1月17日 土曜日    天気は晴れ

 補習校にて保護者会。本日の議題は新年度の父母代表の選出である。これは日本のPTA役員選びと同様に、なり手を探すのに苦労をするものらしく、チェンマイの補習校も例外ではない。現役員の方があらかじめ父母の方々に声をかけて候補になっていただくことを依頼して回っていてくださったおかげで、役員選出は比較的すんなりと決まることができた。補習校運営の難しさは、この父母会に集まる父母を見てもわかることながら、在籍児童の約半分は、片親がタイ人である。父母の役員を日本人から選ばなくてはならないと言う決まりはないが、どうしても書類による連絡事項の多い仕事で、日本語の読み書きができない方には、荷が重過ぎる仕事である。そのため、日本人父母への負担も高まってしまう。
 他の議題としては、授業や宿題で使っている補助教材について、現在の教材から別のモノに変更するかどうかを話し合う。現在使っている教材は、教科書や文部省の指導要綱に沿った構成となっており、きわめて標準的ラインでの編集となっいる。しかし、現場の先生たちからは、あまり評判が良くない。つまり、標準的なため、できる生徒にはやさし過ぎて面白くないし、日本語の苦手な生徒には、難し過ぎるのである。そこで、補助教材をレベルの高いものとやさしいものの2種類に分けようではないかと言う提案がなされていた。しかし、これについて父母会は紛糾した。学校は塾ではなく、生徒のレベル毎に教材を分けるのは適切ではないと言う意見がでた。たぶん、この辺の学校運営の難しさを露呈しているのだろう。

 午後からはムエタイジムへ優泰と行く。日頃の運動不足解消の為に、今日は私もトレーニングに参加する。私はムエタイを習うのではなく、ジョギングをしたり、縄跳びや筋肉トレーニング・マシンを使わせてもらうだけのことである。
 はじめに優泰と一緒に軽いランニングに出たところ、半周も回らないうちに、優泰は転んで膝を擦りむいてしまった。そしてそれでランニングから脱落してしまった。私は約1キロほどのコースを5周回って、たっぷりと汗をかくことができた。それから縄跳びを跳ぶ。私の縄跳びは競技用の縄跳びなので、跳びやすい。それに引き換え、ジム備え付けの縄跳びは、ビニールチューブとしか見えない代物で、重く抵抗も大きいので二重跳びなど不可能な代物である。私がクロス跳びや2重跳びなどを披露すると、ずいぶんと注目を集めてしまった。2時間ほどのトレーニングを終えて、夕焼け空の下、ミニバイクで優泰と2人乗りをして家路に就いたのだが、西の空の夕焼けがとてもきれいであった。

 本日はK.K.トラベルでの作業は航空運賃表の作成。現在手元に来ている各航空会社発表の運賃は3月31日まで有効のものである。タイには日本と違って旅行会社と航空会社との力関係が反対で、航空運賃のイニシアチブは航空会社が握っているようで、航空運賃の卸価格と言うのは、どこの旅行会社もほぼ同じようである。日本であれば、旅行会社毎に航空会社とレート交渉を持って、それぞれ独自の料金を発表しているが、タイでは航空会社から降ろされた航空運賃に、各旅行会社がいくらずつ手数料を上乗せするかというだけのことだから、あまり面白くない。とりあえず料金表はインターネットで他社が発表している料金と比較をしながら値決めをした。かつてはタイからの航空運賃とは、世界的に見て、大変格安であったのだが、今ではタイの運賃はちっとも安くなく感じる。かつて安かったのは、タイが世界の航空会社路線の十字路にあたり、各航空会社が料金競争をしていためであるが、それはあくまで航空会社が主導で決めた運賃であった。それに引き換え、現在の日本はさまざまな制限がつくものの、航空運賃は世界で一番安いのではないだろうか?そこには旅行会社が果たしてきた役割が大きかったと思う。

朝食

ご飯と春菊の茎。

昼食

カノムチーン(タイ風そうめん)。

夕食

コカにてタイスキ。

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