8月4日 水曜日    天気は曇り ときどき雨

 朝、7時過ぎにプラザホテルへツアーの立会いに出る。ゴールデン・トライアングルへの日帰りの貸切ツアーなのだが、今回は私は同行せずにガイドさんにすべてお任せである。K.K.トラベルでの引継ぎ役をこのガイドさんに引きうけて欲しいと言うわずかな期待を持っていた。まず、ベテランで優秀なガイドであるし、日本語が実に堪能である。ロングステイに関する相談でも実力を発揮できそうであった。しかし、「自分は、オフィスの中の仕事とは嫌いだから」と簡単に断られてしまった。

 ビートルのオイル交換をガソリンスタンドで行う。スタンドでは、オイル交換と併せて各種点検をしてくれて、チェックシートをくれることになっているのだが、これは毎度の事ながら、実際にはほとんど何も点検せずに、チェックシートにチェックを入れている。車検の時もそうで、まぁ車検の時のノーチェックはウエルカムだが、オイル交換時のチェックはきちんとチェックをしてもらいたいものである。あしたはバンコクまでのドライブをすることになっているし、途中で故障は勘弁して欲しい。

 日中にワタノーでの授業を行い、昼休み中に外国語職員室の先生に、近々帰国することになったと告げる。前期の授業は10月の半ばまであることになっているが、その前期の授業もまっとうできない状況であることを詫びる。「いつ帰ってくるの?」と聞かれたが「きっと、何年も先になるはずだ」と答えた。「じゃあ、とにかく何年先でも良いから、チェンマイに来たら学校に寄りなさい」と言われる。そして、今後のことは、私が悩む必要はないから心配ないと励まされる。
 その生徒たちの中で、昨年度のクラスの女の子が、1人廊下で泣いていた。いつも教室の最前列の席について、熱心に授業を聞いてくれていた色黒で縮れ毛の女生徒である。話を聞くと、教室の机に置いておいた携帯電話がなくなってしまったと言う。タイの学校でも、生徒たちに携帯電話はかなり普及している。授業中にベルが鳴るようなことはないのだが、持っている子は多い。が、日本の携帯電話の相場や物価水準から比較すると、日本とは比べ物にならないくらい高価なものである。その携帯電話が無くなったと言うことは一大事である。ここの生徒たちは、皆、素直で良い子達だが、やはりこうした盗難事故はよく発生しているようである。無くなったと言う携帯電話の電話番号に電話を入れてみたが、つながらなくなっていた。

 昼過ぎからはK.K.トラベルでのオフィス・ワーク。今月からの新規の申し込みは受けないと言っていながら、実際には依頼が来たらほとんど受けて手配をしてしまっている。しかし、ホームページ上に「新規の申し込みを受けられない」旨の掲示をしている関係で、依頼のメール自体は3分の1以下に減少している。もっとも、在住者など常連のお客様が来店されての申し込みなど、とても断るわけには行かない。その代わり、近く帰国することになったとご案内させてもらう。こうして、周辺から帰国問題を埋めていき、帰国と言う現実を、後戻りできない現実に仕立て上げなくては、、。

朝食

ニラ玉とご飯、インスタント味噌汁。

昼食

春雨と野菜の炒め物。

夕食

酢の物、春巻き。

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