12月4日 木曜日    天気は晴れ

 父親の妹夫妻(つまり叔母)とその友人夫妻がチェンマイへ来る。私の父親とはもう20年以上も没交渉にしているのだが、私がまだ高校生だった頃、叔母がまだ旭川に住んでおり、北海道旅行の際に叔母夫妻の所に世話になっていたことがある。まぁ、これも20年以上前のことであるから、今日会うのは約20年ぶりということになる。9時過ぎのフライトでチェンマイに到着され、日本からのツアーで来られていたが、今日だけ離団してもらい、ビートルでチェンマイ市内や郊外を案内させてもらう。また、午後からは我が家にも立ち寄ってもらう。

 メーサーのエレファント・キャンプへも行ったのだが、昼食をゆっくり食べ過ぎたせいか、象のショーはほとんど終わりと言う状況で、ショーのなかでも面白い象のサッカーや踊りなどを見学することができなかった。象の丸太積などはちょっと見ていて退屈してしまう。ここでは象の背中に乗ってもらって30分ほど山を回ってもらったが、感想としては「下り坂が怖かった」とのことであった。

 夕方、KKトラベルに入る。今朝は携帯電話のバッテリーが切れていて、朝からKKトラベルの事務所で充電をしていたのだが、そのまま事務所に置きっぱなしにしていた。事務所へ行ってみると何本もの電話があったとメッセージがデスクの上に貼り付けてある。そのうちバンコクのH部長へ折り返しの電話を入れると「明日にでもバンコクに出てきてくれないか」と言う。しかし、私は明日は家族と過ごすつもりにしていた。このところ家族で過ごす時間がほとんどなくなっていたし、疲労も溜まっている。せっかく、私の仕事のことを考えてのお誘いであったが、やんわりとお断りをさせてもらった。それに明日面会するには今晩のバスに乗らなくてはならない。体力的にも無理である。KKトラベルの経営者は「オリエンタル航空の航空券代を出すから行って来なよ」と言ってくれるが、それも遠慮させてもらいたい。

 夜、ラジオ局でいつもの番組をこなし、9時半過ぎにナイトバザールへ行く。叔母夫婦に託したい日本への土産物を調達しようと思っていたが、では一体全体何を土産として託したら良いか皆目見当もつかない。ナイトバザールはいつものように世界各国からの旅行者たちで大賑わいである。私はこうした場所が苦手であるし、売り子たちから声をかけられるのも好きではない。第一、ごった返していてじっくり品物を見ていることもできない。押し流されるようにして土産物屋台が歩道の両脇に並ぶ通りを何度も往復する羽目となった。でも、結局自分で納得できるものは何一つ求められなかった。夜、11時過ぎ、ぐったり疲れいて帰宅する。夕食として食べられるものは何もなく、インスタントラーメンをすする。

朝食

味噌煮込みうどん。

昼食
カムインハウスにて北タイ風オードブル、チャーハン、ソムタム、空芯菜炒め、豚肉のカレー煮チェンマイ風。
夕食
チャルメラの塩ラーメン。

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