先日、優泰が学校の図書室から借りて、返却せず、そのままどこへ行ったか判らなくなっていた本が、図書室のラックに入っていたと優泰から報告を受けた。どのような経緯でなくした本が書架に戻っていたのか優泰にも良く判らないらしいのだが、とにかく紛失して罰金を支払ったはずの本があるというので、朝優泰を学校に送ったついでに図書室へ確認に行く。
確かに本はあった。ちょうど登校してこられた司書の先生に事情を話したところ、罰金を払い戻してもらった。まぁ、見つかって良かった。これで優泰の毎日のお小遣い5バーツ減額の措置も終了することにする。
本日もK.K.トラベルでインドシナ各地への航空運賃表の作成をしようと思っていたのだが、本日は電子メールによる問い合わせが多く、特に見積もりに関するものがいくつもあったために、処理に時間がかかってしまった。そのため、航空運賃表は明日以降に順延となった。こちらも早く完成させて、K.K.トラベルの売上に貢献したいし、方向性としてチェンマイをインドシナ奥地へのゲートウェイとしてもっと認識してもらうためにも、そしてその方面に強い旅行社としてK.K.トラベルの特異性を具備させるためにも、重要だとは認識しているのだが、しかし、どうにも日々の業務に流されてしまっている。
夕方、K.K.トラベルの経営者と打ち合わせをおこなう。会社の財務内容について確認をせず、このまま経営者に任せていては、ボロボロになってしまいかねないと危惧されるからである。また、今月の私の売上についても大きな問題が出ている。まず、自分のことだが、今月は1週間ほど休みをとり、その後引き続いてソンクラーンの水掛祭りがあったために、十分な営業ができていない。実質的にはまだ10日くらいしか稼動できていないのである。私の今月の売上は先月の同時期と比べるとほぼ半分の水準である。毎月倍倍ゲームのように売上に貢献してきたが、今月はマイナス成長が確実である。
さらに、別の数少ない優秀なスタッフが担当している部門で、航空券等の卸し先である2次代理店に対する航空券代の回収が遅れている。2次代理店に対してはほとんど原価に近いかたちで航空券を卸しているのだが、それに対する支払いが遅れると赤字である。さらに心配なのは、もし2次代理店からの代金回収ができなかった場合の痛手は非常に大きい。経営者は「担当者に責任を取ってもらう」と言ってはいるが、タイ人スタッフの薄給では、何年かかっても払いきれるような金額ではない。「なんなら、会社を辞めてもらう」と勝手に決めてかかられているが、優秀なスタッフであるだけに、それは何とか思いとどまってもらいたい。優秀なスタッフは会社にとって大事な財産である。「クビ」を振りかざしたら、スタッフのモチベーションは下がってしまう。それよりも代金回収のために奔走させるよう仕向けるべきだと思うのだが、、。しかし、これは経営者の悪いところで、自分で勝手に思いこむと、もう何を進言しても無駄である。困ったものである。
夜、2度目のタオ島ドライブ旅行から戻ってきたタク君たちとレモンツリーで夕食を一緒にとる。タオ島の玄関口であるチュンポンまで13時間で走り抜けたと言うか、どれほどのスピードで走っていたことであろうか、、。案の定話を聞いてみると、スピード違反で一度捕まって罰金を払ったそうである。タイでもスピード違反があるとは知らなかったが、どうやら測定機を使ったものではなく、警察官の目視でスピードを判断していたらしい。警察官は「制限速度120キロのところを125キロで走っていた」と罪状を述べたそうだが、ハンドルを握っていたタク君は当時140キロで爆走していたそうである。
タク君とは2次会、3次会と4次会までハシゴして、帰宅したのは午前2時近くになってしまった。久々にバカみたいに遊んでしまった。