目が疲れて痛くなってくる。目だけではない、手も低温火傷のような感じである。ノートブックのパソコンなのだが、キーボードやキーボード上のポインターを操作する関係で、手がパソコン本体に触れている時間が長い。そのパソコン本体は長時間の使用で熱を持ち、たぶん50度くらいにまでなっているのだと思う。そのため、しばらく操作していると、手が火傷をしたように痛くなったり、痺れて感覚がなくなったりする。タイにも職業病の予防対策などあるのか知らないが、ここのスタッフたちを見ている限り、職業業とは無縁な勤務状態である。
午後から優泰を連れて英語塾の面接を受ける。学校側から推薦された英語塾で、アパートからでも歩いて行ける場所にある。面接といっても、優泰よりも付き添いの私にばかり質問が飛んできて、対応に苦労してしまった。が、さすがはプロの英語教師だけあって、私の英語能力を瞬時に判断し、私とでも英会話が成り立つ程度まで、レベルを下げて話してくださった。今までは、イギリス人の家庭教師に来てもらっていたが、前払いの謝礼を受けながら、先月は月半ばからやって来なくなっていた。それ以前からも休みが多くなっていたし、この際その家庭教師には辞めて頂くことになった。1年以上世話になって感謝はしているが、彼もちょっとタイの仕事感覚に馴染みすぎてしまっているようである。
今度の塾は、その家庭教師よりも料金が高い。毎日1時間で300バーツであるから、1ヶ月に換算すると7千バーツ程になるだろうか、、。学校の学費などと併せると、毎月の学費にかかる出費は2万バーツほどになるだろうか、ほとんど稼ぎのない家庭にとって大きな負担であると思うのだが、「それなのお金がなくなったら、また働いてお金を儲ければイイじゃない」とはお母さんの言。お母さんの発想も相当にタイ化しているらしい。それともこれはもともと韓国人的発想なのかもしれない。日本人的感覚を維持しようと思っている私にはちょっと重圧である。