ワタノーでの補習。先週が風邪でバテ気味だったので、本日は気合を入れて前回分を挽回するように心がけた。しかし、11時を過ぎると、もう暑くて大変である。風通しの良い場所でおこなっているのだが、風そのものがとても暑い。熱風に近いのである。こんな環境で付き合わされる生徒たちも大変だろうが、私も限られた日本語の単語と文法の中で教えていくは大変な作業である。ワタノーは公立の学校なので教室にエアコン施設はない。タイの学校が3月から5月にかけて長い夏休みになるのは、やはり無理からぬことなのだろう。
午後から、K.K.トラベルに入って、事務処理的な仕事をこなす。今日もお客様が少ない。店の中は閑古鳥がなき、日曜出のスタッフたちはあくびをしながら新聞の芸能面に目を落としている。外の気温は40度を越える暑さだろうから、通りを歩く人の姿もまばらである。エアコンの効いたカウンターから通りを眺めていると、まるで蜃気楼でも見ているようである。この暑さのためか、まぁそんなことはないだろうが、昨日の朝、K.K.トラベルから目と鼻の先で、車が1台堀に飛び込んでいた。堀の外側を回る一方通行の道から飛びこんであり、いったいどうしたら堀に飛び込むようなことになるのかと訝しく思うほどである。ここの人たちの運転技量の低さには毎度呆れるが、こうなると技量の問題でもなさそうである。飛び込みは明け方前におこなわれたのであろうから、きっと酔払い運転か何かだろう。タイでも飲酒運転は問題視されているけど、取締りが緩やか過ぎる。ビシビシ取り締まってほしいが、日本のように免停なんかはほとんど意味を持たないだろう。無免許運転の横行と、免許なんかあまりに簡単に取れ過ぎるのである。
夕方前にロイヤルチェンマイゴルフ場へ打ち合わせに行く。チェンマイ市内から30キロほども離れた場所にあるコースで、ビートルで走っていったのだが、最近はもっぱらチェンマイ市内しかビートルを走らせておらず、久しぶりに郊外のハイウェイを飛ばした。しかし、トラブルは突然襲ってきた。アクセルを踏み込んでも加速しないのである。時速が40キロくらいなら、それでも何とか走るが、それ以上になるとエンジンに力がない。路肩に寄せてリアフードを開けてエンジンをのぞいて見るとしばらくフードを開けたままエンジンルームを冷やした。これからビートルには酷なシーズンになるなぁ、、、。
ロイヤルチェンマイゴルフ場での話し合いは、世間話に近いことばかりでビジネス的なものはほとんどなかった。が、チェンマイの各ゴルフ場ともシーズン中の韓国団体客に年間の売上の多くを依存しているところがあるのだが、この韓国人団体客のために、一般のゴルファーが思うようにプレーできないとか、芝や施設が痛むと言った弊害も多い。なんとか、韓国人団体客に頼らずに済む方法がないだろうかなどと言う話もする。しかし、どこのゴルフ場も、現金を積んでくる韓国人パワーには、抵抗できないのだろう。まさに「背に腹は替えられぬ」といったところだろう。