本日も午前中アポイントをさばききれない。こちらから出向かなくては行けないアポや、時間を決めて来店いただくアポ、さらにアポなしで来店いただかれるお客様への対応。こうしてお客様を待たせたり、約束の時間を守れないようでは、サービス業としての資質を問われそうである。バンコクへ1週間ほど言って来ると言って出ていったトゥム君からはその後何の音沙汰もない。就職面接を受けると言っていたが、無事に合格したのだろうか、、。まぁ、こちらとしても彼にやって欲しい仕事を受けているので、こうして出社するのだかしないのだかと言う曖昧な状態が長く続かれると、ちょっと困ってしまうのだが、、。結局はこのK.K.トラベルのような職場環境では、個人プレーをやっていく以外に処置なしということなのだろう。取りあえず、現状では限界が近いのだが、今後は日本語がわかるわからないに拘わらず、タイ人スタッフをあてにしないで、仕事を進めなくては、、。
その仕事に関してだが、ネットが自由に使えない環境は不便である。ダイヤルアップを使おうにも、私の専用電話は潰したくないので、どうしても社内の共用電話回線を使用することになる。そうすると極めて低品質ですぐに断線してしまう。パソコンと言うのは実にストレスを溜め、しかも他で発生したストレスまで増幅させる効果があるらしい。パソコン環境の良し悪しで労働環境を大きく左右すると思われるし、しかもそれは端的に売上や利益に結びついている。ところが、その辺のことがちっとも社内では、理解してもらえない。ギフトさんにエンジニアはどうなっているのかと問いただしても、「ランパーンに帰っちゃったよ」と言うばかり。経営者に訴えても「だから私はコンピューターなんか好きじゃないんだ。いまじゃゲームだってしないんだから」と言う。
午後、タク君が顔を見せた。明日からトール君に合流するためサムイ島に向かうことになっている。それと、昨夜はレモンツリーを辞めるに当たってオーナーが近所のタイ式クラブでパーティーをしてくれて、しかも金の指輪までもらったそうである。実は私も誘われていたのだが、もうグッタリ疲れていたし、タイ人のパーティーに参加したら、次の日のスケジュールが壊滅することを覚悟しなくてはならない。とにかく時間の感覚なく飲みまくる連中ぞろいである。そのタク君、実際のところ日本行きの飛行機の切符を予約してあるにもかかわらずまだ買っていない。これはやはりチェンマイに未練がある証拠ではないだろうか。人の悪い私としては、私以外にチェンマイ蟻地獄から抜け出せない仲間ができることは歓迎である。
小鳥のピョンについてだが、このところ外を飛びまわっている鳥を観察して、どんな鳥がこのピョンの仲間なのだろうと考える。しかし、どれもピョンに似ていない。はじめはK.K.トラベルのスタッフが「九官鳥の仲間だよ」と教えてくれたので、私もてっきり九官鳥だと思っていた。そして、九官鳥用の固形飼料まで買ったのだが、この固形の餌、ピョンはなかなか食べてくれない。それどころか、外にいくらでもいる九官鳥の仲間を観察してみると、明らかにピョンとは別種の鳥であることが確認できた。まず、九官鳥は翼に白い模様がついている。足は黄色い、そしてペタペタと2足歩行をする。これに対してピョンの翼は焦げ茶で、白い模様などない。足も黒っぽく、足を向後に動かすことができないのか、ピョンピョンと跳ねるばかりである。そんなところからなんとなく、ピョンはスズメの仲間ではないだろうかと思えてきた。その辺のスズメよりは色が黒っぽいが、行動は良く似ている気がする。