朝、ちょっと辛かった。でも、まだ本格的な体調の変化には気がついていなかった。7時過ぎに優泰と補習校で同級生のHくんのお父さんから電話が入る。H君はタイの小学校に通っており、もう長い夏休みである。この休み期間中を日本で過ごすらしく、H君のお父さんから日本行きの飛行機の切符を頼まれていて、今日補習校で受け渡しをしようと思っていたら、「どうやら、Hも自分も食あたりらしくて、昨日からダウンしてんですよ」と言われる。私は「あぁ、それは大変ですね、補習校には欠席の連絡入れて起きますから」と答えた。まだ、その時点でも、私には余裕があった。
朝食を食べ、水のシャワーを浴び、「もう、暑くなってきたから、朝のシャワーも水で十分だな」なんて気楽なことを考え、優泰とミニバイクに2人乗りして補習校へ向う。ナコンピン橋の上から河原を見ると川で泳いでいる親子連れが見えた。あぁ、もう本格的な夏なんだなぁ、、、と感じ、しかし、なんだか身体が火照ったり、ちょっと寒気がしたりして、変だぞ、水シャワーをして、まだ涼しい朝にミニバイクで風を切っているからだろうか、、。
K.K.トラベルには9時に入り、手配などの作業をこなす。が、パソコン画面になんだか吸い込まれていきそうな、キーボードが遠くなったり近くなったりするような感覚に襲われる。あれれれ、様子が変だぞと気がついたときには、もう重症であった。立ちあがるのもやっとと言う体たらく。こりゃ仕事どころではない。帰って寝なくてはと10時過ぎにはふらつく足でミニバイクに乗って帰宅してしまう。このところチェンマイの気温の変化は1日に20度近くも温度が上がり下がりする。特に、夜も深夜まで30度近い気温が続き、それが明け方前の一瞬、20度くらいまで下がるのだから、風邪も引きやすくなるだろう。帰宅をして、物も言わずにベッドに倒れこむ。半分意識を失った状態だったので、携帯電話が何度か鳴っていたことも気がつかなかった。
午後2時になって、目を覚まし、補習校へ優泰を迎えに行く。具合が良かろうが悪かろうが、これはやらなくては行けない仕事である。しかし、数時間寝ただけで、気分的にもだいぶ良くなったし、身体も楽になった。またナコンピン橋から河原を見ると川で泳ぐ人の数が増えている。泥混じりで決して泳ぐのに快適な川ではないが、お金のかからない娯楽ではあるだろうし、家族や気のあった中までワイワイやったら楽しいだろう。
帰宅後また夕方まで寝てしまう。そして、スタミナつけなくてはと、夕食に台湾食堂へ入って、餃子をたっぷりと食べる。そして、また寝る。明日はワタノーでの補習の日である。早く良くならなくては、、。